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たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

一見マイナスなこともプラスに転じる!!!

こんにちは。3回目の投稿になります。福田真由美です。

たてヨコの皆さんの中で「四十肩」になったことがある人はいますか?
この言葉は俗称で 正式には「肩関節周囲炎」という病名です。

つい先日、私も発症してしまいました。最初は安易に考えていたのですが、放置すると厄介なことになる場合があることを知りました。どなたか同じような症状で病院に行こうか…悩まれている方のお役に立てたらと思い、綴ります。
そして この体験を経て 私の中で起きた心境の変化も書きたいと思います。

原因と症状

発症のはっきりした原因はわかっていないのですが、筋肉や関節の組織や血行が加齢により変化し、肩周辺の特定部位に炎症がおこると考えられています。
そして 運動不足、普段から肩関節をあまり動かさない、同じ姿勢を長時間取り続けている人はなりやすい傾向にあります。全人口の2-5%がかかるとされており、特に40歳から60歳の女性に多いのですが、最近はスマホの使用により20代、30代の方でも発症する人が増えているのだそうです。

私の場合、特に大きなきっかけもなく、右腕の付け根、肩に違和感と痛みを感じました。ちょうどその頃、パソコンでの事務作業が多かったので疲労だろうと様子をみていました。徐々に治っていくと思っていた矢先、ふとした拍子に激痛がはしりました。その痛みはしばらくうずくまり、動けないほどです。それでも 様子を見ていれば治ると思いたかった(病院に行きたくなかった)私はその後も放置していました。

すると下記のような様々な支障が出始めました。
・痛い方を下にして寝られない。寝返りしたら痛みで目が覚める。
・目覚まし時計を止めるボタンを押すことができない。
・洋服の袖を通す時、激痛を我慢しないといけない。
・洗濯物を干すのが困難。
・スーパーで棚からモノを取る時に激痛が走る。
・買い物袋の持ち手を肩に掛ける時に痛い。
・お風呂掃除が困難。
・高いところのものが取れない。
・髪の毛を後ろに束ねることが困難。
・車のハンドルがきりにくい
そして何より 大好きなガーデニング(花ガラ摘み)の最中にも激痛が走るようになってしまいました。

日常生活を送るのに様々な支障が出始め、いつどんな動作で激痛が走るか予想できないことに耐えられなくなり遂に病院に行くことに。。

診断結果

医師に経緯と症状を話し、他の原因があるかもしれないのでレントゲンも撮りました。

幸い 骨には異常はなく、診察の結果、肩関節周囲炎という診断を受けました。
自然に治癒する人もいるのですが、重症の場合は(適切な治療を受けなければ)最低でも1年半は痛みが続き、痛いからといって動かさないままでいると筋肉が固まり そのまま腕が上がらなくなる(生涯)場合もあるそうです。
病院に行って湿布薬を貼っていれば 1ヶ月くらいで治ると思っていた私に衝撃の事実が、、

個人差が大きいのですが、「罹病期間は1年半から3年ほどかかるそうなのです
下記の段階を経て症状が変わります。

①発症期…きっかけがなく特定の場所に炎症が起こり、いつの間にか痛みがじわじわと強まっていく。
②炎症期… (約2週間~3か月)肩や腕を動かすと激痛が走る。
③慢性期 …(約2~6か月)さすような炎症の痛みが治まるが 腕を上げると鈍痛がおこる。
③回復期…(約3~24か月)痛みが楽になり約8割の人はの運動制限も回復。
*痛みが楽になった後に肩の関節が固まってしまい、以前よりも肩が挙がらなくなる人は全体の約2割と言われています。

怖いのは、 痛みはいずれなくなると考え、その間 湿布や痛み止めなどで我慢し続けて、何も根本的に対処しないで放っておくと腕が真っすぐに上がらなくなり生涯にわたり運動障害が残る可能性があることです。

治療

痛みがひどい間は炎症を抑制する薬を飲みつつ、無理のない範囲で腕や肩を動かします。
そして入浴時に湯ぶねに浸かったり、患部を温めて血流をよくすることが大切だそうです。
重いものを持つのは悪化することがあるので、荷物を小分けにする・リュックを使う等の工夫が必要です。
痛みが治まってきたり、薬で痛みをコントロールできるようになってきたら 運動療法(リハビリ)を行います。肩関節は、何もしないで過ごしていると筋肉が固まり 徐々に動かなくなってしまうからです。
私は、様子をみて 来週から運動療法に移行する予定です。
治るまで 少なくとも 今年いっぱい、下手すれば来年までかかると思うと 気が重いですが。。
不自由な中にもいいことを見つけながら過ごしていこうと思います。

よかったこと

本当はもう少し、様子をみようと思っていたんです。ですが、「2022年は健康運はとくに注意が必要な年回りなので、不調があれば早めに病院に行ったほうがよい」とゲッターズ飯田さんの占いに詳しい知人が私に忠告をしてくれていたんです。そのことが頭をよぎり、病院に行きました。もっとひどくなる前でよかったです。知人に感謝。

そして、健康な時には気づかなかったことに気づくことができました。
何不自由なく体を動かせることが何と倖せか。。
自分が体験してはじめてわかることがある。何もないことがいいのかもしれないけれど、一見マイナスなことも考え方次第でプラスにもなる!!

習慣化したいと思いながら三日坊主だったラジオ体操。。実行します!!笑
これも痛みを体験したからこそ 決心できました。今後のためにも運動不足を解消し、健康な身体を維持したいです。
それから 同じように肩の痛みで困っている人のために 便利なグッズ(腕を通しやすい長めの持ち手の買い物バッグ、肩や腕をあまり動かさなくても脱着できる下着や洋服、肩を温める玄米カイロ等々)を製作しようと思っています。*私は お困りごとを解決するお裁縫作家なのです。自分が体験したからこそ お役に立てることがありますね。

どんな困難も神様がくれたギフト。本当に大切なことを気づかせてくれているのかもしれませんね。

ABOUT ME
福田 真由美
はじめまして。 愛媛県松山市在住の福田真由美と申します。 お裁縫を通じて 温かな想いを100年後にも繋ぎたくて『ゆずめろん。』の作家名で 針育(4歳からできるお裁縫)の活動をしています。 どんなに便利な時代になっても やはりヒトのぬくもりや絆が人生に彩りを与え 豊かにしてくれると感じています。 そして『誰かを想うこと』『自分を想ってくれるヒトがいると感じること』は 決してお金では手に入れられない尊いものだと思っています! こちらでも様々な価値観の皆さんとのご縁を繋げることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。
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