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たてコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

エッセイグルメ&テイクアウトチーム

【初コラム】酒と組織と師匠と私。

新年 あけましておめでとうございます。

たてヨコ愛媛のメンバーの皆さま。たてコラムファンの皆さま。
あけましておめでとうございます!
2021年の初コラムを担当いたします山田です。

「愛媛」を合い言葉にしたシナジーコミュニティである「たてヨコ愛媛」もどんどんその輪が広がり、正直知らない方も増えてきましたね。ぜひ、自己紹介ページもご覧頂けると幸いです。

さて、このシナジーコミュニティという言葉の持つ意味についてシナジーとはそのそも………ってテンションには成りませんよね!
年末からの呑んで食っての堕落生活の中でいきなり脳をビジネスモードにするには、すこしアップも必要かと思いますので、今日はまだギリギリ正月三が日。皆さんも散々呑んだであろうお酒の話です。

正月なので、実家と自宅にそれぞれ、張り切って高いお酒買ってみました。
日本酒って高いから美味しいわけではないんですけどね。😅

まだ1月3日。呑んでますか?

お酒の話。
なにも「俺はワイン○○本開けたぜ!」とか「焼酎お湯割りはお湯から入れるんだよ!」とか、「日本酒は辛口。解ってない奴が多い!」とか、そんな話は街で呑んでる若者に任せておいて、お酒にまつわる私の「学び」についてについて書いてみます。

一部の方はひょっとするとご存知なのかもしれません。
驚かれるかもしれませんが、実は私、お酒は好きです
自宅に小さいながらもワインセラーとお酒用冷蔵庫があるくらいに。

元来、山田の家系と言うのが元々底なしの家系でして、祖父も祖母も末期の水は日本酒だったほど。このお酒が好きで呑めちゃうってのは先祖代々の呪われし家系ですので、残念ながら逃げられない運命であるのでしょう。

飲んで飲んで、飲まれて飲んで、

飲んで、酔い潰れて眠るまで飲んで。

そして男は静かに眠るのでしょう。

河島英五さんの「酒と泪と男と女」より。

うーん、私の場合、酔い潰れて眠ることは余程体調が悪くないと無いですし、しかも静かどころか、酔っ払うと元々おしゃべりのくせに普段以上にしゃべる。そして翌日喋りすぎたと凹む。って感じ。

お酒と一言で言っても、いろんな種類あるのですが、私の場合、一緒に呑んでる人に基本あわせちゃいますので、洋酒、日本酒、ワインでもなんでもござれな所はあります。(カクテルはお付き合いしませんが)

でも、20歳の時からお酒が好きな訳ではありませんでした。

6人のお師匠

お酒に関して、私には6人のお師匠がいます。

1人目は社会人になりたての頃、兵庫県伊丹市のバーのマスター。
2人目は20代中頃にルームメイトだった同い年のフランス人。
3人目は20代後半から30代中頃まで通った一回り上の焼き鳥屋のマスター。
4人目は30代半ば頃に通ってたイタリアンレストランのマスター。
5人目は元クライアントさんで今は北新地でお店をされてる、22歳上のマスター。
6人目は神戸で日本酒だけ、カウンターだけのバーの同い年のマスター。

1人目のお師匠

まだ全く解っていない22歳の若造がでたらめな飲み方をカウンターでしてたときにちょっと怒られましたね。笑

その時なぜかそのまま、お店にあるウイスキーやバーボン、ジンやウォッカなどをマスターが並べ飲み比べすることとなりました。8年モノ、12年モノ、20年以上のモノ。
洋酒の熟成年や産地による違い、ピート香、カクテルの存在意義や女の子とバーで飲む時のかっこいい飲み方などを教りましたね。
これは大阪時代、専門学校の授業の中、学生達に教えてたりしました。😊

2人目のお師匠

20代中頃にルームメイトだった同い年の超絶イケメンのフランス人。
低音の声で、「Hi TAKA, How are you doing today?」って毎朝言ってたな~。

それまで私にとって「すっぱいだけ」のお酒でしかなかったワイン。一緒にレストランに行ったり、部屋呑みしたり遊んでる中で、「タカ、これがクズワインだ」「これが良いワイン」から始まり、ボトルシェイプがこれで、このビンテージはできが良いなど、特に赤ワインの美味しさ、選び方、産地など教えてもらいました。
フランスのエクス・ド・プロバンスにある彼に実家に遊びに行ったとき、彼のお父さんが「これはきっと極東の日本から君が来るのを当家でまっていたんだ」と地下のワインセラーから持ってきたエチケット無し、埃まみれの赤ワイン。あのワインを越えるものには今後も出会えないんだろうなと思ってます。美味しかった。
この経験のせいで、赤ワインはブルゴーニュ産をよく飲むようになりました。というか、この時はブルゴーニュワインしか教えて貰ってないし。笑

3人目のお師匠

この方はお酒だけに留まらず、大人の楽しみ方を教えて貰った方。
ちょうど一回り上、JazzやFusionの流れる焼き鳥屋のマスター。

日本酒の飲み方、舌の部位別の味の感覚、温度、酸化、順番、食べ物とのマリアージュなど、日本酒のいろはをここで実験・経験して学びました。常連と呼ばれて5年目を過ぎた頃には新しく仕入れた日本酒をテイスティングして、お客さんに出し方までを一緒に考えてたくらい。😊
今はポピュラーになった日本酒ベースの梅酒も市場に出る前にこの店で試飲してメーカーから意見を求められたのも良い思い出。

沢山の大人の楽しみ方の中には、お酒を飲みながらいろいろな人のプロフェッショナルな話をお聞きすると言うのもあり、私はデザインの考え方や今で言うブランディングや広報のノウハウを。そのほか他の常連さん達と一緒になって社会情勢やイデオロギーの話、タイガーウッズの凄さ、車やバイクの話、最先端科学や宇宙の話など多岐にわたって楽しんでましたね。みんな綺麗なお酒の飲み方していたので、私もそれにならってました。これも学びでしたね。

4人目のお師匠

30代半ば頃に通ってたイタリアンレストランのマスターで、5つ下の元D-1レーサーと言う異色の経歴のイタリアンのマスター。

ちなみにD-1ってのは、車でドリフトしながら走るレースの事。

お店のピザやパスタも絶品で、ワインについてもグラス形状とか産地、葡萄種などを教えて貰ったほか、業社向けの芦屋のワイン試飲会などに連れて行ってもらったりしました。めっちゃ高いけどオーパスワンっていうワインが好きになったのもこの頃かなあと思います。なかなか呑めませんけどね。

5人目のお師匠

元クライアントの担当さんで今は大阪から北新地でバーをされてる、ダンディーな22歳上のマスター。

クライアントとデザイン会社という垣根を越えて、非常にかわいがって下さり、とっておきのお店に連れて行って頂いた上に、焼酎の飲み方、洋酒、特に今では大好きになったアイラウイスキーと言われるピート香の強いウイスキーをカウンターで1人、ゆったりと呑む贅沢さを教えて頂きました。

6人目のお師匠

神戸で日本酒だけ、他食べ物など一切無し!でカウンターだけの日本酒バーの同い年のマスター。

3人目の師匠の店で散々呑んで解ったつもりになってた日本酒の知識がいかに狭い自分の好みの範疇だけであったかを思い知らされる知識にぐうの音も出なかったこと覚えてます。

お店に行くと、みんな「今日は○件目。ここまでにビールと○○呑んできたよ。このあと3杯くらいかな~」って言ってカウンターに座ります。
すると、前に来たときの呑んだお酒も覚えて貰ってて、「じゃあ、口が○○になってるだろうから、この○○から初めて、その後濃い感じにしていきましょうか?」と流れも作ってくれるのが凄いところ。
毎回行くたびに飲んだことの無い日本全国の日本酒を紹介してくれ、日本酒の楽しむ幅を学んだのがこのお店ですね。

学んだのはお酒ではなく、大人を楽しむ方法?

年上も年下も社会的な立場なども関係無く、この師匠達から「お酒の楽しみ方」を学びました。

お酒の楽しみ方」ってうよりも「大人の楽しみ方」かもしれません。😊

それまで知らなかった世界に触れ、楽しむ事。私の場合は「お酒」がその1つでした。ただ、お酒はあくまで趣向品ですから、好きに呑んでいいと思いますし、呑めない人が無理して呑まなくていいんです。そして同席して一緒に呑んで楽しくなかった人は次から呑まなければ良い。私も共席NGな人いますしね。笑

「ティール組織」の基本的な共通価値観

急に「ティール組織」の話です。笑

先ほど上げた6人のお師匠方は私が尊敬するのはもちろんですが、彼らも同時に私に対して一定のリスペクトを表現してくれていました。そこには学び、学ばれ、個々が個々の考えの中で判断し、動き、楽しむ。ただ、それぞれの師匠方と私との関係性は強い時期・時代がずれている上に、私という個がハブとなって繫がってるように見えるだけのコミュニティであり、社会性を持ったコミュニティには成りませんでした

しかしながら、昨今のネット社会における距離・時間の再定義を考えた時、ひょっとするとこれこそが、年齢や立場に関係無く、相互に学び教えるというコミュニティの種である、アドラー心理学の話でもでてくる「相互尊敬」なのではないかな?と考えました。そして、この「相互尊敬」こそが、「ティール組織」の基本的な共通価値観なのではないかと。

たてヨコ愛媛において、この「相互尊敬」という図式は非常に上手く成り立っていて、年上も年下も関係無く、個々の社会的地位も直接的な個人を評価するバロメーターに直結していない。
最近「ティール組織」って言葉の日本語訳の正解は「たてヨコ」なんじゃないかと思うくらいです。笑

私が「たてヨコ愛媛」に参加してる理由の1つは、相互尊敬の関係の中で学びがある事。コミュニティと言う個の集合体は、時代と共にその役割を変化させていることは言うまでも無く、個が所在する社会文化状況によって、狩猟や食糧確保という「生きる為」から始まり、「儲けるため」「主張するため」「情報を得るため」といった時代を超えて変化する。つまり、フレデリック・ラルーの提唱した「Red(レッド)組織」「Amber(琥珀)組織」「Orange(オレンジ)組織」「Green(グリーン)組織」を経て、今後主体となり得る「Teal(ティール/青緑)組織」に当然のようにシフトしています。

下記参考元より加筆
参考:Lean and Agile Adoption with the Laloux Culture Model

このことに気がついて変化できる団体やコミュニティは2021年にも様々な結果を残すのではないかと思っています。

相互尊敬は1つの理想であって、簡単ではないかもしれません。
それ故に、たてヨコ愛媛ではそれぞれメンバー個々の持ってる特技や能力をアピール、共有することで、この相互尊敬が形成されているのではないでしょうか?

さて、日本酒でも飲みに行きませんか?

上のタイル画像は私が呑んできた日本酒のラベルの一部。昔は結構まめにそれぞれのお酒のレビュー書いてましたね~。飲んだ日本酒の種類って500は越えると思いますが、日本酒も星の数ほどあるので、まだまだほんの一部を楽しんでるだけですが、これも1つの特技になるかなと。😊

コロナを人類の叡智で克服した暁には是非一緒に日本酒飲みに行きましょう。苦手って言う人や悪酔いするって言う人、お任せ下さい。
あと、松山で美味しい日本酒の揃ってるお店に連れて行って下さい!
たてヨコメンバーの皆さんとの食事や呑みの席は楽しくて、いつもワクワクします。

もしご興味あればですが、私の経験としての飲み方や好みでよければ、お教えしますし、なにより楽しく呑みたいですよね?
いっそ、たてヨコ愛媛で「純米吟醸酒」なんてプロダクトを一緒に開発したいくらいです。

一応、私の好みを

クライアントさんに酒蔵が数社いらっしゃるので心苦しい所ではありますが、一応、私の好みを下記に記しておきます。😅
これが全ての人にとって美味しいお酒ではありません!
あくまで、山田敬宏が勝手に「大好き!」って言ってるだけのお酒です。
好みが一緒だと「お酒を楽しむ」こと自体が楽しいですからね。😊

好きなお酒ベスト3
1位 新政 No.6 X-type【純米大吟醸】
酒蔵:新政酒造株式会社(秋田県)
http://www.aramasa.jp/collection/no.6.html

2位 神亀 上槽中汲純米生酒
酒蔵:神亀酒造株式会社(埼玉県)
http://shinkame.co.jp/2018/02/21/shinkame-funaguchi-1800ml/

3位 久保田 碧寿【純米大吟醸(山廃仕込み)】
朝日酒造株式会社(新潟県)
https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/hekijyu/

そのほか、奥播磨、七本槍、春鹿、くどき上手、百楽門、秋鹿、山本、雁木、田酒、酔鯨、紀土、香住鶴、その他、県内のお酒も迷いましたが2021年正月時点の暫定順位はこれかな~と。

このほか、ランキングするには恐れ多い神のお酒が下記。
新政 佐藤卯兵衛 なかどり 生酒【純米大吟醸】
酒蔵:新政酒造株式会社(秋田県)

本数、販売エリア限定でほとんど手に入らないので、愛媛ではまず呑めないかと。私も人生で1度、2014年に1度しか呑めてないのですが、日本酒の評価軸がおかしくなるくらいの日本酒でした。私の中では世界一美味しい日本酒なのですが、まったく流通してないので神ポジションにします。もし、見かけたり呑むチャンスがあればマストです!

2021年 コロナが世界的に落ち着いていくことを願って。

ABOUT ME
山田 敬宏
大学卒業後、メーカー・デザイン事務所勤務を経て、1999年「有限会社リプル・エフェクト」、2017年「株式会社リプルエフェクト」を設立。東京・大阪・愛媛の大小様々な企業の製品開発やブランディング、デザイン、ビジネス創出など、デザインコンサルティングとして「0 to1」業務のブレインを担当。 国内をはじめ、世界3大デザイン賞やビジネスコンテストのグランプリなどを多数受賞。 その他、大学や専門学校での講師や起業イベントなどでのメンター・コーチング、製品開発系のセミナーなども行う。 ビジネス デザイナー / デザイン ディレクター / 製品開発・プロダクト デザイナー / UX・UIデザイナー