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たてヨコ愛媛で立ち上がったプロジェクトの紹介と報告記事。
メンバー募集中のプロジェクトもあります!

DAISプロジェクトエッセイビジネスライフスタイル休止

DAISプロジェクトって何?~普通の会社員がフリーランスになるまで~

はじめまして!坂本と申します。
DAISプロジェクトへの出会いから、会社を退職し、今に至るまでの2年間の私自身の経験について振り返ってみました。
拙い文章ですが最後までお付き合いいただけるとうれしいです。

DAISプロジェクトとの出会い

2019年の夏。そのころの私は、自分が何をしたいのかもわからず、仕事も伸び悩み、何か不満だけど何が不満かわからない。不満と言うことにさえ飽きてきた毎日を過ごしていました。
そんな時上司から、「”DAISプロジェクト”という次世代リーダーシップ研修があるけど行ってみないか?」と声をかけていただきました。

「リーダーシップ」という、過去の経験から良い印象がなく、面倒くさいイメージの言葉に激しく拒否反応を起こした私は、一旦は躊躇したのですが、その拒否反応をも上回る「謎の研修への興味」と、「異業種の人と一緒に何かできるチャンス」、あとは「この不満と言うことにさえ飽きてきた毎日から、なんとか抜け出せるかも?という期待」が私を後押しし、えいやっ!で参加することを決定。

それが後に私の人生に大きく関わってくることになるとは、その時は思いもよらず。

いよいよ始まったDAISプロジェクト


2019年11月。おっかなびっくりな気持ちで会場に行き、初めましての方々(業界・業種も違うメンバーによる混成チーム)とチームになり、あれよあれよとプロジェクトが開始。

答申先(自治体や企業など)のリアルな課題について、チームメンバー4人と、6日間をかけてフィールドワークなどを行い、解決方法を模索。実際の施策として採択されることを目標にプレゼンを行います。チームは全部で4チーム。最終的には順位もつきます。

普段、パソコン仕事が主だった私にとって、初めての経験が続きます。

このDAISプロジェクト、プレゼン以外にも、心に刻まれるプログラムがありました。それは毎夕「リフレクション」の時間があることです。

チームの状況をお互いに言葉にすることで確認しあい、メンバーの良いところ、改善してほしいところなどを率直に伝えあう時間です。

たった数日間一緒だっただけにもかかわらず、メンバーから、私が実際に「リフレクション」で伝えてもらったことは以下のような内容でした。

いかがでしょうか?もちろん私個人のことなのでピンとこないと思いますが、私はこれらの言葉をもらって、本当に感動したのです。「こんなに私のことを見てくれているんだな。私ってこういう人だったんだな。みんなの期待に応えてみたいな。」と。実は2年たった今でも、時々見返すことがあるほどです。

最終プレゼンは残念ながら「採択されない」という結果に終わりました。その事実はガツンときて、ただただ悔しく、自分の能力のなさを痛感した出来事だったのですが、それ以上に、自分が今まで如何に、「会社の方針だから」「上司の指示だから」「残業時間がオーバーしそうだから」そういった環境のせいにしてきていたかということを身に染みて感じたのです。

DAISプロジェクト後の私に起こった3つの変化

会社に戻ってからの私の変化について、まじめに振り返ってみます。

1つ目は「自分のチームだけではなく、もう少し範囲を広げて、同僚たちのために貢献できることをやってみよう」という気持ちになったことです。

ちょうど部内で立ち上がった組織活性のためのプロジェクトのメンバーになりました。本当に心から「部内のみんなが楽しく会社に来れる、そして成長を感じてもらうことができること」を願って活動するこができました。きっと以前の私だったら「とりあえず無難にこのプロジェクトを遂行する。私のできることなんて限られている。そもそもメインの仕事が忙しいのに煩わしいな」という気持ちが先行したと思います。

2つ目に、大企業で求められるビジネスパーソン像は限定的であると気づきました。今でもそこから抜け出せない私がいて、非常に苦しんでいるところです。いつの間にか求められるビジネスパーソン像に合わせにいくことが「目的」となってしまったのだと思います。
会社にとってはそれでいい場合もあるかもしれません。しかし、少なくともイノベーションを起こしたり、未来の企業文化をつくったりする人材にはなり得ないのだなぁと。

もしかしたら、会社が求める人材からは遠くなっていったかもしれません。でも私が会社で働くためには必要な意識転換でした。

3つ目に、 拒否反応を起こしていた「リーダーシップ」にも向き合うことができるようになりました。
強い力で周りを鼓舞したり、引っ張ったりというだけでなく、自分自身をリードする力としての「リーダーシップ(セルフリーダーシップ)」が重要だと気づくことができました。

組織やメンバーに順応し、共感し、メンバーの力を最大限発揮できるような場づくりを行うことが、今の私にとってのリーダーシップです

その後のワタシ


急展開の2020年12月。私は会社を退職しました。いくつかの理由の一つとして、家族と一緒に住むために愛媛県外に引っ越す必要があったからです。

夫が仕事を辞めるという選択肢がないわけではなかったのですが、私の方が、このコロナ禍で柔軟に働くことができるという根拠のない(!?)自信から、退職を決め、フリーランスの道を選択しました。この自信もDAISに参加したから得たものです。

DAISに参加していなければ、年齢的にも退職する勇気がなかったかもしれません。そして仕事にも集中できず、ただ会社に毎日足を運ぶだけの社員になっていった可能性があります。
仮に退職していたとしても、新しい仕事に踏み込めず、「やりたい仕事」ではなく、「とりあえず今できる仕事」を選択した可能性もあります。

なんの変哲もない「会社員A」だった私は、「会社員」がなくなると、「A」でもなくなったかもしれません。でも今、私は「A」という一人の社会人として存在することができていると感じています。

越境する学習!?修羅場を体験してみよう♪

普段の生活の中でも、情報を収集したり、出来事について思いを巡らしてみたりなど、工夫や行動次第で、自分自身を成長させることができるでしょう。
しかし「修羅場…自分の限界を突破したり、やるしかない!と腹をくくらなければならない想像を超えた状況」を乗り越えたとき、大きく成長する。という経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか?

「リフレクティブ マネージャー 一流はつねに内省する(光文社新書)」で、著書の中原淳さんは「越境する学習」が「修羅場体験」に代わりうると記述しています。

ビジネスパーソンにとっての「越境学習」とは、所属している会社や組織を越えることで、仕事に対する姿勢や文化、アプローチの方法など、自分が持つ「当たり前」を大きくアップデートさせることを言うのだと思います。

またそれは、知らず知らずのうちに作り上げた「(スケープゴートとしての)自分」という枠組みを越えて、一歩踏み出すことでもあります。

DAISプロジェクトは「越境する学習」・・・つまり修羅場!の経験に値するものだったと、今振り返ると整理できます。

DAISプロジェクトへのお誘い

みなさま!DAISプロジェクトへのご参加をお待ちしております!

DAISのwebサイト↓

・越境する学習に興味のある方
・リーダーシップを見直したい方
・第三者から自分が知らない自分を言葉にしてもらいたい方
・答申先(自治体や企業) と関わることで社会との接点を持ってみたい方
・家と会社の往復ばかりで退屈だと感じている方
・学生時代の部活や学園祭の時のように何かに熱くなってみたい方
・これらに当てはまらなくても、少しでもDAISに興味をもっていただけた方

2021年11月18日から、次のプロジェクトを開始します。
今(2021年11月上旬)ならまだ参加申し込み可能ですので興味のある方はぜひご連絡ください。またオブザーバー参加も可能です。

プロジェクト詳細はテイト永渕さんのコラムからどうぞ!
そしてDAISプロジェクトのファシリテーターである巴山雄史さんのコラムもあります!

皆さん騙されたと思って、一生に一度DAISプロジェクトを経験してみませんか!?

ABOUT ME
坂本 亜紀
松山市生まれ、松山市育ち、高松市在住。 愛媛県内高校・大学卒業後、県内企業に就職し、情報システム関係の仕事に15年間従事。 現在フリーランス。NPO法人DAIS社員。 わらじ1: 15年間勤めた一般企業を退職し、成り行きでフリーランスとしてやっています。でもまだまだ分野が定まっていません。これからゆるりと探していきます。 <興味がある分野> 社会人の学び 企業人の成長 女性の生き方 キャリアコンサルタント/セルフキャリアドック わらじ2: 大学はピアノを専攻、同時に打楽器も履修。卒業後は打楽器の仕事をメインにしていたため、県内では「打楽器の人」と認識されています。 <所属> 西日本打楽器協会 愛媛県支部 マリンバデュオ Duo Liberta アコースティックユニット Ong Bu-ng マリンバトリオ lapis lazuli トーンチャイムアンサンブル Texture どちらのわらじも、感動すること、心揺さぶられること、揺さぶることを大切にしています。 よろしくお願いします。
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