たてヨコ愛媛の皆様こんにちは。
新年も明け寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
ばーりースクールを立ち上げ、子どもたちの教育の在り方について、いつも考えを張り巡らせている近藤です。今日はブレインアナリストの立場で書きたいと思います。
一人一人の個性を大切にし伸ばす教育って大切だな、と思いながら個性ってどう認識するのか、どうを伸ばしていくのか、主観を入れず客観視する必要があるな、って思っていたらこちらに出会いました。
脳傾向性診断テスト
3万人のカウンセリングのデーターと『コネクティビティ』という脳科学の考え方に基づき作成された設問形式のテストです。
『コネクティビティ』とは脳の各部位の研究と、更にどの部位とどの部位が結合することで、どのような働きをするのかという脳科学研究の考え方を指します。
人間の行動や思考はすべての脳で行われています。その行動や思考のパターンは個々によって異なります。その傾向性を数値化し、科学的な根拠によって分析された結果が出ます。そのデーターをもとに相手や自分自身を理解することができるのが脳傾向性診断テストです。
テストではこんなことがわかります。
- 脳のどの分野をよく使っている人か
- その人の資質、得意分野、強み、弱み、キャラクター
- どういった作業・仕事が向いているか
- 学校や組織の中でのストレス度
- 日常や人間関係で陥りやすい悩み
- ストレスに対する耐性度
- 感情的になった時に陥りやすい行動パターン
自分を知ること(自己認知)による効果
- 成りたい自分がわかり、やる気がでます。 ⇒ 自己実現と成長
- 自分はこういう人間であると理解(自己確立)することで他者を理解することも可能に。他者を理解することで人間関係を改善することができます。
- 自分の強みがわかり自分を信じることができます。⇒ ポジティブになります。
- 「自分らしさ」「自分の強み」がわかり自信が持て、他者と比較することがなくなります。
これらは、自己肯定感にもつながっていきますね。
どういった能力が足りないのかがわかるので、どういう能力を持った人がその人に必要なのかもわかります。学校の先生の生徒さんへの理解や社員の皆さんの能力開発、組織の編成にも役に立ちます。
自分もこんな優れたところがある、やれるんだって思って生き生き活動してもらえると嬉しいですね。
脳の傾向性を取り入れた取り組み
この脳の『コネクティビティ』を利用したテストの各分野での活用の動きが始まっています。
既に、あるプロチームや子どものサッカーチームに導入されている”フットブレイン” https://braintest.jp/soccer/lp/
東大とブレインアナリスト協会との共同研究で、実際に学校の英語カリキュラムに、脳科学による検証を取り入れる試み、スマートブレインプログラム(左記事)。こちらは来年の4月から福岡県の柳川高校で始まります。
その他、ブレインとアロマの関係や、ゴルフ選手育成など、各分野での利用が考えられています。
現状の学校のスタイルで、学校の先生が生徒一人一人に合わせた教育をするのは大変です。教育分野もAIにより効率化が進むとされています。脳の傾向診断によるデーターをAIが取り入れ、将来さらに個々にあった教育がなされるのかもしれません。
とはいえ、子どもたちがロボットのようにならず、予測のつかない人との関わりや五感を活かした経験の学びも大事ですね。心の教育を忘れないようにしたいものです。
脳のちょっと興味深い話・脳は騙される
1、なぜ人はお腹がいっぱいなのに、おいしい物を食べてしまうのか。ストレスがかかるとなぜ暴飲暴食をする人がいるのか。
その原因は、人類が過去に飢餓を経験しているからだそうです。おいしい物=カロリーが高く、脂肪分が多い。今の生活は食生活が豊かなので、必要なエネルギー以上のものを摂取してしまうのです。心当たりのある人は脳をコントロールする必要があるかもしれません。昔なら長生きするための大事なことですね。
2、ある脳科学者が実際に体験した壁をすり抜ける現象。
ある女性脳科学者の話。ある時、事故を起こし脳が損傷しました。その女性が立てるようになり壁に手をやったところ、手が壁をすり抜けたそうです。脳の個々の物の隔たりを認識する部位に損傷があったためです。脳が回復するとその現象はなくなったそう。脳が現実が、それとも脳がそう認識するようにできているのか。どちらだと思いますか?
3、ピグマリオン効果
教育心理学からです。例えば、成績の悪い子たちと良い子たちにクラスを分けました。悪いクラスには君たちは優秀だと話し、良いクラスには君たちはできの悪い人間だと話します。そうすると悪いクラスの子たちは成績が上がり、良いクラスの子たちは成績が下がるというものです。ほめ過ぎるのも問題ですが意識は相手に影響を与えるので注意が必要ですね。
Oh, No(脳)!!とならないような素敵なブレイン生活を。