Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

エッセイ

私を支えてくれる「言葉」

タテヨコのみなさま。ご無沙汰しております。愛媛大学を卒業して、現在はシェフィールド大学で修士課程に所属しています、小林です。現在は修士論文執筆真っ最中です。イギリスにいてもこうしてタテヨコに繋がりを持てるコラムの存在に感謝の気持ちでいっぱいです。

「今回は何を書こうか」と今回だけに限らず、毎回頭を悩ませるのですが、今日は「言葉」について書こうと思います。

人生を変える「言葉」

私の興味の一つでもある言葉。毎日何気なく使う、耳にする言葉に影響を受けながら日々人生を送っている人がほとんどではないかなと思います。

私はいつも悩みがちな人生を送ってきたので、自分を奮い立たせてくれる言葉たちを書いて自分を前に前に推し進めてきました。特にどんな社会人になりたいのか、どんな職業につきたいのかについては人よりも何倍も迷い、悩み、考えてきたと思います。

今日はいつも私を支えてくれている言葉たちを6つだけ激選して紹介しようと思います。

1. 「置かれた場所で咲きなさい」

これはノートルダム清心女子大学の故渡邉和子さんの言葉です。自分のとった選択肢が自分にとって一番望んでいたものでなかったとしても、その場所でできることを一生懸命にやる。一生懸命にやっているからこそチャンスや可能性が開けていくということを教えてくれる言葉です。

また何よりも置かれた場所で咲こうとする行動の根底には感謝があると思います。だからこそ、どんな環境でも与えられたものに感謝をして精一杯やっている人はきっとうまくいくのだと私は信じています。

2. 「やらずに後悔するくらいならやってみて自分で振り返る」

尊敬している社会人の方にかけてもらった言葉です。留学にいくか迷っていた時の自分の背中を押してくれました。正直なところ、留学前から留学して得られるものが具体的に見えていたわけではありません。留学という時間とお金をこんなにたくさん使ってしまうことをしていいのかと考えない日はありませんでした。

しかし、実際にきてみて、「ああ、この人に会うために(この経験をするために)私はここにきたんだな」と思うような出来事に日々恵まれ、かけがえのない貴重な経験が日々増えています。そしてこの留学があったからこそ、自分の将来の選択肢を増やすことができました。

あの時、不安だったけどやってから後悔すればいいと言い聞かせて決断した自分はこの言葉があったからこそできたのだと思います。

3. 「ポジティブに考える」

耳にタコができるくらい言われている私の母の言葉です。
上にも書きましたが、私はかなり心配性で、うまくいかなかったらどうしよう、こうなったからにはうまくいかないかもしれない。とマイナスに考えてしまうことが多いのですが、そうした心配事を相談するたびに「ポジティブに考えなさい」と母から言われていました。

「まだ起きてもないことを不安に思うよりも、まずは自分にできることを考えてそのために行動しなさい」相談すると必ずこのように言われてきました。結局、留学や就活を通して、心配しているだけでは物事は前に進まず、なんでも手を動かすことが大事なのだなと感じました。

「Everything happens for a reason」この出来事もきっと何か意味があるはず!とポジティブに考えることはどんな場面でも必要なんだと思います。

4. 「日々、全力で後悔のないように過ごす」

これは私がこれまでの経験で大切にしたいなと思っている言葉です。どれだけやっても後悔は必ずあると思うのですが、過去を振り返った時に「ああ、あの時自分は頑張ったな」と思えるかどうかはとても大事だと思っています。

仕事や勉強に限らず、人間関係もそうだと思います。限られた時間の中で誰とどんな時間を過ごすか。時間はあることも大切ですが、使い方はもっともっと重要なんだと思っています。

5. 「1年後は自分も想像できない私でありたい」

尊敬する女優である橋本環奈さんの言葉です。
私の一つ上ということもあり、同年代であるからこそ、彼女のマインドにいつも勇気をもらっています。

橋本環奈さんは本当にポジティブで、揺るがない芯を持っていることで有名です。彼女の言葉を聞くたびに私ももっと頑張っていきたいと思えます。この言葉を聞くと、いつも自分の理想を想像し、それに向かって歩みを続けることは大切だなと感じます。

また迷った時の判断基準としても「私が尊敬する人だったらどう考えるか?」を考えることは自分の中でのぶれない軸を作ることに繋がると思います。いつも自分の中で理想を持っておく。それを実現するために行動する。たくさんの小さな成功体験が人間としても深みを出してくれるのではないかなと思っています。

6. 「理不尽なことが起きること自体が理不尽」

嫌なことが起こってしまって母に相談した時に大抵言われる言葉です。「理不尽なことが起きること自体がおかしいのだから気にするな」といつも言われています。

生きていると自分が納得いかないことは多々起こります。
留学中も「なんでこんな目に合わないといけないのか」と涙が出そうになった出来事もありました。ただその度に嘆いたりしていてもただただ時間がもったいないだけ。理不尽だ!と割り切ってしまって前に進む方がよっぽどいいのだということを教えてくれた言葉です。

結局、後から何事もなかったかのように解決してしまったり、悪いことが起きても気にしないことが一番だなと思っています。

最後に

私はかなり悩みがちで、困難にぶち当たって打ちひしがれることの方が今まで多かったと思っています。また、例えば「日々、全力で後悔ないように過ごす」と考えていても、自分の弱さに負けてしまうこともあります。でもいつもいろんな「言葉」に囲まれているからこそ、私は前向きに頑張れるのかもしれないなと思っています。

来年4月からは社会人という次のステージに進みます。こうした言葉を胸にまたステップアップできるよう頑張っていきたいと思います。

皆さんの好きな言葉はなんですか?

ABOUT ME
小林 美晴
広島県広島市生まれ。愛媛大学法文学部人文社会学科3年生。 幼稚園の園長先生の話をきっかけに平和と戦争に強い関心を持つようになる。小学1年生の時に自分が被爆三世だと知り、原爆に対して当事者意識が芽生える。高校入学と同時に核兵器廃絶に取り組む団体「高校生一万人署名活動実行委員会」を知り参加。高校二年生の時には第20代高校生平和大使広島県代表に選ばれ、スイスの国連欧州本部を訪問。帰国後は市民の活動から政府が主催するイベントまで幅広く活動に取り組む。高校卒業後、愛媛大学に進学し、その年の夏に国際NGOピースボートの日本一周クルーズに「おりづるユース特使」として乗船。その後、コロナ禍において活動が難しくなる中、オンラインでの平和活動に取り組む。大学二年生の秋からNPO法人PCVに参加し、平和公園ガイドや平和教育プログラムに携わる。今年の5月には「議員面会プロジェクトin愛媛」という新たなプロジェクトを愛媛で立ち上げる。現在愛媛と広島を中心に平和活動を展開中。 私でしかできない方法で平和を創り続けたいです。
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