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たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

メタバースエッセイビジネスマーケティングライフスタイル

メタバースでイベント開催するの楽しすぎる事に今さら気づいた件:メタバースで広がる可能性

久しぶりにたてヨコ愛媛にてコラムを書かせて頂きます、田中歩です。

皆さん、メタバースには魅力と可能性が一杯ですよ!

特にイベント主催者になると、こんな体験ができます。

あなたも一緒にやりませんか~?という視点で書かせて頂きました。

メタバースを使っている人も、これからの人も、読めばメタバースの面白さがきっと伝わるはず!(^^

メタバースは新しいテクノロジー?:もうひとつの世界

改めてご挨拶いたします!

夢を語り合う仲間のコミュニティ「夢ラボ®」というオンラインサロンを主宰しています、田中歩と申します。

2016年11月、当時住んでいました東京で交流会イベントを開いたことを機に、

イベント 及び コミュニティの主催者になりました。

コロナ禍以降は、オンラインを中心にイベントや勉強会を開いていますが、

現在は松山・東京・大阪でもリアル会も行っています。

これまでに交流会・勉強会の主催数は1200回を超えていますが、そんな私がハマっていること。

それがメタバースでのイベント開催です!

メタバースとは一体何なのか?

インターネット上の仮想空間にて行う”もうひとつの世界”という認識で構いません。

本記事はメタバースの機能や定義について言及するものではなく、

あくまでもメタバースの魅力と私の主催体験、それを通じて得た発見についてお伝えします。

現実世界の枠を超え、新たな体験と可能性が広がるメタバース。

ちょっと昔の映画ですが、「サマーウォーズ」「竜とそばかすの姫」「レディプレイヤー・ワン」など、

メタバース世界を題材にした作品を視聴した方もいるでしょう。(私もです笑)

しかし、オンライン上の仮想空間での交流自体は、別に今さら新しい事では無いんですよね。

パソコン、PSP、任天堂switchなどの端末でオンライン・ゲームをしたことがある方なら想像しやすいかと思いますが、

ゲームの世界ならオンライン対戦やテキストやボイスチャットでのやり取りは、お馴染みのことです。

オンラインゲームなんて20年以上前からありますし、元ゲーマーの私にとって、

メタバースを初めて触れた際は「新作のゲームをプレイしている」くらいの気軽さでした。

ぶっちゃけたところ、メタバースは新しいテクノロジーではありません。

小学生でも難なく始められますよ、という程度のハードルです。

メタバースと聞いて、別に身構える必要はないという事です。

そんな私が、「オンラインゲームの対戦とは違うな」

と感じたのは、メタバース上でイベント開催ができることに気づいた頃からでした。

※メタバースは一部のサービスを除いて、こうしたVRゴーグルが無くても体験できます。

メタバースイベント主催:想像力の枠を超えて

ひとくちにメタバースといっても、様々なプラットフォームがあります。

今回は私が多用しているcluster(クラスター)という、イベント開催に特化したメタバースでの体験を中心にお伝えします。

以下clusterという単語が頻発するので、メタバースのプラットフォームの一つであることを念頭に、続きの文章をお読みください。

※cluster 公式サイト https://cluster.mu/

まずメタバースでのイベント主催者とはどういう存在なのでしょうか?

イベントを企画し運営する喜びと挑戦。

これはリアル開催でも、ZOOMなどを用いたオンライン開催でも、どちらでも体感できますが、clusterでの開催となると独特です。

仮想空間ならではの斬新なアイデアやコンセプト。

例えば”天空の城 ラピュタ”のような仮想空間で開催することです。

そうした非現実的な空間を自分で作成したり、既存の空間を借りて開催もできること。

これはメタバースならではの楽しみ方ではないでしょうか?

巨大な鳥居に囲まれた神社にあるステージ。

ガンダムに出てきそうな宇宙空間に居る戦艦の中。

見渡す限りの書籍がぐるりと壁の書棚に並べられたタワー状の巨大図書館。

雪が降っているのに月と星が見えるコテージ。

挙げればきりがありませんが、こんな空間を演出できるのはメタバースならではでしょう。

ユーザーもまたリアルとは違います。

お互いにアバターを用いてコミュニケーションを取るので、本人の顔や名前はclusterでの名前と姿で交流します。

なんなら声もボイスチェンジで変えている人もいます。(さすがにそこまでは珍しいですが)

自分の性別とは別の姿、体格、髪型、さらには人間のアバター出なくてもOKなので、

動物やロボットの姿を満喫している方々も多いですよ。

自分の姿やフィールドの非日常感を楽しみつつイベントができ、交流ができる。

メタバースが”もうひとつの世界”と表現される所以ですね。

自分がデザインしたい空間を作って公開して、多くのユーザーに知ってもらえること。

普段の姿とは違う自分に変身できること。

そんな非日常感を楽しめること。

これが私が魅了されたメタバースの世界の歩き方でした。

メタバースの魔法:新たな縁が紡ぐ可能性

私が考えるメタバースが紡ぐ可能性についても、お伝えします。

冒頭で少し述べた通り、私はイベントやセミナーの主催者を約8年続けています。

同時に参加者の立場で、今でも色々な集まりに顔を出させ頂いていますが、

「最近、真新しい出会いが少なくなってきた気がする…」というのが密かな悩みでした。

お会いできる方々に、決して不満があるわけではないのです。

ただ共通の知人が偏っていたり、立場や思考が似ている層と接することが増えているような気がして…

それがどうして不満なの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、

例えるなら「どんなに美味しいお寿司でも、連日食べれば飽きる」という心境です。(うまく伝わるかなぁ?)

しかしメタバースでイベントを開催し始めると、気が付いたんです。

「リアル会でもオンライン会でも出会えない層の人とご縁ができる!」ということに。

~メタバースの魅力と可能性を一覧にしてみました~

  1. 地理的な制約を越えたつながり
    メタバースの最大の魅力の一つは、地理的な制約を乗り越えて人々がつながることができる点です。
    リアルなイベントでは遠方に住む人々との交流が難しかったり、オンラインでの活動でも特定のプラットフォームやコミュニティに閉じられがちでした。
    そしてZOOMなどのツールを用いたオンラインの交流も、実は意外と限られた層しか常用しない世界だったのです。
    しかしメタバースを通じて、異なる地域や国から参加する人々とリアルタイムで交流し、共有するチャンスが増えました。
  2. 新たな興味・趣味との出会い
    メタバースは、人々が仮想空間で自分自身を表現し、共通の興味や趣味を持つ人々と出会う場でもあります。
    従来の方法では縁がなかったような、あるいは気付かなかったような趣味やアイデンティティを共有する仲間たちとの出会いが、メタバースでのイベントを通じて実現することがあります。
  3. ダイバーシティの尊重と理解の促進
    メタバースでのイベントは、様々な背景や文化を持つ人々が交流する場でもあります。
    これによって異なる価値観や視点を尊重し、理解を深める機会が広がります。
    例えばですが、車いす生活をしている人や重い持病を患っている方と、共通の趣味の話で白熱したり。
    7・8月は夏休み中なので、中学生や高校生のユーザーと話す機会がたくさんあったり。
    中学生のユーザーさんには、おっさんの私が何を話したらいいのか?ちょっと戸惑った覚えがあります笑
    こうした交流が、世界観を広げ、知識の偏りを予防し、お互いの価値観の共感を深めるきっかけとなりました。
  4. コラボレーションの可能性を広げる
    メタバースの環境は、創造力とコラボレーションを育む場でもあります。
    違ったバックグラウンドや専門知識を持つ人々が出会い、新たなプロジェクトやアイデアの共同制作が生まれることがあります。
    これによって、イベント主催者や参加者は自身の視野を広げることができるでしょう。
    実は9月に東京に行く機会があるのですが、その際にclusterで仲良くなった方と直接会うことになったんです。clusterでちょっとだけ話した企画が、もっと楽しいことになるのでは?とワクワクしています。

こうしたメタバースの可能性は、これからますます増えていくという手応えを感じています。

いやぁ、楽しみだなあ(^^♪

そして最後にもう一つ、メタバース特徴であるアバター越しの交流であるという独特な文化についても述べさせて頂きます。

アバター越しの顔が見えない交流だからこそ:匿名性であることの意外な利点

メタバースでの交流について、リアル開催やZOOM開催との大きな違い。

それは、お互いアバターでの交流であることです。

本名を名乗らなくてもよくて、顔も出さない。

そんな独特なメタバース文化、「そんな状態で信頼関係なんて築けない」とあなたは思いますか?

実は、私も最初は疑問でした。

ですが、これまでにメタバースイベントを48回ほど開催した今なら、こう考えます。

「アバター越しだからこそ出会えるし、本音を言えることがある」と。

アバターには、”仮面の向こう側”という魔法があるのです。

これは上手く伝え辛いのですが、メタバースに慣れてくると、このアバターの本人(中の人)の人格や思考が、なんとなく感じ取れるようになります。

アバターを通してのリアクションや声、テキストのやり取りで、本人の態度や今の表情もなんとなく読めるのです。
そうしたイメージ磨かれると、メタバースの魅力の一つであるアバターによる匿名性、

本名を隠して活動することができるこの特徴の良さが徐々に理解できます。
初見ではその有効性が分かりにくいかもしれませんが、実際にはどのような可能性を秘めているのでしょうか。

~アバターの魔法 メタバースでの新たなつながり~

  1. アバターのガワが創るリラックスした空間
    アバターを被ることで、人々はリアルの自分とは異なる姿でメタバース内で活動できます。
    このアバターを通すことによって、他者との初対面が気軽になり、緊張せずにコミュニケーションを図ることが可能です。
    リアルな出会いでは抱えることがある緊張や遠慮が薄れ、自然体での交流が築けるのです。
  2. 打ち明けやすい雰囲気が交流を深める
    アバターを通じたコミュニケーションは、匿名性によって人々が本音を吐露しやすい環境を提供できます。
    本名を隠すことで、プライベートな話題や感情をシェアするハードルが低くなるため、いきなり他者との本音トークを切り出したり、対面とは違ったスピード感での信頼関係が築きやすくなります。
    直接の友人・知人には知られたくない弱音も、アバターでなら打ち明けられることだってあるでしょう。
    この「本音の交流」が、親密な関係の礎となることがあります。
  3. アバターを通じた新たな自己表現の発見
    アバターは、自身のアイデンティティを探求し、表現する場でもあります。
    リアルでの制約を超えて自分を別の姿で表現することで、新たな側面や趣味を見つけることができます。
    自分のルックスへのコンプレックスを抑え、また気軽にハロウィンコスプレを楽しんでいるような気分を味わえます。
    こうした自己表現の過程には、他者との共通点を見つけるきっかけとなる可能性を秘めています。
  4. 本名による親密さの限界
    リアルな出会いであっても、本名を知るからといって必ずしも深い親密な関係が築けるわけではありません。
    対面でお会いした人と、後に険悪な関係性になってしまったことはありませんか?(もちろん私はあります)
    アバターを通じたメタバースの交流が、リアルな関係よりも深い親密さを生むことがある。
    その可能性のことを考えると、メタバースの特徴に価値が見えてくるのではないでしょうか。

アバターを被ることによって生まれる新たなつながりや自己表現の可能性こそが、メタバースの大きな魅力の一つです。
匿名性であることによる独特な相手との間合い。

そしてあなたの経験と情熱が、多くの人々に新たな出会いと発見、それによる喜びをもたらすことでしょう。

もうひとつの世界で、あなたの想いを発信してみませんか

メタバースでのイベント開催は、リアルとオンライン開催に慣れ切った私にとっての”新大陸への上陸”でした。

現実にはない空間と、好きなアバターで仮想した姿。

今まで全く接点がなかった層の方々との出会いのチャンス。

今や私の中には、こうした新たな価値観がインプットされています。

リアル、オンランそれぞれの利便性はもちろん分かっています。

目指すのはリアル・オンライン・メタバースの三国志のような世界でしょうか。

3つの価値観がお互いの利点を伸ばし、弱点を補い合うことで、コミュニティの次元を上げること。

それが、コミュニティ主催者としての新たな挑戦です!

今回のコラムも読んでいただき、ありがとうございました。

この記事で皆さんのメタバースへの関心が湧き、

「私もやってみよう!」と思っていただけたなら幸いです。

もしも私と一緒にメタバースイベントを開催してみよう!と思われる奇特な方がいらっしゃいましたら、

ぜひコメントかお問い合わせください(^^)

それでは、またお会いしましょう!

夢ラボ®コミュニティ主催者 田中 歩

ABOUT ME
田中歩
田中 歩(たなか あゆむ) ◇オンラインコミュニティ主催者 ◇メタバース・イベント主催者 ◇セミナー講師 ◇WEBライター ◇ラジオパーソナリティー はじめまして!「夢ラボ」というオンラインコミュニティを主宰しています、田中歩と申します。 1984年6月生まれ、愛媛県松山市出身。高校卒業後に進学・就職により、京都市・大阪市・東京都に移住し、この度2022年2月に19年ぶりに松山市にUターンしました。 東京にいた頃から開催している交流会・コミュニティを機に、日本中・世界中に夢を語り合える仲間と環境をつくります。直近はメタバース上にも、イベントやコミュニティを作ることに熱中しています。 家庭・学校・職場・サークルなど、社会全体に 『夢を語ることはステキなことである』という文化をつくるのが、私の夢です。 たてヨコ愛媛の皆さんの夢も、ぜひ聞かせて頂けると嬉しいです!
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