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たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

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How about thinking about fashion and IT?

今回のお話は 専門外ですが「ファッション」から始めます、これは 元妻から過去に聞いた話を元に 裏付けを取る価値たちで諸々調べて書いておりますこと 予めご承知おきくださいませ m(__)m

Fashion is built:ファッション(流行)は造られる

さて 皆さんが纏う(洋)服は 素材やデザインではなく、色決めから始まり流行(ファッション)に至ります、アパレル関係および知っている方には 当たり前のことですが 一消費者からすると知らない方も少なくありません

大体ですが 流行になる2年まえに「国際流行色委員会INTERNATIONAL COMMISSION FOR COLOR(1963年発足)」が 方向性を協議したうえで決定されます、ちなみに日本は「一般社団法人日本流行色協会」です

流れを箇条書きにすると以下な感じです

1)色決め
2)素材・デザインのトレンド決め
3)素材決め
4)デザイナーによる試作品開発&発表
5)メディアの情報発信(ここから一般向けの情報開示)

んでもって ココからは 調べたみた情報です

色決め

色決めの協議方法はシンプルで 加盟各国の色彩情報団体があらかじめ選んだ色をプレゼンして、2日の間に流行色が決まるそうです、つまり 実シーズンの約2年前には5月春夏カラー、11月秋冬カラーが決定されるそうです、ちなみに 委員会は加盟国を代表する色彩情報団体で構成されているようですね

トレンドが発信

次の段階では、素材やデザインに関するトレンドが発信に移ります

フランス パリを中心としたスタイリングオフィス(TREND UNIONやPROMOSTYLNelly Rodicarlinあたりが有名)と呼ばれるファッショントレンド情報会社が中心に発信を行うそうですが、その発信方法は 各社がジャンル別のトレンドブックの販売・トレンド予測のセミナーの実施 だそうです

んでもって このトレンドブックは、いわゆる業界紙でデザイナーやバイヤーが参考にするのですが、装丁も記載内容もお洒落でコレクターがいたりするそうです

ちなみに 元妻にねだられたことがありますが、40~50万円(2冊?)くらいもするんですから ”冗談じゃねーや!” て感じでした Σ(・ω・ノ)ノ!

素材の選定

第3段階は素材の選定に進みます

素材とは、糸と布地(テキスタイル)とです。実は この糸が結構重要で 色にあった糸素材の選定で 実際の布地(つまり洋服のイメージ)が決まってくるわけです

ちなみに ”ヤーン展”とか“テキスタイル展”など 糸や布地に関する展示会が国際的流行色が決まってから半年後〜1年後くらいまでの期間に開催されるようです、むか~し ファッション通信 というテレビ番組でも取り上げられ、naganoマンも隣で視聴させられました

デザイナーの出番

第4段階で、デザイナーの出番です、ここから素材を元にデザインされた服が実際に作られて発表に至りますが・・

色と素材の組み合わせ(流行の元)から 大きくはずれた素材を使おうとするとコストに影響することから 素材等の流れに逆らうことはデザイナーもできない、つまり ファッションショーで デザイナー(ブランド)が使う素材や色が似てくるのは これが原因なのですね~

そうして市場品販売の半年前あたり、皆さんも聞き覚えのある デザイナーの作品発表の場が パリコレ・ミラコレロンドンコレクション東京コレクションニューヨークコレクション・マドリード~などで お披露目されるのです

メディアの情報発信

第4段階の同じくか すぐ後くらいで、ファッション誌(VOGUEELLEなど多数ですね)を中心としたメディア発信が一斉に行われます、近年の「×IT」によりこの情報発信もネット経由で行われたりもします、身近なところだとバーバリーが「LINE」を使って 、ロンドンコレクションをLIVEしたようです

change trends through IT:ITによって流行を変化させる

実はですね、この業界にもITの恩恵によって大きく変化しています、そのキーワードがSPA(スペシャリティー・ストア・リテーラー・オブ・プライベート・レーベル・アパレル)、長ーーー名称・・

これは 商品企画、製造、販売をすべて自社で行う仕組みです、例を挙げると分かり易いですね、「OZOC(ワールド)ただし 2020年で終了しました」「COMME CA(ファイブフォックス)」「GAP」「UNIQLO」「ZARA」など

要はPOSデータで 商品の購買状況を分析して 商品企画や販売をすることです、上述した流行は 色決めからデザインまで2年かかります、昨今では 個人志向も強くなっているなど 消費者主導の市場は売り手側には無視できないことです、とはいえ 今までの流行決めそのものは無視できないことから 消費者需要と流行を含んだSPAで対抗する企業もあったりします

まったくの余談ですが、「観て良い服と、着て似合う服は違う」、これは元妻とよく話して一致した意見でした、ですので naganoマンが 洋服を買いに行く際は 兎に角 試着をして納得することが大事と 予め絞った候補の2~3店舗で ほぼ1日費やして購入をしたりなどしていましたが、、かなり疲れますので 4~5年に一度しか服を買いませんでした _| ̄|0

2021年からの変革

時代は変遷し、一般的にもネットからの商品注文(購入)のハードルは下がってきていますが、一方で 観えないトラブルも多いのではないでしょうか、色・サイズ・着て観てショック(;゚Д゚) など、特に洋服は 常に身に着けるアイテムであり そのヒトの個性や性格までも反映することから、洋服の購入にあたって 試着はとても重要な役割と捉えています

そうした巷の状況やnaganoマンのように考えるヒト達あってか、ITの更なる活用が以下の取り組みを産んでいます

D2Cブランドのショールーミングストア「INSEL STORE」
https://markezine.jp/article/detail/36690

「直接試してから買えるEC」を 2021年6月30日より キラリナ京王吉祥寺にて 提供開始しています、

このショップの特徴は以下の通り

1.店舗はあくまでショールーミングの場と位置づけてサンプル品のみ陳列、購入はEC
2.複数ブランドでスペースシェアのCo-Retailing(共同出店)で必要なリソースを共有・効率化
3.店頭の行動データも取得しECでのデータと合わせて分析・活用

ブランドショップ(出店)にとって一番のメリットは在庫を持たないコト、これにより管理コスト(倉庫スペース・人件費・品質持続・移送他)を省け、接客に集中できます

スタッフは商品に関する専門知識を深め、ブランド・商品に関するプロとして より販売技術を高め お客さんに納得いただく戦術に集中できるわけですね

何より お客さんも ヒトが試着かもしれない服に お金を出して購入し、さらに その荷物を抱えて移動しなければならない 苦行(心的・体力的負担)から解放されるわけですから 一石二鳥ですよ(*”▽”)

ちなみに 上記の一例だけではなく 既に以下の様な取り組みが次々と打ち出されています

ベクトル子会社 渋谷パルコと協業 D2Cブランド向け体験スペースを渋谷スペイン坂にオープン
アダストリア、初のOMO型店舗「ドットエスティストア」オープン
楽天 実店舗のデジタル化やOMO施策導入などを支援する新会社「楽天DXソリューション」設立
UUUMとAnyMind D2Cブランド事業を開始 第1弾として視聴者連動型アウトドアブランド販売
ファッションメディア「mer」D2Cブランドをローンチ インフルエンサー 読者コミュニティ 共創

DX/UX って 仕組みそのものの見直し

ITが様々な業界に取り入れられてから10~20年が経過するなかで 販売の簡略化にだけにとらわれていたことは否めません

今までは ITの導入を前提に仕組みを考えていたのでしょうが、今後は そもそもその業界や業種が抱える課題そのものを見直して ITに置き換え、それが他の何に影響し 何が副次的に改善するかまでをも分析・検証する必要があるでしょう、寧ろ そうしないと 導入したITどころか投資が全て無駄になるだけでしょうね

更なる変革への提案 from naganoマン

naganoマンは 特にショッピングセンターやモールデパート など集合店舗にこそ、こうした ショールーミングストアを積極的に取り入れ 在庫を無くし ヒトのコミュニケーションが絶えないヒトの集合場所として機能することを提案します

モノを買う場所から 情報を収集して選択する「コミュニケーションプレイス」化が 今後の店舗型である意味に変わっていくことを予想(そうなって欲しい願望を強く含め)していまふー

Summary:まとめ

今回のコラムで一番言いたかったこと というと、ITは生活のあらゆる面で採用されていますが 利便性の向上や合理化するための道具でしかないということです

ITというツールで効率的な処理が向上していても 個人消費傾向が行き過ぎて 結局 材料やその生産現場にとって ロスが出る可能性は 今よりも増える可能性は否めません

ですので 個人に迎合するための社会ではなく 生産側と消費側の都合(状況)を上手くディスパッチして 各々の立場を取り持つツールとして ITを捉え 活用していかなければ 本当の意味でのロスカットにはつながらないと naganoマンは考える次第です

昔から続く慣習には 長い年月をかけてそうなった意味があるわけで 今後も姿かたちは変われど 必要な考え方なだとも捉えています、その形を変える要素が 現代のITだとしたら、ITにだけ偏ってしまわないような ベターな付き合い方を 今一度 考えてみることも 大事 なのかなぁ~と 上述する ショールーミングを知って感じた次第です (*‘∀‘)  皆さんも 今一度 目の前のパソコン 手元のスマフォ、街の至る所にあるコンピュータを 眺め観ながら 考えてみてくださいませ

それでは 皆さん、次回のコラムでお会いしましょう~ アデューだに~ (*‘ω‘ *)

今回参考した情報元は以下です

https://otokomaeken.com/mensfashion/6146

https://c-colle.net/archives/40

https://kiralinen.com/ryuukousyoku/

https://www.5w1h.site/fashion/543/

ABOUT ME
Hiroshi Nagano
現在「食堂めしや」経営(調理含ワンオペ営業) 1992年 - 2017年まで 東京在住、22年間の IT業界の会社員として従事し、その後に飲食業界に転身(調理師免許取得、飲食店の調理勤務) しました。IT 業界での職種は SEおよび マーケティングスペシャリストに加え、経営管理含めバックオフィス業務にも携わりますが、得意分野は マーケティング全般です 在籍企業は、日本オラクル株式会社、ミラクル・リナックス株式会社・日本マイクロソフト株式会社 等
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