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たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

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目に見えないもの

みなさま、初投稿させていただきます福田真由美と申します。

私がこの たてヨコのグループに入ったきっかけはFBで偶然みかけたことがきっかけでした。当初 何も考えずに参加させていただいたのですが 入ってみると びっくり!!私 場違い?と恐縮しつつも 皆さまとご縁を頂けて感謝しています。 いつもの『直感と好奇心』で動いてみてよかった♪

今回は 私が人生で成し遂げたいことについて書かせて頂きます。

メロンの想い出

私は 幼少期から おばあちゃん子でした。
祖母はどんな時でも 相手の気持ちに寄り添う、そんな人でした。 


4歳の頃 針仕事をしていた祖母を見ていて 私もちくちくしたいと思いました。母は「まだ子供だから 危ない」と針を持たせることを懸念しました。
が、 祖母は「やっとうみ(やってみて)」と優しく云って 見守ってくれました。
初めて フェルトでお財布もどきが出来た時の感動を今でも覚えています。
他にも 祖母は 一針一針 手間のかかる作業を厭わず、私や家族に浴衣を縫ってくれたり 凝った図案でセーターを編んでくれました。

幼少の頃 私はよく熱をだしていました。その時 祖母はメロンを持ってきてくれました。仕事終わりの薄暗い中 片道40分の道のりを歩いて… そしてまた歩いて帰り 家事をこなし 翌朝 祖父の弁当をつくり 仕事に行くのです。

自分が大人になり、母となり 日々忙しく過ごす中 祖母のことを思い返すと 感謝の気持ちがふつふつと湧いてきます。
『相手のことを想い、 割く時間の尊さ』を身をもって教えてくれたように思います。

「好き」を仕事に

大学を出て 私は 税理士事務所に勤務していました。
残業や休日出勤…忙しさに追われる日々でした。
そんな私が 出産後 全く違う働き方をはじめました。
 
両親が共働きで寂しい想いをした(時間面ではそうでしたが 心理面では両親から充分すぎる愛情をもらいました)のもあり 子供が帰る時間には家に居たいと思いました。
そこで 在宅で出来て お裁縫で困っている方のために何かお役に立ちたいと思い、ネットでハンドメイド商品販売、縫製代行をはじめました。

裁縫が苦手なお母さんからは入園入学グッズの依頼、闘病・介護中の方からは「こんなの作れませんか?」との問い合わせ。
そして驚くことに 手芸雑誌への掲載やテレビドラマに使用する小道具製作の依頼も…
自分が思ってもいないところで お役に立てることが有難いと思いました。

心を紡ぐ:針育の活動

それから数年後…
次は お裁縫を体験する「針育」という活動を併行して開始。
今までに95回開催、904名(2歳~60代)にご参加頂きました。

もともと お母さんやお父さんがお子さんに何か作るワークショップを行っていました。それは 自身の経験から『相手のことを想い、 割く時間の尊さ』を伝えたいと思ったからです。 中には ご夫婦で1枚ずつお子さんのために汗取りパッドをつくられた方も♪いつかその子が大人になった時 自分のために時間を割いてくれた両親の愛情を感じることでしょう。

その後 対象は お子さんにも広がりました。お裁縫に興味がある子供さん、自分では教えられないお母さんからのリクエストがきっかけでした。

私自身も試行錯誤しながら 「4歳からできるお裁縫」のレシピを製作。
大人の心配をよそに 子供さん達は初めての事でもぐんぐん吸収します。
作品が完成した時のお子さんはどこか誇らしげで達成感に満ちています。
ご一緒する中で心動かされる場面も多々あり、子供さん達から たくさんの気づきや学びをもらっています。

「うちの子はお転婆だから無理だと思ったのに お裁縫ができるとは…」とのお母さんの言葉。「子供だから無理だろう」「危ないから」というのは 大人の思い込みなんですよね。
では「どうしたらさせられるか 」心に寄り添い、見守ることも大事です。
でも自分の子供に対しては あれこれ口出ししてしまったりして難しいこともあるかもしれません。
だから 私がお節介おばちゃんのような存在でお役に立てたらと思っています。

100年後にも繋ぐ

今 思えば 祖母が私を想い 自分の時間を割いてくれたことが 心の支えにもなっています。「どんな時も味方だよ。応援しているよ。あなたなら大丈夫」って云ってもらっているみたいで 勇気や元気をもらうんです。
だから 私は祖母に恥じない生き方をしようと心に決めています。
その想いが私の心の奥底にふわっと柔らかで温かな明かりを燈してくれています。

昨年 星になった祖母。空を見上げては ますますその炎の芯は強くなり、きっとこの先も消えることはありません。
お裁縫を通し 大人から温かな想いをもらった子供さんがまた自分の子供に…そしてまた次の子供にと100年後も200年後も繋がって 私がいなくなった後も誰かが心穏やかに笑顔でいられますように。。
針育で そんな未来を繋ぐことが私の生涯で成し遂げたいことです。

最後に

先日、私が何気なく綴ったFB投稿を見てくださった画家さんが その文章を絵ハガキにしてくださいました。
直接お会いしたことがなくても こうして想いを共有できることに感謝しています。
今こんな時だからこそ 心の目を開くことが大切だと感じ 日々過ごしています。
いつか たてヨコメンバーの皆さまとご一緒できることを楽しみにしています。今後とも宜しくお願いします♪

100年後に笑顔を繋ぐ ゆずめろん。→ https://yuzumeron.com/

ABOUT ME
福田 真由美
はじめまして。 愛媛県松山市在住の福田真由美と申します。 お裁縫を通じて 温かな想いを100年後にも繋ぎたくて『ゆずめろん。』の作家名で 針育(4歳からできるお裁縫)の活動をしています。 どんなに便利な時代になっても やはりヒトのぬくもりや絆が人生に彩りを与え 豊かにしてくれると感じています。 そして『誰かを想うこと』『自分を想ってくれるヒトがいると感じること』は 決してお金では手に入れられない尊いものだと思っています! こちらでも様々な価値観の皆さんとのご縁を繋げることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。