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たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

エッセイビジネスライフスタイル

ワーケーションってどうよ?!

2回目の登場、サイボウズの久保です!

みなさん、今年のゴールデンウィークはいかがでしたか?
私は、コロナの影響で11連休という、今までに無い長期休暇をいただいたのですが、結局どこにも行けず、ほぼほぼ家に引きこもっていました。。。

それならば!ということで、2 週間で 10 キロ痩せると評判の「HANDCLAP」というダンスに11 日間チャレンジしました。結構過酷な運動なのですが、結果は約 1 キロ減ったか減らないか。。。
ダイエットの厳しさを改めて思い知らされた GW となりました 笑

さてさて、そんなコロナ禍の中ですが、昨年あたりから「ワーケーション」というキーワードをよく聞くようになりました。みなさんもご存知だとは思いますが、「ワーケーション」とは、「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた言葉で、観光地やリゾート地で休暇を楽しみながら仕事をするというものです。

そもそもこの「ワーケーション」、日本でも一部の経営者やフリーランスの方は、以前からこういった働き方を実現されていました。自分の裁量で働き方を選べる方や、収入にゆとりのある方にとって、「ワーケーション」という働き方は、それほど難しくない選択肢かもしれません。

ここ 1 ~ 2 年、全国各地で「ワーケーション」熱が高まり、まるで誘致合戦のようになっています。
その背景には、コロナ禍でテレワークを実施する企業が増えたことがあげられるでしょう。
コロナの影響で、「出社しない働き方」を実現出来るようになった会社員は確実に増加しています。
サイボウズでも、東京オフィスでは 8 割近い社員が、1 年以上ほぼ出社せずに働いています。
(松山でも3割くらいは 1 年以上在宅勤務してます)つまり、働く場所はどこでもよくなったので、やろうと思えば普通の会社員でも「ワーケーション」を実現出来るようになったのです。
そう、「やろうと思えば。。。」ね。


各自治体では、働く場所が自由になった会社員に「ワーケーションやってみよう」と思ってもらうよう、いろいろと知恵を絞っています。「ワーケーション」に来てもらって関係人口を増やし、地域経済を活性化したいというところでしょう。

今年の 3 月、ありがたいことに県内 2 カ所から「ワーケーション」のモニターツアーのお誘いをいただき実際に参加してみました。実際に参加してみていろいろと感じたことがあったので、正直ベースでご紹介します。

1 カ所目は S 市。こちらの特徴は、「研修型ワーケーション」です。
「ワーケーション」を実施する上で、交通費や宿泊費を誰が支払うのか?ということは大きなポイントとなります。参加者としては、会社が仕事と認めてくれて出張費などで負担をしてくれると大変ありがたいのですが、「観光」をベースとしたような内容だと、会社としてもよほど効果が見込めないと費用を負担することは難しいでしょう。そこで、S 市では、ワーケーションのメニューに社員研修の内容を取り入れ、会社として負担がしやすいように工夫をされています。

今回の例だと、初日は昼過ぎに集合し、夕方まで集合研修を行い夜は温泉へ。翌日は朝一でヨガを体験したあと再び研修。午後は E-バイク体験で移動し、移動先でワークショップといった感じです。
研修の内容も参考になったし、初めての E-バイクはびっくりするくらい快適に山道を登れてめちゃめちゃ楽しかったのですが、正直研修の合宿に参加した気分で、あまり「ワーケーション」を満喫した感はありませんでした。今回はテストツアーということで、参加者も限られていたので、もっと様々な会社の方と交流が出来れば、より満足度は高くなるかもしれません。
どちらにしても、研修という切り口であれば、いかに企業に価値を感じてもらうかが鍵だと感じました。

打って変わって 2 カ所目の U 町は「ファミリーワーケーション」というコンセプトでした。
最初にお誘いいただいた際に、社内で「家族でモニターツアーに参加出来る人」を探したのですが、本人は良くてもパートナーが参加出来ないなど、思いの外ハードルが高く、なかなか参加者が見つかりませんでした。結局サイボウズからはビジネスユースということで、私ともう一人社員が参加することになり、男性二人というむさ苦しい「ワーケーション」となりました 笑

こちらはファミリー向けということで、乗馬や手漉き和紙体験など、期間中様々なメニューが準備されており、自由に選んで参加出来るようになっていました。
現地集合で、先ずは新しくできた地元のコワーキングスペースで仕事をしましたが、とても静かで Wi-Fi 環境も申し分なく、予想以上に集中して仕事が出来ました。
基本的には自由行動なので、地元の洋食屋さんで食事をした後、他の参加者ファミリーと一緒に手漉き和紙体験に。みんなではがきを手作りした後、宿泊先の古民家ゲストハウスに移動して、夕食までの間に社内のメンバーとオンラインミーティングを実施します。天気も良かったのでゲストハウスの軒先でミーティングをしていると、目の前を通った地元高校生があいさつしてくれたりと、知らない町の日常に溶け込むことで、逆に非日常感を感じられてとてもリフレッシュ出来ました。


二日目は特別な朝食をいただいたあと、場所を移動して乗馬やバベキュー、渓流釣りを楽しんで、シーズンオフのスキー場のロッジで宿泊しました。
一つ一つのコンテンツはとても魅力的で、参加すると満足度も高いのですが、「ワーケーション」というよりは、普通に家族旅行でも良いかな、という感じでした。

今回、対照的な二パターンの「ワーケーション」に参加させていただきましたが、どちらも参加してみるととても楽しく、満足度も高い内容でした。ただおそらく、全国各地で同じようなコンテンツの「ワーケーション」が実施されています。その中で選ばれるためには、よほどの差別化が必要であり、さらにプロモーションがとても重要だと感じました。

もう一点共通して感じたのは、「人」の重要性です。関係人口を増やすという意味でも現地の人との交流はとても重要なポイントです。それぞれの地域にはいろいろな活動をしている魅力的な人が必ずいます。そういった人との交流はとても魅力的だし、「また来たい」と思わせる理由に十分なり得ると感じました。

あくまでも個人的な感想ですが、地元の人と交流が出来て、美味しいごはんと快適な寝床、Wi-Fi 環境が整った静かな空間があれば、いろいろなアクティビティは無くても十分「ワーケーション」を満喫出来ると思いました。機会があればぜひみなさんも体験してはいかがでしょうか^^

※現在、差別化コンテンツとして、釣りに特化したワーケーションプログラムが出来ないか検討中です。コロナでなかなか話を進められていませんが、進捗があればまたコラムでご紹介させていただきます!

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久保 正明
サイボウズを地域のHUBにすべく日夜頑張っています。 情報共有で地域課題を解決します。とりあえず何でも相談してください!