株式会社ダイキアクシスの大亀裕貴(おおがめひろき)です。
個人的な夢とたてヨコ愛媛について書きます。
人は「タコつぼ」の中で生きている
「タコつぼ理論」の話をします。(※非常にあやしい理論でございます。)
人は環境や家族、友人といった関係から様々な概念やイメージを持っています。そして、そのイメージに囚われています。
個人は一人一人違った「タコつぼ」の中に入っていて、個人の「タコつぼ」は会社や団体といった組織のさらに大きな「タコつぼ」に入っている感じです。
個人の所属する「タコつぼ」は生活の中でそのつど変化します。家庭という「タコつぼ」であったり、会社という「タコつぼ」であったり、日本人という「タコつぼ」であったり、たてヨコ愛媛という「タコつぼ」という具合です。
多くの個人は、慣れ親しんだ「タコつぼ」にいるほうが安心するため、なかなか「タコつぼ」の外には出ようとしません。最適な「タコつぼ」を被っているかも分からない「素ダコ」がたくさんいるのが、日本の現代社会の姿です。

本当の自分を知るには「タコつぼ」から出る必要がある
本当の自分を知るには「タコつぼ」を抜け出す必要があります。なぜなら、組織の「タコつぼ」は組織の概念を個人に押し付けます。さらに個人の「タコつぼ」は、組織の「タコつぼ」に安住しやすいように概念や経験を作り替えてしまっています。
過去起こった企業の不正問題は「タコつぼ」によるものだと考えます。企業が自分の「タコつぼ」の中に安住して、「タコつぼ」の外の世界のことを考えていないことが原因です。不正や隠蔽がまかり通る組織は、組織内のそれぞれ個人が「タコつぼ」の中で自己中心的な考え、行動しかできなくなってしまっているということです。
つまり本当の自分を知るためには組織の論理や建前などの「タコつぼ」を一旦破り壊し、「素ダコ」になった自分を見る必要があります。「素ダコ」の自分の思いを確認し、属している「タコつぼ」が正しいのか、合っているかを見極めるということです。

「タコつぼ」の中の「タコ」としての生き方
素ダコの自分を知った後、「タコつぼ」とどのように付き合っていくのかを判断し、「自分」が「タコつぼ」の中の「タコ」であることを認識した上で、状況によってそのつどそのつどで使い分けていくことができれば、主体的かつ自分らしく生きていくことができるのではないでしょうか。
自分らしく生きていく上でのアドバイスはズバリ「タコつぼかぶり術」です。他者や会社、組織の「タコつぼ」にアシを伸ばして、その「タコつぼ」を一時的にかぶる。相手の視点で物事を見て感じて考えて、そうすれば相手の弱点や行動の理由が分かるかもしれません。
例えば、苦手な上司とコミュニケーションが取りにくいといった場合には、一度「上司タコつぼ」をかぶってみて、上司視点で物事を考えてみるということです。それでもなかなか難しいというのが実情ですが…
『問題は「タコつぼ」ではなく「タコ」だった!?』
わかりづらくあやしい理論をつらつらと書いてしまいました。汗
あやしい理論ではありますが、うまく噛み砕くと「タコつぼ理論」は、日本の社会の課題を解決できるヒントにもなりますし、チームやコミュニティ運営において役立つものなのかもと感じています。
「タコつぼ理論」は私が作った訳ではなく、早稲田大学教授・友成真一著『問題は「タコつぼ」ではなく「タコ」だった!?』に書かれている内容です。私が大学2年生時に「自分経営ゼミ」という講座で友成教授から直接習ったものです。「自分経営ゼミ」では、「素ダコ」を見つめることを目的に自分の将来の夢について深く考え、ゼミ生同士で議論し、最終的に大プレゼンテーション大会で各々の夢を熱く語り合いました。
発表時点での私の夢は「世界の水問題を解決する」でした。幼少時から高校まで水泳をしていて水とずっと関わりを持ってきて、高校と大学時代はアフリカや東南アジアを訪れ世界の水問題や社会問題を肌で感じたことがきっかけでした。

夢を追うということ
「自分経営ゼミ」で大学時代に自分の夢について深く考えたこともあり、現在は「世界の水問題を解決する」という夢にだいぶ近づくことができています。学生時代から興味を持っていた環境問題、社会問題解決につながる事業を行っているダイキアクシスという会社で現在取締役として働いています。祖父が創業したトイレと衛生タイル卸売り事業から始まり、現在は東南アジア、インド、アフリカの水環境を整備するという事業を展開するまでに成長した企業で経営する立場にあることを誇りに思っています。
特定の「タコつぼ」に染まる前に、大学時代に「素ダコ」の自分を見つめたれたことが大きかったなと思います。
生きてる世の中「タコつぼ」だらけ
私の「素ダコ」は自分らしく生きたい、会社を成長させたい、社会に貢献したい、愛媛に貢献したいという思いを強く持っています。
ただ生きている中で壁にぶち当たることもあります。こんなに一生懸命やっているのにどうして他の人たちは…、自分は何をやっているんだろう、力不足なのか…なんて落ち込み悩むことがあるのは私だけではないはずです。
そんなとき少しでも悩みを解消するヒントが「タコつぼ理論」でした。「好き嫌い、良し悪しに関わらず、みんな何かしら「タコつぼ」に入っているんだ。もちろん自分も含めて」と気づくことができます。組織の中で取り組むということはお互いの立場や状況を理解し合いながら、物事を進めていくことが必要だということを気づかされます。
私たちはたくさんの「タコつぼ」に囲まれています。会社であれば、会社、事業部、部、課、社長、部長、若手それぞれの「タコつぼ」があります。こんなにも「タコつぼ」があると気味が悪く、人間て大変な中生きているんだなと思ってしまいます。(笑)
愛媛の夢に貢献したい
ご縁がありTateさんの熱烈なお誘いによってたてヨコ愛媛の「タコつぼ」を被ってみた私ですが、これが超居心地が良い。
私は現在はグローバル人材育成のTate-Yoko Ehime Internationalに参加しています。Tateさん、篠原さん、Anhthyさんと始動しました。私は高校時代はスイス、大学時代はロンドンで過ごし、仕事や旅行で45か国訪問しました。海外での「外国人タコつぼ」の経験をどんどん生かしていきたいです。コロナが明けた暁には、たてヨコのメンバーと外国の現地で社会課題解決に取り組む、なんてことも夢として持っています。

たてヨコ愛媛のメンバーのみなさんは、単純に楽しいから、自分のスキルを活かしたいから、愛媛に貢献したいからというみなさんの内なる情熱からプロジェクトが生み出され、形となっている様子が伺え、何よりメンバーの行動力に私は感服します。生きてるって楽しいと感じるコミュニティです。
個人が「タコつぼ」に染まることなく、「素ダコ」の思いや考えで社会を前進させている「タコつぼ」コミュニティです。
たてヨコ愛媛は腑に落ちる夢が見つかりそうな、そんなコミュニティです。
「夢が腑に落ちる」ということ
友成教授は言います。
「夢が腑に落ちる」のは、「夢」が利己的な状態を突き抜けて、「社会的」なものとなったときだと。
まさに、たてヨコ愛媛のそれぞれのプロジェクトではないでしょうか。
いつ何が起きるのか分からないこの時代、ある特定の「タコつぼ」に収まることに燻っている人は是非たてヨコ愛媛でアクティブに活動したらもっと自分らしく生きれると思います。
私も愛媛のために少しでも貢献していきたいです。シン・エヒメを作り出すためにとことん夢を語り合う場みたいな自分経営プロジェクトがあっても楽しいかも…
※「タコつぼ理論」は非常にあやしく難しい哲学的な理論です。私もまだまだ落とし込めてはいません!(笑)理解に苦しむ部分や間違っているぞと思われる部分は是非コメント頂ければ、直接お会いした際にでもお話できればと思いますのでよろしくお願い致します!
↓たてヨコメンバーの方々はこちらでコメントをお願いします!
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