Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

スタートアップSDGsビジネスチーム

サンタクロースの贈り物 たてヨコ〇〇

メリークリスマス!

 現在は三重県在住「困った時のよしはらさん」 komayoshiの吉原です。12月25日Xmasですね。みなさんの所にはサンタクロースは来ましたか?私は昨夜、NASAのサンタクロースレーダーを見ながらこのコラムを書いておりました(笑)
さて、2023年も残すところあと1週間。私の中でこの1年最大の出来事は「生のたてヨコメンバーに会ったこと」です。その経験から動き出したいろいろを交えて、コラム?として書いてみたいと思います。

リアルで「たてヨコえひめ」メンバーに会った!!

2020年からのコロナもあって、奥様の実家のある愛媛県に帰省できておらず、この夏漸く帰省。そしてリアルたてヨコメンバーの皆さんにお会いできました。(一番右奥の眼鏡が私)

初めてリアルたてヨコえひめのメンバーの方々に会っての印象は「なんじゃこりゃーー!こんな面白く、魅力的な人たちがいるんだ」と感動。なんかすごい人たちが集まっている。お昼休みを利用したので1時間程度でしたが、集まっていただいたみなさんの魅力にどっぷり浸ってしまいました。
そして、「こんなコミュニティが三重にもあったら楽しいよね。よし、たてヨコ三重って作ってもいいですか?と聞いたら「ええんちがう?」と。益々やる気に・・・


改めて、吉原とは何者か?は過去に3回ほどコラムを書かせていただいておりますので、ぜひ一度ご拝読を。
たてヨコえひめには奥様が愛媛出身というご縁で加入。今回はその三重県で「たてヨコみえ」を発足すべく早速、動き出す!!流れをご報告したいと思いましたが、なかなか行動が伴わないまま時間だけが過ぎていきます。この辺りは三重県の県民性が絡んでいるかもしれない。

愛媛、三重、日本の関係性をまとめるとこんな感じになります。そして三重県の南北問題と日本の東京-地方問題は同じ構造だと捉えられる為、三重県が日本の縮図と言われる所以です。そういえば三重県の都道府県番号は23番。ちょうど真ん中ですね(事業構想 PROJECT DESIGNを参考に作成)

  三重県 愛媛県 日本
人口 177万人 129万人 1億2200万人
産業構造 北部:日本有数の工業地域の一角
南部:農林水産業が中心
東予・中予・南予という3つの圏域に分けられ、圏域ごとに、産業の棲みがある 製造業、小売卸売等
特性・人柄

堅実でまじめ
正直で嘘、ごまかしが嫌い
素朴でありのままな性格

朗らかで生き生きした「陽気型」、よく働き仕事を楽しむ「活動型」、機嫌がよくもの静かな「温和型」が多い ・集団で行動する
・統一性(皆と同じ)を好む
・目立つのを嫌がる
・遠回しな言いまわしをする
・人に意見を合わせる

課題

産業、所得、人口の南北問題

少子高齢化、若者の県外流出。第1及び2次と中心とした産業構造

大都市(東京)の一極集中地方との格差

三重県民は良い意味で「中庸」、目立たず。そして学業にもそんな一端が見られます。例えば私が子供の頃からの流れは、いい高校からいい大学、いい会社に入ること。地元公立進学校→地元国公立大学→地元地銀というコースが王道と言われていました。

だから、「今が幸せなんだからわざわざそんなことをしなくても・・・」という意識は潜在的にあり、県民性にも表れます。スタートアップも三重県よりも名古屋、東京に行って始める感じが強い。地元で起業したけどスモールビジネスであったり、個人事業主、副業的な要素が強いかも。このあたりも目立たずという県民性かも

そんな中庸のど真ん中を行く三重県にいながらも「たてヨコえひめ」のような活気あるコミュニティに触れると、私の中の内なる炎がメラメラ、うずうずして自分の身近にも「こんな場所を作りたい」と、9月以降企画を温めていたところ、そのアイディアを発表する機会が訪れます。

それが10月のスタートアップウイークエンド2023名古屋と11月のスタートアップカンファレンス。

たてヨコみえに向けた一人プロジェクト

スタートアップウイークエンド2023名古屋では、1分ピッチで熱弁するも仲間を集められず撃沈。残り2日間他人のチームで過ごすことに。ところが、イベント最終日の打ち上げで採用されなかったこのテーマに関心がある方が、その場に数人いて「地元を盛り上げるコミュニティづくりやりましょう」ってなり、機運は高まっていることを感じた。でもどうやったらいいかわからない。でも動くしかない!!

次に目をつけたのが地元で開催されたスターアップカンファレンス。ここにもう一度練り直した案を3分ピッチにチャレンジ!それがこちら・・・


このテーマで訴えたのは3つ

  • 賛同してくれる仲間、出資者の募集
  • 放置された実家の再生
  • その場所を生かしたビジネスとコミュニティづくり

地元の課題を解決する手段として

  • 放置されている実家問題
  • 地元で起業する人たちの交流地
  • その場所でのビジネスの発生

自分自身の課題でもある実家問題+仕事を生み出す古民家改装、そして交流地である「たてヨコみえ」の発足。これはうまくいくんじゃないの?と頭の中で妄想します

何よりも地元の身近な問題を取りあげて、その課題を解決することは自分自身の離れてしまった実家の問題の解決になるだけでなく、地元で同様の課題を持つ方の解決にもつながる。  
 外部からノウハウやお金、資本を持ち込むだけで終わっているこの地域の地域おこし協力隊とは異なったとりくみができると考えました。

実際に地域おこし協力隊員だった知人曰く、一定期間活動はするが、その後定着している人はあまりいないと。実家問題は明らかに地元の課題。放置は地元の衰退になるし、呼び込むにしても、実家の取扱いそのものが障害になる可能性がある。我が家の近所も開発団地ですが、放置された空き家は多く高齢化率も高い。だからそういった問題にとりくむことは、地域に古くからいる方々にも共感され、大切な実家にもう一度命を吹き込む。これならばきっと賛同されるはず考え、期待に胸を膨らませます。

3分ピッチの結果

スタートアップカンファレンスで発表した「たてヨコみえ」プラン。東西南北どこにでも交通の便が良いということで「シルクロード」的な交流地を創ろうともくろみ、賛同者を集めにかかります。

よし!これはいける!と思ったのもつかの間、ピッチ後のメンタリングではこんな意見が出ます。

  • ハコものに関係することはやめた方が良い
  • 団地の実家と古民家は違う?
  • 何件ぐらい再生するの?そんなに必要?
  • 本当に人は集まり、収益化はできる?
  • そもそも市場規模は?人口は?

悉く、コンセプトの甘さを突かれいきなり壁にぶち当たる。でもこれってコミュニティづくりではあるあるだと気が付かされ、コミュニティづくりの中心は「いかに面白く」「この人に会いたい」と思ってもらえるか?

たてヨコえひめに惹かれたのはまさにここ!! 面白い人たちが集まって作る段階からシナジーがぶつかってできているたてヨコえひめと違い、三重は私一人。明らかにパワー不足、経験不足 結果的にやむなく方向転換。練り直しになります。

3分ピッチで得られたもの・・・

残念ながら方向転換となった「たてヨコみえ」ですが「こんなコミュニティづくり」したいよね?ってあちこちで発信したら、同じ思いを持った人に出会い、2024年1月よりコミュニティづくりに参加させていただくことになりました。
そしてほぼ同じ時期にお取引先の社長から事業の横展開で「利用者を中心にしたコミュニティづくり」をしたいと聞かされ、自分に再び自信が戻ってきます。

そもそも、なぜ自分はコミュニティづくりをしたいのか?と考えたら「お金では満たされない何か?」と求めていたと最近気が付きます。(←おっそ!!)私の経歴で住宅営業で営業成績全国TOP10を取り、毎月ボーナスという時期を過ごしても、満たされない何かに悩んだという経験がありました。

それがこのコミュニティづくりに向き合う中で「心理的安全性」というものを求めていることに気が付きます。おりしも人的資本やISO30414が注目され、人的資本情報も開示、人材育成等にかかっている経費についても情報公開の必要があります。従来の財務的数値の評価だけではなく非財務要素も評価の対象になる時代です。2024年は心理的資本が社会関係資本、人的資本と共に中心になると気が付き、これも追い風だと(笑)

単純に、数値化するのではなく、自分の内なるエネルギーに気が付いて向き合って進みだせること。その燃料が「心理的要素」ではないか?人の関係性の質にもフォーカスできる場としても「たてよこみえ」を2024年中には発足したいと考えています。

最後に、私の様なミドルシニアもZ世代も様々な世代が活躍できる地元の為のコミュニティ。ゆるーく繋がれる場所、これを三重県で実現し「たてヨコえひめ」の皆さんとの橋渡しができれば、更に私が愛媛出身の奥さんと結婚したことも不思議なご縁として繋がってくるのかな?と思います。

次回コラムを書く際には、たてよこみえのとりくみがご報告できれば幸いです。そして2023年の最後のコラムを締めくくらせていただけるチャンスを頂いた「たてヨコえひめ」のみなさまに感謝です!

メリークリスマス&よいお年を・・・・

ABOUT ME
吉原 匡樹
1973年生。大学卒業後、ハウスメーカー、独立系ソフトウエア会社勤務を経て2022年1月に独立起業。「こまったときのよしはらさん」というお客様の一言をそのまま屋号として「komayoshi(こまよし)」とし、いざとなったら頼っていただける存在になれるよう中小企業向けに人材育成、社員教育、システム導入支援・運用指導などを行っています。下戸ですが、飲み会の場は大好きです。どうぞよろしくお願いします。
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