心のバリアフリーステッカーPJ 中間報告
松山市社会福祉協議会が公開する「まつやまバリアフリーマップ」
検索項目が充実しており、障がいの状態や目的から利用可能な施設を探せます。
例えば、当PJ代表の石川水緒さんが
「市内中心部」で「食事」したいと検索します。
『何件のお店がヒットすると思いますか?』

答えは…
『1件』です。
石川さんは車椅子ユーザーですが、
果たして、彼女の利用できるお店は本当に『1件』しかないのでしょうか?
利用できるお店が『1件』と表示されたら、僕はとても平常心ではいられませんね。
中間報告
皆さんお久しぶりです。松山市役所の岡野です。 当PJにご協力いただいている方々、いつもありがとうございます。 はじめましての方々、ちょこっとだけ力を貸してもらえませんか? 車椅子の方やベビーカーを押す子育て世代、お年寄りが気兼ねなくお店に入れるよう、 店先にステッカーを貼ることで「手伝いが必要なら気軽にどうぞ」と意思表示する 「優しさの見える化」を図るPJです。

さて、誤解のないようにお願いしたいのが、前述のバリアフリーマップを批判するつもりはないこと、です。
官庁主導だと、段差の有無だけでなく、多機能トイレや障がい者用駐車スペースなど、物理的障害を排除したものを「バリアフリー」と定義することが多いです。しかし、車椅子ユーザーでも障がいの程度は様々です。障がい者をひと括りに捉えず、一人ひとりを尊重し、選択肢を提示することがダイバーシティを受け入れることだと思います。当PJでは、手伝いの意思をもったお店の入口写真を掲載することで、一人ひとりが自分に合ったお店を選択できる環境をサポートしたいと考えています。
「公務員なら公共事業としてやれよ。」
おっしゃるとおりですね。しかし、そもそも障がい者差別解消法と逆行する当PJを官公庁で取扱うのは相当ハードルが高いです。それでも現実に困っている人がいるなら、公人として長い時間かけて苦労するより、私人として即実行する性格なので、そこは寛大な心で受け止めてやってください。
Webサイト制作
ありがたいことに、ステッカー協力店舗は220を超え、管理や利便性に課題を感じるようになりました。そこで、ジャンルやマップから検索できるWebサイト制作を計画します。
とは言っても、ただの公務員にそのような能力はありません。じゃあ、委託しようということで、理想とする機能要件から相場を調べると、どうも50万円ほど必要と判明。よし、補助金を取りにいこう。と、公務員のスキルを珍しく活かせそうな流れになりました。
三浦保愛基金
結果として、三浦保愛基金から助成を受けることになるのですが、これには運命を感じました。ご存じの通り、三浦保さんは三浦工業の創始者です。そして、たてヨコ愛媛の創始者といえば?そう、三浦工業のTateさんなわけですよ。あぁ、これはもう天啓だな、と。ここから助成を受ける運命だったのです。
「助成申請書ってどんなの作ればいいの?」
公務員の得意分野です。いつでも相談に乗りますのでDMください。
エス・ピー・シー
Webサイト制作を委託したのは、「タウン情報まつやま」でお馴染み(大美さんでお馴染み?)のエス・ピー・シーです。正直、サイトの管理とか面倒だし、よくわからない。ランニングコストもかかるだろうし、そもそもイニシャルから不足するだろうな、と考えて、部長に直談判しました。
結論から言うと、当PJをエス・ピー・シーの社会貢献事業の一環としてもらい、サーバーも間借りさせてもらいました。タウン情報まつやまの10月号から毎号、特集ページも作ってもらってます。12月20日号をぜひチェックしてみてくださいね!
完成したサイトはこちらです。(画像クリックで新しいウインドウが開きます)

一人でも多くの人へ優しさが届きますように。
ぜひシェアをお願いします!
エールラボ
愛媛県のDX推進基盤「エールラボえひめ」って知ってますか?民官共創で社会課題を解決しようとする試みで、実行に移せてないアイデアやステップアップしたい事業を県が後押ししますよ、っていうプラットフォームです。
Webサイト制作を委託したときに、サイトイメージのチラシデザインまで作ってもらえることになり、どう効果的に配布するか、と考えていたときにエールラボを知り応募しました。
プレゼンには多少自信がありましたが、いざ当日、審査員の顔ぶれを見ると、HUB人間の久保さんと世界の田中さんが。あれほど緊張しなかったプレゼンは初めてでした。勝ちを確信しました。
実は当PJ、エールラボの第一号認定事業だったりします。
プレゼンに使用した資料を公開しますので、よかったらご覧ください。
写真撮影
PJ立ち上げ当初の予想を超える反響をいただく中で、「優しさに一番触れてるのって僕らだよね。」と石川さんとよく話します。
ここらで当PJのアイコンでもある石川さんのプロフ写真をプロに撮ってもらおうと思い、普段からお世話になっているミーツフォトグラフィックスへ依頼しました。(内緒:岡野の紹介と伝えると少し安くしてくれるみたいですよ。)
どうです?いい写真でしょ?

今後の予定
今後は新デザインチラシを活用して、心のバリアフリーを広めていきます。
チラシを置いてくれる、または配布してくれる方はぜひコメントください!
12月16日には、またまたNHKさんが当PJを紹介してくれますので、ぜひチェックしてみてください。
ひめポン!18:10~


申請したい活動資金
支援してもらいたい活動費用は以下のとおりです。
- チラシの印刷代(1,500枚)
- 石川さんのプロフ写真の撮影代
約20,000円の経費を要しています。
加えて、今後のステッカーやチラシの増刷費用として10,000円、合計30,000円の支援をお願いします。
最後に(お願い)
ぜひ皆さんにご協力いただきたいことがあります。
サイトに掲載する「お店の入口写真」が不足しています。
お店の入口の幅や段差の有無を事前に確認することで、安心してお店を選べるようにしたいのですが、全店舗の写真撮影まで手が回っていない状況です。そこで、サイトを見て、入口写真が登録されていないお店付近に行く機会があれば、コメント欄に入口写真をアップしていただけませんでしょうか?写真はスマホで撮影したものでかまいません。お店の入口外観(店先の地面が写るように)をお願いします。いただいた写真はこちらでサイトに反映させます。
すでに写真が掲載されていても、外観が分かりにくい、外観が変わっている等あれば、更新しますので、同じくコメント欄に写真をアップしてください。
街中を歩いていると、ステッカーを目にする機会が増えました。
見つけるたびにあたたかい気持ちになります。
ステッカーの意義が広まれば、障がい者・健常者に関係なく、街中が優しさであふれるかもしれません。
一緒に優しさの見えるまちづくりをしませんか?