プロジェクト中間報告会の概要
2021年7月に発表・開始された14のプロジェクトの中間報告会が、12月16日に開催されました。
今回はZoomでのオンラインとリアル(サイボウズ松山オフィス)で開催され、zoomでは約20名の方が参加し、リアルの会場となったサイボーズには約30名のメンバーが集合!
1プロジェクト4分(代表からひと言1分+質疑応答3分)とタイトな時間ながら活発な質疑応答が繰り返され、最後には各プロジェクトに対する投票も行われました。
この記事では、当日のイベントレポートとして、発表された14のプロジェクト中間報告と、岡田未奈さんのグラレコをお届けします!
1. おせっかいな大人たち-PJ
プロジェクトオーナー:岡部明吉
大人が学生たちに「いろんな仕事・生き方の選択肢を知る・考える機会を作ってあげたい」という想いを胸に、活動をスタート。半年で8回のミーティングと学生へのインタビューを行ったと中間報告をしました。
質疑応答では、リアルの開催の予定やそのイベントの告知方法などの質問が投げかけられました。その答えとして、3月にリアルイベントを開催予定、その前に2回オンラインイベントを行う予定とのことでした。イベントの告知方法については検討中です!
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2. たてヨコ愛媛MAKERS-PJ
プロジェクトオーナー:山田敬宏
小ロットで、しかも安価にモノを作ってくれる愛媛の企業や施設と提携して、もっと気軽にモノを作り、たてヨコECサイトで売りたいというプロジェクト。活動報告としては、現在メンバーを募集中!とのことでした。「現在、作っているものは?」また、「どんなメンバーを募集中ですか?」などの質問では、ミニチュアのみかんのコンテナを作成したこと、メンバーに関しては、「優しい人」と冗談を言いつつも、ものづくりに興味がある人と一緒に活動していきたいとのことでした。
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3. たてヨコラジオ-PJ
プロジェクトオーナー:町田祐一郎
たてヨコ愛媛のコミュニティメンバーとの雑談や質問、お便りを届けているポットキャスト(インターネットラジオ)番組。9/22に1回目の配信を行い、ひとりで話す回とゲストを招いてトークをする回を実施。現在まで12回の配信をしていますと活動報告を行いました。ゲストについての質問が多く、ゲストは「笑っていいとも!」形式で、ゲストが次のゲストを紹介しているとのこと、また「ゲストとしてお話したい人も大歓迎! 自分のしている活動を知ってもらう機会にしてください!」と声掛けを行いました。
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4. たてヨコオンライン本棚-PJ
尊敬する人の読んでいる本が気になる、その人の視点が知りたいといった観点から始まったプロジェクト。おすすめポイントをキャッチコピーにしてみると、同じ本を読んでいてもコピーがそれぞれに違うはず!そして、その違いを楽しむことがプロジェクトの目的です。活動報告としては、活動が止まってしまっているため、今後はコンテンツをウェブサイトに公開し、たてヨコ愛媛のメンバーに記事を投稿してもらいたいとのことでした。2月にはコンテンツが完成予定です!
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5. 松山再エネ新電力-PJ
プロジェクトオーナー:河合崇
余剰電力を使ったサービス、商品、取り組みをブランディングし、新たな電力創出で地域を活性化する仕組みを考えるプロジェクト。目的達成のための議論をメンバーと重ねたと活動報告を行いました。アイデアとしては、余剰電力を使い生産された商品に対して余剰電力分をその商品の価格に反映されるといった日本初(!?)の仕組みを来春までには実現し、今後はブランドのロゴ、コンセプト、キャッチコピー等をたてヨコのメンバーで作成し、認知度を広げていきたいとのことでした。
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6. 脱炭素アクション-PJ
プロジェクトオーナー:山中三沙貴
環境問題に関心のある、20〜30代の女性の3.5%にアクションを起こしてもらおうという想いからスタート。活動報告としては、9月にたてヨコ女性メンバー6名で集まりヒアリングを行ったこと、また11月には運営メンバー3人でたてヨコラジオにゲストとして出演し、「パタゴニアのビール」の紹介をしたとのことでした。また、今後の目標としては、小学生に人気のSDGsゲーム「Get The Point」のご当地版を作ること、その製作に向けてターゲットの女性を巻き込んでいきたいとのことでした。
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7. たてヨコ愛媛インターナショナル:国際料理教室-PJ
プロジェクトオーナー:安藤志珠
外国の方と一緒にお料理教室を開催し、松山に住む外国の方からその国のお料理を学んだり、逆に日本のお料理を教えてあげたりしようというプロジェクト。中間報告としては、コロナ禍でなかなかお料理教室が実施できなかったものの、10月にベトナム人のチャンさんを講師として迎えて教室を開催。また、会場参加のメンバーから「三越のオープンキッチンを使ってお料理教室を開催してみては?」との提案が!新たな展開が期待できそうです!
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8. これからマツヤマインタビュー-PJ
プロジェクトリーダー:稲見益輔
「これからの松山についてみんなでディスカッションしていこう」というプロジェクト。中間報告は、7月に株式会社伊予銀行会長 大塚氏をゲストにお招きしオンラインイベントを開催。松山のビジョンについてディスカッションを行い、仮説を立て、実験していくプロジェクトとして成長することが目標。2022年の2月には2回目のイベントを開催予定。2回目のゲストについての質問には、「現在、探しています!」とのこと。次回のゲストに乞うご期待!
これからマツヤマインタビュー-PJ/プロジェクトページ
9. たてヨコピンポン-PJ
「みんなで卓球をしましょう」というプロジェクト。誰でも参加できるスポーツを通じて飲み会に変わるような立ち位置に成長したいという目標もあります。また、卓球だけではなくて、ピンポン+●●といった企画も考案中!まだ、実際には活動が行えていないため、2022年1月に1回目の練習会を行うことが目標。卓球初心者も大歓迎!経験者が卓球を教えて、「楽しく安全に」を目的にゆるくスタートさせてハードルの低いものからカラダを動かしていきましょう!
たてヨコピンポン-PJ/プロジェクトページ
10. ペットフレンドリーえひめ-PJ
人とペットがもっと一緒に暮らしやすい街にしたいという想いでスタート。ステッカーを店に配布し、ペットの入店がOKかどうかを発信していきます。中間報告としては、「ペットの入店OK」と「キャリーでの入店OK」の2種類のステッカーを作成。カフェを中心に20店舗のお店を回り、現在5店舗のお店にステッカーを貼ってもらっています。ペットフレドリーえひめのWebサイトを開設し、ステッカーを貼っていただいたお店を地図上にマッピングして紹介。SNSと連携してコメントの記入や店舗情報の記載も可能。
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11. IoT高齢者見守りサービス-PJ
プロジェクトリーダー:浅海功樹
きっかけは、祖父の転倒死。高齢者の見守りを実現するためのIoT機器を開発し、見守り者用サイトの開発、サービス提供のための環境整備までを行うプロジェクトです。一定時間、見守る対象の高齢者が通過しなければ管理者にLINEで通知をする仕組みを開発。IoT機器の開発、通過時の検知とLINEの通知まで成功しており、「技術面な部分のメドと、サービスとして見通しが立ちました!現在はプロトタイプを作成中です。活動費を宜しくおねがいします!」と活動報告を行いました。
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12. たてヨコアカデミア-PJ
様々な分野に精通したたてヨコ愛媛メンバーが「マスター」となり、お話をするプロジェクト。オンラインで、経済学、地方政治学、地方スポーツ学など、様々な分野で活躍しているマスターを招いて、16回のアカデミアを開講したと中間報告を行いました。「マスターをどう選んでいるの?」という質問では、たてヨコ愛媛のネットワークのみでマスターを選んでいること、また、必ずしもマスターはたてヨコのメンバーでなくてもいいということでした。
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13. 心のバリアフリー-PJ
プロジェクトリーダー:石川水緒
車椅子の方やベビーカーを使っている子育て世代の方に対して、店先にステッカーを貼ることで「手伝いが必要なら気軽にどうぞ」と意思表示を図るプロジェクト。現在、ステッカー協力店舗は220店舗を超え、Webサイト「心のバリアフリー(リンク)」も完成! 「活動の拡大は?」という質問に対しては、新居浜市でも活動をしたいという人が現れています」と、松山市外にも活動が広がる可能性があるとのことでした。さらに「劣化したステッカーを見かけたら張替えに行くので、そのお店を教えてください」とのアナウンスもありました!
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14. PJ Novel
プロジェクトリーダー:渡辺ことり
小説を軸としたクリエーターズプロジェクト。現在のメンバーは14名、作品総数は400本(!)、オンラインイベントで映画勉強会を開催しましたと中間報告を行いました。今後は、PJ Novelのラジオを開局し、物語についてゆるりと話す音声コンテンツや「ショートショート」に関するSNSの投稿の発信を強化していきたいという目標も。会場からは「文学賞とかになってくると面白いのでは?」といった意見や「数が揃うと色々とできるので、これからが楽しみです!」との意見も聞かれました。
プロジェクト投票/結果発表
最後に、当日の報告を聞いて、活動に共感したプロジェクトや頑張っているなと思ったプロジェクトに投票!「順位をつけるのではなく、活動費を割り振る時の一つの目安にするつもりです」とテイトさん。
そして、気になる順位は・・・
1位: 心のバリアフリー-PJ
2位: たてヨコラジオ-PJ
3位: たてヨコIN:国際料理教室-PJ
でした!

この先の展開がどのようになるのか!?
まだまだ発展しそうなプロジェクトもあり、楽しみですね。
岡田未奈さんのグラフィックレコーディング!
当日イベントにもご参加いただいていた岡田未奈さんがグラフィックレコーディングを作成いただいてました。絵がかわいい。お話を聞きながらこんなもの描けるとか、すごいとしか言えません。


おわりに

中間活動報告会は、終始活動賑やかに進行。
来年のプロジェクト報告会が楽しみになる会となりました!