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たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

エッセイビジネスライフスタイルチーム

Are You 怪人二十面相?

大美です。さて3回目の登場です。
今までドローンのネタやらVRのネタやらを投じてきましたが、今回はちょっと毛色を変えて、「おやじの会」をテーマにダラダラお話したいと思います。
(その割りにタイトルが怪しすぎますがそれはまた後ほど)。

「おやじの会」ってナンジャラホイ?

さて私、実は娘たちが通っていた小学校で「おやじの会」の会長を10年以上やっておりました(異常ですww)。
で、おやじの会って何?かというと、よくある保護者が参加する活動で「PTA」がありますよね。最近ではやりたくないのにムリヤリ役を押し付けられるとか、参加しないという選択肢がないとか、いろいろ言われているアレです。
もともとPTAって、Parent-Teacher Asociation.親と先生の社会教育関係団体って意味で、基本的にボランティア活動なんですよね。子どもを学校に預けて先生任せにするのではなく、保護者も関われるところは関わって、社会的に子どもの教育に関係しましょう。って活動です。
で、PTA活動に参加される保護者って母親が多く、父親=おやじはなかなか参加しづらいんですよね。活動内容だったり雰囲気だったり、いろんな理由はありますが。
でも、おやじだからできる子どもとの関わり方もあるんじゃないの?って考えで、PTAと違うおやじのグループをつくっちゃおう!ってことで生まれたのが「おやじの会」だったりします(諸説あります)。
このおやじの会、学校によってはないところももちろんあります。あっても活発なところもあればそうでないところも。PTA組織の一部になっているところもあれば、完全に独立しているところもあったり、もしくは地域と密接に連携しているところもあります。活発なところは県の教育委員会とも連携していたり、県をまたいでより広範囲に活動しているところも…。面白いでしょ。でも、みんな子どもたちが楽しく学校生活を送れるように、いろんなことを企画しています。

ちなみに、過去、私が小学校のおやじの会でやってきた内容をご紹介しますと…

親子登山イベント:学校の近くの山(標高273m)へ親子で登山して山頂で校歌を歌う
運動会:ジュース販売、駐輪場の整理誘導、テントの準備・片付けなどの力仕事
夏休み「防災キャンプ」:プールで水難救助訓練、空き缶ご飯炊き、斜降式救助袋(シューター)で避難訓練、体育館で宿泊訓練、お化け屋敷運営など
バザーアトラクション:ストローロケット射的、巨大シャボン玉チャレンジ、くじ引き
定例会と称した飲み会

でしょうか。子どもたちが楽しめるコトをおやじも全力で楽しみながら実現する!という活動でした。基本的に「できるときに、できることを、できるだけ」をテーマにしていたので、強制も命令もなし。こんなんやりたい!よしやろう!手伝うぞ〜!ってノリでした。

第三の(居場所を持つ)男

さてそんなおやじの会に参加してよかったこと。それは、第三の(居場所を持つ)男になれたこと。
誰もがいろんな顔を持ってると思いますが、日々の生活に追われていると、職場(=仕事での顔)と家庭(=父としての顔)の2つが居場所になってしまいがちです。2つの場所の往復だけでは、考え方やものの見方、人間関係も偏ってしまいます。


そこで、もう一つの居場所として「おやじの会」というつながりができたことは、とてもよかったと思います。なんせおやじの会に参加するおやじは、会社員水道工事屋さんに市役所職員警察官消防士会社社長電気屋さん気象予報士バイク整備士と、職業がバラバラな連中ばっかり。もちろん、考え方や経歴も全然違いますが、子どもたちのために何かしてあげたいおやじの力で子どもたちの教育に関わりたいというベクトルは同じ。そう、利害関係を無視した異業種交流会。そんなおやじたちとの語らいの場=居場所が楽しくないわけがありません。

結果、職場と家庭に加えて、おやじの会という第三の居場所を持てた事で、物の見方や考え方に影響が出ました。それは、全てのことに新しい視点で対応できるようになったこと。あの人ならどう考える、この人ならこう動く、ならばこの企画はこうするべきか…と、多角的な視点が手に入りました。あと、辛い時に心の逃げ場ができたことでメンタルも安定したと思われます。物理的な時間の使い方はかなりむずかしくなりましたけど、参加する時間を確保するために仕事の効率化を追求できるようになったこともメリットに挙げられます。

AED、NPUG、たてヨコ…怪人何面相?

さて第三の男は、新しい居場所を作る楽しみと喜びを胸に、さらに新しい居場所づくりに邁進しました。たてヨコの井上さんが代表をされていたAED(All Ehime Digital creators)にもクビを突っ込み、NPUG(NewsPicks Users Group愛媛)はなぜかほぼ皆勤、そしてたてヨコでは松山テイクアウト部のDB構築とスマホアプリ(ver1)作成に関わったり、コラム記事(ドローン)がきっかけでODC(Ohmi Drone Club)が立ち上がったり…他にも西にセミナーがあれば参加し、東に飲み会があれば顔を出し…もしかすると居場所を作ることが本業なのではないか?と思われるほど邁進しております(おい、仕事しろ)


情報誌出版社で勤務してきたこともあり、取材先で人と話をすることやいろんな知見や意見を聞くことが好きな性分なのでしょう、いろいろな人と繋がること、いろいろな人とのネットワークに混ぜていただき、そんなネットワークのハブになれることがこの上なく楽しいわけです。


このつながり、先日1/18に開催されたたてヨコイベント『これからの地方コミュニティに必要な「弱いつながりの強さ」』でジャーナリストの佐々木俊尚さんが話されていた「弱いつながりの強さ」につながるのでは?と、ドキドキワクワクしています(よし、おやじの会からうまくつなげられたぞww)。

Oh! 愉快人二十面相!

ということで今現在、何面相あるのか、私自身全然わからない状態ではありますが、「怪人」と呼ばれるのはちょっと心苦しいので、今後は「愉快人二十面相」を名乗ろうと思います。

様々な居場所、様々な顔を持つ、愉快人
周りの人から愉快な人と認識されているけれど、本人はそれ以上にこの弱くてゆるいつながりを満喫している愉快人


愉快人二十面相な大美を、引き続きご愛顧いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

P.S.愉快人になりたい父ちゃん母ちゃんは、ぜひ「愛媛のおやじ井戸端会議」へご参加ください。愛媛はもちろん、全国で活躍するおやじの会メンバーたちと、これまた弱くゆる〜く、でもしっかりと繋がれます。
父ちゃんでも母ちゃんでも爺ちゃんでも婆ちゃんでも、子どもがいなくても、独身でもOK。
子どものために、地域のために、弱いつながりの中で何かしたいという方はウェルカムです。

ABOUT ME
大美 和博
カメラ・ドローン・mavic mini・THETA・VR・空撮・おやじの会・衝動買い… 好きなものがありすぎて首が回らない日々を送るオーバー50。 なぜかGoogleストリートビュー公認フォトグラファーだったりするが、実は「酒好きのただのおじさん」。 タウン情報まつやま、四国旅マガジンGajAなどを出版している株式会社エス・ピー・シー勤務だが、出版物にはほとんど関らず、SNS広告配信、アクセス解析、動画撮影、ドローン空撮、VRコンテンツ制作、動画配信業務など、多種多様な業務に巻き込まれ中。
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