松山のビジネスパーソンを中心とした「たてヨコ愛媛」のウェブサイトのコンテンツは以下のとおり。
- トップページ
- たてコラム:たてヨコメンバーによるコラムコンテンツ
- プロジェクト:たてヨコ愛媛メンバーが取り組む有志プロジェクトの活動報告
- イベント:たてヨコ愛媛主催やメンバーが行うセミナー&イベント情報
- メンバー紹介:たてヨコ愛媛メンバー紹介(掲載人数2020/12/13時点で73名!)
- たてヨコ愛媛について:コミュニティの紹介や、2019年6月にはじまったNPUG愛媛からたてヨコ愛媛になるまでのお話など
2020年5月に松山テイクアウト部のウェブサイト公開と時期を合わせてβ版を公開し、その後少しずつメンバーによるコラムが追加。11月下旬にサイトリニューアルをして、上記のコンテンツ構成となりました。
その中でもメンバー紹介コンテンツは、ありがちなメンバーリストにとどまらず、スキル軸で「ITに詳しそうな人が!」や「この人ってこんなお仕事してたのね」などの人となりを知るきっかけとなり、コミュニティ内での新たな繋がり、プロジェクトの発生、具体的な活動などの創発に繋がるなど、コミュニティを成すための重要な存在となっています。(事実ページビュー数も一番多い!)
プロフィール情報の収集、掲載への賛同、登録に尽力いただいた関係者の皆さまには改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。
コラムに感じた「コミュニティメディア」という可能性
全国各地でもビジネスコミュニティやワークグループは存在し、同時に「コミュニティのウェブサイト」もあるとは思いますが、ここまで業種・職域を縛らず、かつオープンで突っ込んだ人物紹介をしているコミュニティサイトは稀だと思います。
メンバー紹介コンテンツも十分に誇れるコンテンツなのですが、Webサイト制作のディレクション(現場監督みたいなもの)を主な仕事としている私には「たてコラム」にコミュニティメディアという意味と可能性を感じています。
そもそも「メディア」とは?
メディア(media)とは、情報の記録、伝達、保管などに用いられる物や装置のことである。 媒体(ばいたい)などと訳されることもある。 記録・保管のための媒体とコミュニケーションのための媒体とに大別することができるが、両者には重なりがある。
Wikipedia:メディア
いわゆるマスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)にとどまらず、Webそのものや、LINEやメールマガジンなどユーザーに直接メッセージを届ける仕組みも、広義でメディアと捉えることができると思います。
情報爆発が生み出したキュレーションメディア
ご周知の通りインターネットは情報爆発を生み出し、検索すれば大概のことは答えや方法論が見つかるようになりました。
それ自体は問題ではなく、可能性を加速させてくれる便利なものではありますが、同時に「情報量が多すぎて何を見れば良いかわからない」といった状況を生み出します。
そこで2010年前後にたくさん生まれたのがキュレーション系メディア。いわゆる「まとめサイト」と呼ばれるもので、ネット上の数多の情報から有益と思われる情報をまとめたサイトです。これが大量に発生しました。
例えば「〇〇初心者は読んでおくべき記事10選」とか。さらに「◯◯が捗るまとめ記事のまとめ30選」みたいなマトリョーシカなコンテンツもたくさん生まれました。肝心なコンテンツにたどりつけず、実に香ばしいです。
専門家や信頼性の高い人物によるメディア
新聞社や専門誌によるWebメディアは情報の信頼性もあるのですが、それ以外にも専門家によるメディアやキュレーションメディアも当然多数あります。
古くから見るとオールアバウトもその一つ。
別のものでは、たてヨコ愛媛のきっかけにも繋がる経済メディアNewsPicsは、メディアとしての発信とともに幅広いビジネスパーソンによるニュースのピックアップ&コメントというキュレーション要素もあり、情報の質を担保するための仕組みやチャレンジも秀逸過ぎます。
これらのメディアは情報の質の高さや信頼性があり、時流を押さえておく上で間違いないものと言えます。
上記は「世の中を捉える」ために有益なメディアといえますが「自分にとって意味のある情報が集まるメディアとは?」という私個人にとって重要性の高さや、地域性や歴史・文化背景を踏まえ「私達にとっての重要性の高さ」の形を問うてみたとき、ここでようやく「たてコラム」のコミュニティメディアという意味づけに繋がります。
コミュニティが前提にあるメディア
例えば、情報の発信元が「知らない誰か」ではなく「身近にいる◯◯の分野にちょっと詳しいあの人」だとどうか。
発信される情報にコミュニティの文脈が加わることで、情報の信頼性だけでなく「ちょっと詳しく聞いてみよう!」といった発展も考えられますし、そうなるとコミュニティの社会的な存在意義がより確立される。
たてコラムには、そんな可能性を感じます。いや、すでに小規模でそういったコトが起きている様子もありますが。
もちろん情報の正確性といった課題はありますが、仮に誤りがあったとしても、まぁ知り合いなので「そういう事もあるよね」となりやすいでしょうし、発信側も見る方も心理的安全性の高い方が活動しやすいのは当然かと思います。
コミュニティメディアの成立条件は「コミュニティに参加する!」
といった感じで、コラムというありがちなコンテンツもコミュニティの文脈が加わることで「コミュニティメディア」となると説いたわけですが、実はこの仮説は「人によって違う」が現実なのと、成立するためには最も重要な条件があります。
なぜ「人によって違う」のか。
その答えは単純で、コミュニティやイベントに参加し、リアルな知人・友人や繋がりがないと、単なる「メディア」でしかない。ということ。
成立条件は逆の話で「実際にメンバーとコミュニケーションを取る」です。
時勢もありリアルイベントは開催しづらい状況ではありますが、オンラインイベントや非公開のFacebookグループもあります。
コミュニケーションを取り、知り合いを作ることで、コラムを読む時の視点や浸透度に変化が現れます。(自身で実証済み)
参加しましょう。
発話しましょう。
首を突っ込んでみましょう。
「楽しそうだからコミュニティに入る」のも良いですが
「私にとって楽しいコミュニティにする」方が、より楽しいかと思います。
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