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たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

エッセイ事業

アイラブユーさえ風に吹き飛ばされそうなときでもーeQualityProjectを作った話ー

はじめに

はじめまして、眞鍋友美子と申します。愛媛県出身の私は、愛媛大学を卒業後、愛媛の会社に8年間勤めたのち、結婚を機に香川に住むようになりました。現在は2歳の子どもを育てながら、自宅で仕事をするフリーランスです。フリーランスになるまでは、会社勤めという働き方しか知りませんでした。この記事では、失業から、小さな挑戦を重ねた結果、どんな“今”があるのかを紹介したいと思います。

コロナで失業!

2021年2月、私はコロナの影響を受けて退職しました。香川に住んでから5年ほど空港に関する仕事をしており、瀬戸内が好きな私は、人々の移動を通して、瀬戸内に貢献できることを楽しく感じていました。会社から雇い止めを伝えられたことには、それなりの衝撃を受けました。

退職の日、会社を後に歩いていると、友人からLINEが送られてきました。

「創業した会社の取締役を辞任することにした。」

大学時代に出会い、卒業後は東京で働いていたその友人は、5年前に起業し志をもって仕事をしていたので、驚きました。自分の退職が、友人の辞任の連絡と重なったことに妙な偶然を感じました。

友人と同じタイミングで無職に

「子育てしながら、時短勤務する」という条件では、仕事探しは難航するなか、退職した日にLINEで辞任の報告をくれた友人から、Zoomで近況報告しようと誘われました。

「仕事、これからからどうする?」

そんな話をしつつ、友人が見つけた副業人材の募集サイトを2人で見ることになりました。副業という働き方もあるんだなと思いながら、眺めていたところ、友人がこう言いました。

「どうして、四国の企業の副業案件って少ないんだろう。四国はとても良い場所なのに、案件が少ないのはもったいないよね。なんなら、自分たちが副業人材として働くよりも、四国の企業の魅力を知ってもらって関わる人を増やす、という取り組みをやるほうが、おもしろくない?」

友人は早速、人脈を辿りその副業サイトを運営する事業会社へコンタクトし、私たちが四国の企業を中心に掲載数を増やしたいと提案しました。そして、すぐに活動が始まりました。

まずは実績を作ってみよう

最初は、実績を作るところから始まりました。なぜなら、自分たちがどういう人かを知ってもらうことが必要だからです。副業という働き方が、まだ世の中に一般的ではない状況だと考えていたからでもあります。

私の知り合いに、焼肉屋を経営しながらYoutuberとして活動をしたり、イベント用に大きなバスを買ったりするなど、新しい取り組みを前向きに行っている方がいたので、副業人材を採用してみないかと声をかけてみました。この方は、声をかけたその日すぐに会ってくださり、私たちの考えを話したところ、その場で「やる」と答えていただきました。(この方はその後、理想的な副業人材とのご縁に恵まれ、やりたいと考えていた事業を順調に拡大できているそうです。)

その後活動を進めていくと、私たちの実績がまだまだ少ないことや、副業人材を採用すること自体の理解がまだ不十分だと感じることがあったことなど、課題も見つかりました。そのような課題に向き合うなかで、「自分たちに縁があって愛着がある」愛媛を活動の中心とし、副業という働き方を「当たり前」に、コツコツと近付けていく活動をしようと決めました。このとき、この活動を”eQualityProject”と名付けました。

事業化がはじまる

友人と、”eQualityProject”を事業化させていくために、考えて、調べて、話し合って、行動してみる・・そんな日々を過ごしました。そんななか、友人がある仕事の依頼を受けました。

友人は「私よりも友美子ちゃんに適した仕事だと思うのだけど、やってみない?私たち、副業人材を繋げる仕事をやるのだから、自身が副業人材の立場を経験してよく理解しておくことも必要だと思うの。」

その仕事は、私にとって未経験であるWebの世界、都内に日本支社をおく外資系IT企業のメディア編集部での仕事。事務・販売などをしていた私にとっては、遠い世界のように思えましたが、きっとなんとかなるだろうと、飛び込んでみることにしました。(実は、空港関係の仕事を退職した後、SUNABACOというプログラミングスクールへ通っていました。そこでITのことを学び、知らないことはひたすら調べる!という特訓を受けていました。どれだけできないことが多くても、なんとかなるということを学びました。)

多分なんとかなる。やってみよう!

この編集部では、進行管理という仕事を経験しました。内容を的確に理解しなければ進めることができず、会議では聞き取れた用語をひたすら検索するような感じでした。外資系なので英語も使用します。なんとかならないかもな・・・と思うことが何度もありました。

そこで「なぜできないのか」を因数分解して仕事のパートナーである友人に相談。辛いことを誰かに相談することはもちろん大事なのですが、相談するにも、自分でなぜ・どこが辛いかを認識することが大事だと思いました。(当たり前かもしれませんが、渦中にあるときは気がつきにくい気がします。)そんなこともありましたが、その仕事はなんとかなり、そして、嬉しいことにまた同企業からリピートでお仕事の依頼をいただきました。(喜)2021年を振り返ったときに一番印象に残りました。

2月に仕事を失った私は、その年の初秋ごろには友人と自分たちで事業を進め、そして外資系IT企業とお仕事をすることになっていました。自分でも、こんなことが起きるのだな・・・と不思議な気分です。どうなるかわからなくてもやってみることが大切だと感じています。

2022年、新しいことに挑戦しようとしているどなたかの参考になれば嬉しいです。私が取り組んでいる活動はこちら。→https://www.facebook.com/eQualityPJ ご興味があればお気軽にお声かけください!

タイトルの引用は→(Official髭男dism – イエスタデイ https://www.youtube.com/watch?v=DuMqFknYHBs)共に仕事をしているトヨタが書いた記事(https://tateyo.co/2021/08/30/iloveyou_soseki/)のアンサーソングみたいなタイトルをつけてみました。アイラブユーさえ風に吹き飛ばされそうなときでも・・・私はコロナであっという間に仕事が吹き飛んだんですが、どんなときでも、前に進んで行けたら良いですね!

ABOUT ME
眞鍋 友美子
愛媛大学卒業後、三浦工業株式会社入社。香川へ移住後、空港でインバウンド事業に従事。現在はeQualityProjectの運営と、副業人材としてWebメディア編集部などでサポート業務を行う。
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