〜まさかの恋愛リアリティ番組から、人生の本質に迫っちゃった話〜

やばい…久々に大ヒットくらったかも…。
なんとなく見始めた「あるもの」から、私、人生の壮大な勉強をさせられちゃいました。
それが、まさかの恋愛リアリティ番組。
ただの恋愛観察かと思いきや、むしろ「生き方」や「人としての在り方」を考えさせられるような内容で、見れば見るほどに心を揺さぶられたんです。
気づけば、生き方や在り方にまで思考が広がっていき、自分のこと、他人のこと、これからの人生のこと…といろんな角度から深掘りモードになってしまって、頭の中はフル回転。笑
というわけで今回は、その中でのひとつの問い合いーー「自信とは?」についてちょっと真面目に向き合ってみたコラムです。
恋愛番組をきっかけに静かに深まっていった人生の学び。よかったら、ちょっとだけ覗いてみてください💛
1. 心を揺さぶられた恋愛リアリティ番組
普段あまりテレビを観ない私が、ここ最近、心をガツンと揺さぶられた番組がありました。Amazon Primeの恋愛リアリティ番組『Bachelorette(バチェロレッテ)Japan 〜Season1〜』です。
バチェロレッテとは、「独身女性ひとりをめぐって複数の男性たちがアプローチをし、愛を勝ち取るため奮闘する」という番組。もともとは男女逆の構図である『Bachelor(バチェラー)』が人気を博し、のちにその逆転バージョンとして制作されたのがバチェロレッテです。
私はこのバチェロレッテのシーズン1に、もうガツンと心をつかまれてしまって。
…というのも、まずバチェロレッテである女性があまりにも自分と似ている部分が多くて、ものすごく感情移入させられたから。そして、その女性に対して想いを寄せる男性参加者たちの熱い想いにめちゃくちゃ感動したからです。(もうね、毎回声に出るほど大号泣して、夜中まで見入っちゃうほどでした。笑)
でね。そんな中で、男性たちの振る舞いや姿勢を見ていて、私はふと違和感を覚えたことがあったんです。
「あれ?この人ってなんか不安っていうか、スッキリしない何かを感じるな…」「これって本物の自信がある人の言動ではないよな…」
そこで生まれた、こんな疑問
その違和感を言語化しようとしている中で、あることの輪郭をつかみたくなってきました。
ー『自信とはなんぞや?』
堂々と振る舞っているように見えても、その裏にどこか不安定さを感じる人がいる。逆に、静かで控えめなのに、なぜか“どっしり”とした安心感を醸し出す人もいる。それを見ていたら、なんか考えずにはいられなかったんですよね。
「“本当に自信がある人”と、“自信があるようでない人”って、何が違うんだろう?」
「そして、自信の正体って何なんだろう?」
そして番組を終わる頃には、“もやもやした感覚”が言語化されていって、最終的には「やばい…めっっっちゃ学ばされた…。」と、大納得、大感動しちゃったんです。
なので今回のコラムでは、その問いに対して私なりに見えてきたこと、言葉にしてみたことを、少しずつ噛み砕いて書いてみようと思います。
2. それって本当の自信?それとも〇〇?
番組を観ている中で、ふと引っかかったことがありました。
男性たちが、それぞれに想いを伝えたり行動したりしていく中で、「自信があるように見える言動」っていうのが、実はそうではないんじゃないのか?と思う瞬間があったんです。
「言葉は綺麗で大きく聞こえるんだけど、なんか響かないんだよなぁ。」「堂々と話しているのに、どこかで不安定さや、自分を守ろうとしている感じがする。」「自信っていうより、過信に見える。」
そういう微妙な“ちぐはぐ感”を感じたとき、私はこんな風に考えました。
ーこれは、“自信”じゃなくて“自惚れ”なのかもしれない。ー
自信と自惚れの違いを言語化してみた

そう思ってから、「じゃあ、その違いって何だろう?」と考えてみました。そして言語化できたのがこんなこと。
たとえば『自惚れ』は、“外から見える自分”にばかり気を取られている状態です。
「どう見られているか」「評価されているか」「大きく見られているか」ーそんな“外向き”の軸で、自分を保とうとしている感じ。だから、自分に都合の良い言葉にはすぐ乗っかるのに、注意や否定には耐えきれない。少しでも褒められれば「やっぱり俺ってすごいんだ」と思い込んで、逆にプライドをくすぐられると怒ったり、落ち込んだりする。そうやって、自分を守ることでいっぱいいっぱいになってしまう。
一方で『自信』は、もっと静かで、根っこの深いところにあるものです。
「人からどう見えるか」じゃなくて、「自分で自分に安心感や信頼を持てているか」っていう、内側からのブレない軸があるんだと思います。だから褒められても浮かれないし、否定されてもいじけない。注意されたときにはちゃんと内省して、学びに変えようとする。自分のことをちゃんと見つめてきた人が持っている、落ち着きやしなやかさがある。
💛さらっと整理してみるとこんな感じ。
【自惚れ】=表面的な飾り。揺さぶられたらすぐに崩れるもの
【自信】=内側から育った強さ。揺らいでも折れない、しなやかさを持ったもの
3. 自信ってどこからくるの?
「自信がある」とか「自信がない」とかってよく使う言葉だけど、そもそも私たちは何をもって「ある」とか「ない」を決めているんだろう?
普段の生活の中での自信についての話す場面を思い返してみると、多くの人が『自信=結果を出せる確信』みたいに捉えている気がします。「失敗しなさそうだから自信がある」「成功できる見込みがあるから前に出られる」みたいな。
でもよく考えてみると、やる前から「うまくいくかどうか」とか「完璧な保証があるか」なんて、実際ほとんどないと思うんです。もしそれが「自信のあり・なし」の基準だとしたら、きっと何にも始められなくなってしまうはずです。笑
じゃあ、自信ってどこからくるんだろう?
私は、自信とはもっと『地味で地道なもの』だと思っています。
たとえば、
・「やる」と決めたことをちゃんとやれたこと
・「ちゃんと向き合おう」と少しでも行動できたこと
そういう「誰かに見られていなくても自分の中で積み上げたもの」が、自信のもとになっていくんじゃないかと思うんです。
自信って、すごい成果とか特別な実績からしか生まれないものじゃない。むしろ、「自分との小さな約束を守り続けてきたこと」のほうが、ずっと大きな土台になる。それは周りからは見えないかもしれないけど、内側でちゃんと“積み重なっていく感覚”がある。
そしてもう一つ。見落とされがちだけど、自信には『覚悟』という側面もあると思います。
未来のことなんて誰にもわからない。それでも「やる」と決めること。うまくいくかどうかじゃなく、「やると決めた自分」を信じられること。そこに、自信の種があるような気がしています。
恋愛でも、よくあるセリフがありますよね。「絶対幸せにするから、ついてきてください!」「はい⋆⋆❤︎!」
──あれって、未来に保証があるから「Yes」になるわけじゃないと思うんです。そうじゃなくて、『そう言い切る人の覚悟』に心が動いてるんじゃないでしょうか。「どうなるか分からないけど、それでも向き合う」というその覚悟に、私たちは安心や信頼を感じる。その感覚って、自信ともすごく近い気がしています。
4. 自信ってどうやって持てるようになる?
「自信あります」なんて思ったことない私が、それでも大丈夫な理由
こうやって自信について語ってみてはいますが、実は私自身、「自分に自信があります!」なんて思ったことってないんです。
「いやいや!あなたいつも堂々としているし、自信満々に見えるよ!」「ミスユニバースやってたんでしょ?それって自信があるからなんじゃないの?」そんなふうに思う方もいるかもしれません。
でも、実のところは「私は自分に自信がある!」なんて思ったことはこれまでの人生一度もないんです。
…というよりそもそも、「自信があるかどうか」という視点で、自分を測ったことがないんです。
それでもたしかに、自分や自分の人生に対して「まあ大丈夫でしょ」「なるようになるさ〜」と思えている部分はあります。でもそれは、特別な実績や才能があるからでも、誰かの賞賛を得ているからでも、幸せを保証する何かがあるからでもなく、日々の積み重ねの中で静かに育ってきた「自分の中にある信頼に近い感覚」があるからなんだと思います。
たとえば
・ 弱さや失敗、感じたことをごまかさずに、ちゃんと味わってきたこと
・ 誰に見られていなくても、決めたことを丁寧に繰り返してきたこと
・ そして「自分の人生を幸せに生きる」と、自分の意思で決めてきたこと
そんな日々の中で、私は少しずつ「自分の中の芯」を育ててきたんだと思います。
自信は”確証”じゃなくて、”信頼”から生まれる

とはいえ、もちろん私もまだまだ未熟な人間です。だから揺れたり迷ったりすることもたくさんあります。でも、ちゃんとまた「私」に戻ってこられる。「転んでもまた立ち上がることができる」と自分を信じられる。それが私にとってある意味『自信』と呼べるものなのかもしれません。
自信って、「私ってすごいでしょ!」思っていることでも、「自分はパーフェクトだ!」と胸を張っていることでもないと思います。
派手な実績や大きな言葉ではなく、静かに積み重ねてきた『自分に対する信頼』。それが確かでしなやかな強さ、自分への安心という『自信の土台』へとつながっていくんじゃないでしょうか🧡
5. まとめ
いやぁ…まさか恋愛リアリティ番組見てここまで考えさせられるとは…。笑
なんかもう、ただ恋愛ドラマを観たって感じじゃなくて、人生の勉強をさせてもらった感覚です。
自信がある人は、やっぱりカッコいい。
でも、最初から自信のある人なんてきっといない。だからこそ、自分の中で育てていくものなんだろうなぁ。
『自分との小さな約束を守ること・覚悟を決めること』。その積み重ねで「安心感」「自分への信頼」というしなやかな強さをつけることが『自信』と呼べるものになっていく。そしてきっと、それを始めるのに今からじゃ遅いだなんてないと思います。
私自身も、まだまだ本物の自信のある人間なんかじゃないです。笑
「あれ?約束守れてないぞ〜」「カッコよくないよ自分!」って思うことも多々あります。
でも、だからこそ、これからも自分と向き合って、小さな成長を重ねていきたいなと思いました。自分に対する安心と信頼という『根っこ』を育てていきたいなと思いました。
バチェロレッテ…あなどれないな…笑


























