Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

褒め上手が増えたらいいなーと心の中で叫んでみた

ワークライフバランスって実はすごく難しいのではと、岡田さんとみむらさんの投稿を見て勉強させてもらいました。特にこのあたりは興味がある分野みたいで、思考が深まります。ちなみに、キャリアカウンセラーはキャリア理論を学ぶのですが、その中にドナルド・スーパーさんが1950年代に発表したライフキャリアレインボーというのがあります。1950年くらいから海外ではこの議論はされていたのかと思うと日本はやっぱり遅れているわけで、まだまだワークとライフの関係性は課題になっていくのかなと勝手に予想しています。僕はワークとライフをシーソーみたいにバランスをとりながら(これが案外難しいんですが)、自由に行き来するようなんがいいなー!

前置きはこれくらいにして、、、みなさん、カレーは好きですか?カレー好きとして認知されている高田です。最近のカレーのランキング1位はPOGOカレーです。coco壱番屋は常にクリーンナップにおりますが、、、なんの話やねんという方は過去のコロムを読んでみてください(笑)

今回で3回目ということで、「何を書こうかな?」とワクワクして立候補するのですが、投稿する日が近づくにつれて「何を書こうかな?」とドキドキに変わり、登校日前日になると「何を書こうかな?」とアセアセしております。いつもテーマを迷うのですが、今回は「器用貧乏の作り方」について書こうかなと思っていましたが、なんとなく「褒める」をテーマに書いてみます。個人的な主観バリバリで書くので、こういう考え方もあるんだなと読んでいただけたら嬉しいです。さて、ぼちぼち始めていきます。
#前振りが長すぎてすいません。

みなさん、最近誰かを褒めましたか?

褒められると嬉しいと感じる人が多いのに、積極的に褒めることをしている人が少ないと感じています。褒められると嬉しいくせに人を褒めないという構図が出来上がっています。つまり「褒める」ことに関しての需要と供給のバランスが合っていないのです。ちなみに自己肯定感が低くなる人は、「お前には無理だ」「やめときなさい」「○○くんはできるのに、なぜあなたはできない」など家庭内や学校などで否定されて育った子が多いそうです。(一説には2万回否定されて人は育つというのも聞いたことがあります)つまり何が言いたいかというと、褒める人より否定する人が多いのが問題なんじゃないかなと。その問題をちょっと深掘っていくと、褒め方を学んでいないことがそもそもの原因なのでは?と気づき始めたのです。「褒め上手」という言葉はあるのに、「けなし上手」という言葉はないのもなんとなくしっくりきます。今回は誰でもできるようになる褒め上手になる3つのステップをお伝えしていきます。一人でも多くの褒め上手が誕生すればいいなと思い、僕がとある2人のお姉様達から受けた地獄の修行を通して学んだことを公開します。

補足ですが、僕には「天才」というあだ名の友達がいます。名前を呼ばれるたびに「天才」と肯定されるわけです。ちなみに、親からも天才と呼ばれているみたいです。1日5回、30年間「天才」と呼ばれるとして、5回x365日x30年で54750回は天才と呼ばれれることになります。こうなってくると例え2万回否定されても圧倒的に肯定されている回数が多いわけです。天才とあだ名がついている友達は、やっぱりめっちゃいいやつだし凄いんです。会社員をしながら副業で会社の役員をして、週末に海外旅行に行ったり(金曜の仕事終わりに出発して月曜の早朝に帰国)、高級ホテルのスイートルームに泊まったり家族を大切にしたりと面白い生き方をしています。高田家ではなるべく子供に天才と声をかけるようにしています。

2人のお姉様との出会いがきっかけで・・・

なんだか偉そうに書いておりますが、僕は26歳まで人を褒めたりできない人間でした。褒めるという行為にアレルギー反応さえ起こしていたような気がします。26歳の時に新しい仕事を始めた時に出会った2人のお姉様のおかげで人生がほんのちょっと変わりました。今考えるとパワハラとかセクハラで訴えることができるかもしれないですが、、、

お姉様「お前は人を褒めないからうまくいかないんだよ」
僕「え、、、急に。どういうことですか?」
お姉様「わかった。今日から私たちを毎日褒めなさい」
僕「え、、、、どういうことですか?」
お姉様「ということで、さあ私たちを褒めなさい」
僕「ええええっと、、、」
NOと言える環境ではなかったので、この瞬間から僕の地獄の修行が始まりました。

仕事の先輩ということもあり、お姉様たちとはほぼ毎日会う関係でした。厳しい体育会系の年功序列並みに僕はこの日から褒めることを強制させられました。

1日目「今日の服は綺麗ですね」
2日目「時計似合ってますね」
3日目「髪型似合ってますね」
4日目「スカート似合ってますね」
5日目「靴似合ってますね」
褒めることを意識的にしたことない僕は、苦し紛れにまずは外見をなんとか褒めていったわけです。2週間くらいは外見を褒めてました。全然似合っていない髪型を「めっちゃ似合っている」という女子の気持ちがこのあたりでわかってきます(笑)外見を褒める回数が増えてくると褒めることに慣れてくるわけです。とにかく外見を褒めるのだったら楽勝だなと余裕をかましていたら、お姉様達は気づくわけです。

お姉様「え、いつまで外見を褒めるの?今日で外見を褒めるの中止ね」

ええええ。。。。急にステージが変わりました。「え、次は何を褒めたらいいのだろうか?」答えを教えてくれることはないので、また頭をフル回転しながら考えました。また苦痛の日常がスタートするわけです。外見を褒めることができなくなった僕は、お姉様達を観察するようになりました。僕に対してはめっちゃ厳しいのですが、なぜかめっちゃ人気があり仲間からも好かれていました。ずーっと観察していると、お姉様達の行動に特徴があるのがわかってきたので、僕はその部分を褒めることにしました。

「話に馴染めてない○○さんに自然と声をかけてることが素敵です」
「みんなが困っているところにアドバイスしていたことが素敵です」
「笑顔で挨拶しているのってなんだか気持ちが良いですね」

こんな感じで褒める内容が変わってきました。お姉様の行動を観察していると褒めたいなと思うことが増えていきました。こうなってくると褒めるという行為に慣れてくるので、次は何を褒めようかなと楽しく良いところを探すことができます。褒めるのが日常になってくるわけです。慣れてくるとお姉様達からの新しい試練が発生するわけです。

お姉様「褒めるのは慣れてきたかもしれないけど、うっすいんだよね」

「褒められるようになったんだからいいじゃん」と一瞬イラっとしたんだけど、この頃になるとお姉様が言ってることも確かになと思うようになりました。また頭を使って考える時期に突入です。なんで「うすく」なるんだろうか?どうやったら深い褒め方ができてくるんだろうか?とグルグルと考える日々。褒め方を変えて色々と実践するんだけど、お姉様達の「うっすいんだよね」がなかなか突破できないのです。うーん、うーんと悩んでいたり、お姉さん達の行動をずーっと観察しているとちょっと光が見えてきて、、、「あれ、もしかしたら」と気づくんです。あ、内面を褒めてあげたほうがいいのかもって。内面というより考えていることを褒めるって感じですかね。

「もしかして〇〇さんに話しかける前に、△△みたいなことを考えてから行動してなかったですか?さすがです」
「○○さんに話しかけたあと、○○さんの行動がめっちゃ変わりました。何かやりましたね。魔法使いみたいです」

みたく、考え方や意識していることを褒めるようになりました。なんでこの人はこの言葉を発したのか、なんでこの人はこの行動をしたのかという思考を想像して褒められるようになりました。こういう褒め方ができるようになると、

お姉様「時間がかかりすぎだよ。でも、まあ卒業ね」

とお姉様達から卒業させてもらいました。この経験のおかげで、僕は人を褒めるのが当たり前になり人生がちょっと上向きになったのかなと思います。褒めるのが当たり前になってくると人とのコミュニケーションが案外すんなりいくことも多いんです。つまり、人生において得していることが多いってことです。苦しかった修行も報われるんです。

最後に褒め上手になるための3ステップをまとめていきます。

1ステップ 外見を褒める

2ステップ 行動や言葉を褒める

3ステップ 内面(思考)を褒める

このステップを踏めば、誰でも褒め上手になるのではないかなと。最初から内面を褒めるのってめっちゃ難しいので、最初は外見から褒めることをお勧めします。褒めるのに慣れていない人は、最初のうちはぎこちなく褒めることが続きます。そして偽善者と呼ばれるかもしれません(笑)でも、それでいいんです。褒めるのは技術ですから。最初から褒め上手な人はいないんです。経験値がたまると褒めレベルもあがりますから。このコラムがきっかけとなり愛媛県内で褒める人が増えたらいいなと勝手に思っています。あ、いいですよ。僕で練習してもらっても!!!

でも、そもそも、なんで褒める人が少なくなったんだろう。理由は様々かと思うんですけど、褒めたものを受け取らない人が多いからじゃないかなーと思っております。つまり受け取り下手な人が多いから褒める人は嫌気がさしたんじゃないかなと。これ以上コラムが長くなるのは流石に申し訳ないので、どこかのタイミングで「受け取り上手になる3つのコツ」みたいな話もしたいな。今回のアンサー的なコラムで!!

最後までお付き合いいただきありがとうございます。ダラダラした長ったらしい文章が好きという変わった方がおられたら、僕のFacebookでダラダラ投稿っていうのをしてます。よかったら覗きにきてください。コロナが落ち着き、皆さんにお会いできるのを楽しみにしている西条在住の高田でした。

ABOUT ME
高田 裕明
東京から愛媛県西条市に移住して4年目。現在は、キッチンカーでバインミーを販売していたり、西条市の野菜を全国に配送していたり、企業向けに研修を実施したりしています。中学生の時のあだ名は、ドラえもん。高校の時のあだ名は、じゅんじでした。3年周期で仕事を変えてしまう、ちょっと厄介な体質を持っているようです。
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