Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

コラム初挑戦!/人生を諦めない

はじめまして!大河内美帆と申します。

去年の10月くらいから、たてヨコに参加させていただいて、ブラストナイトなどに参加させていただいております。

今回、たてヨココラム初挑戦!ということで、先輩方に習って自己紹介のようなコラムにさせていただきます。

この春から、自分の実現したい夢への修行のために住み慣れた松山を離れ、奈良で働いています。

実現したい夢とは「うつの人が人生を諦めなくていい仕組みをつくること」です。

私がこの夢を持ったのは、私自身がうつを患ったことがきっかけでした。

経済協力開発機構(OECD)のメンタルヘルスに関する国際調査によると、日本国内のうつ病・うつ状態の人の割合は、2013年調査では7.9%だったのに対し、新型コロナウイルス流行後の2020年には17.3%と約2倍に増加しているそうです。

かくいう私も、2020年12月に躁うつ病(双極性障害)と診断されました。

寝食や排泄もままならない寝たきりの生活の中で「今は働けないし会社に所属したまま休職すること自体も耐え難い負担に感じる。貯金も少しあるし、実家にいるから生活はできる。」と、当時勤めていた会社は退職しました。

シャッターとカーテンを締め切った部屋で耳栓をして、光も音も極限まで刺激を無くした部屋に引きこもり、ずっと布団に押し付けられている感覚でした。

体を起こせないのに睡眠はできず、全身を虫が這い回るような不快感と、常に追われているような一瞬も気を抜けない焦燥感、気が狂って叫びたくなる希死念慮を、強い薬で押し殺すと負の感情は落ち着きましたが、喜びなどの正の感情も感じられなくなりました。

投薬治療やカウンセリングだけではいつまで経っても回復できないと思い、検索してうつに効くと書いてあるものを手当り次第に試し、自分に合うものを探しました。

多くの方々のお力添えもあり、幸運にも約2年半で回復することができました。

その間、3歩進んで2歩下がり、時には5歩下がるような、気の遠くなる回復の道のりの中で「私は”うつの人が人生を諦めなくていい仕組み”をつくるために働こう」と固く決意しました。

その為にまず社会復帰だと、就労支援に通い、再就職のために求職活動を始めましたが、全くと言っていいほど雇ってもらえませんでした。

障害を隠しても、短期離職や空白期間のある履歴書では選考に通らず、障害があると言えば、とんでもなく悪い条件の雇用契約書を渡され、一時は自分の人生はもうどうしようもないのだと諦めました。

そんな諦めの中で出会った人々に背中を押され、自分で起業するしかない!と勉強を始めて分かったのは、愛媛における精神障害者の社会復帰や社会参加の仕組みは東京などに比べて格段に遅れていることでした。

愛媛で暮らし続けられるよう、うつの人が人生を諦めなくていい仕組みをつくりたい。

私と同じ思いを誰にもしてほしくない、必要な情報を、サービスを、必要としているのに辿り着けない人に届けたい。

そのために、私は大好きな愛媛を離れました。

あたたかい愛媛が恋しいですが、今は必要なひと時の別れです。

しっかり修行して、愛媛におけるうつの障害福祉を変えていきます。

どうか帰省の際や、修行を終えて帰る際は、皆様にお会いできますと嬉しいです。

(実は今日の18時過ぎに思い出して書き始めてしまい、読みにくい文章になってしまいました💦次はもっとレベルアップしたコラムにチャレンジします!!)

ここまでお読みいただきありがとうございました!

ABOUT ME
大河内 美帆
松山北高67期、愛大社会共創1期。 障害福祉やコミュニティ、地域文化や伝統工芸に関心があります。 現在は、ノーコードツールやプログラミングなど、業務効率化のためのITについて勉強しています。 将来的に、鬱になってしまった人が人生を諦めないためのしくみをつくる起業をしたいと考えています。
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