Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

政治たてヨコ教育

「茹でガエル」の私たちが飛び出すとき

「茹でガエル」の話はご存知ですか?カエルを水の中に入れてゆっくりと温めると、カエルはその温度変化に気づかず、気付いた時は手遅れになり茹で上がってしまっているという話です。

松山市に雨が降り、石手川ダムの貯水率も解消し今年も「水不足」は解消したそうです。めでたし、めでたし。松山市で大渇水が起きたのは1994年の事ですから、いまから30年も前の事です。

私の知る限りの松山市水不足対策は「節水型都市づくり条例」と節水型シャワーヘッド助成金、節水型トイレ改修助成金の他には知りません。あとは、水不足発生時に広報活動で「1人1日20ℓ」節水の呼びかけくらいでしょうか? 地球温暖化で四国地域も亜熱帯化して、これからは潤沢に雨も降り、もう「水不足」は松山市には起きないのでしょうかね。

行政も市民もこれから「水不足」は起きないと信じて、このまま過ごしてゆくのかなぁ?

松山市の人口は減り続けています。人口減に2つの要因があります。出生数と死亡数の差異で起こる「自然減」と自治体への流入と流出の差異で起きる「社会減」です。「自然減」は一義的には国の課題ですが、「社会減」は地方自治体の問題です。日本全体で人口は減っていますが、人口を増やしている有名な自治体に、兵庫県明石市と千葉県流山市ありますが、松山市の人口は徐々に減り続けています。

松山市の「社会減」は下グラフの通りです。松山市の人口「社会減」を「社会増」に転ずるための具体的な施策には、何があるのかなぁ?

この他にも松山市には様々な課題があります。「観光」では、オーバーツーリズムは視野に入れた政策は?新幹線誘致についてはどう思う?「再開発」は市駅前とJR駅開発で連動性は確保されている?誰でも避けて通れない課題である「カーボンニュートラル」については市政レベルで議論されている?

こんな問題意識を持って、この夏たてヨコ愛媛の有志メンバーで“松山市政を考える”イベントを開催します。

政治をタブーにせず、特定の政党を支持せず、フラットに議論できる環境をつくる!イベント

プロジェクト開催の背景

●地方を変えるのは政治の力。政治が変われば地方は存続可能でみんながさらに幸せになる地域をつくれる。
●政治を変えていかないといけないのに、政治をタブーに議論できない環境が問題。
●政治をタブーにせず、特定の政党を支持せず、フラットに政治を議論できる環境をつくる。

前提

テーマの地域(1回目は松山市)のすべての市議会議員に参加希望有無の声がけをする
・希望の返信をいただいた方の中から、たてヨコでできる限りフラットになるように登壇者を決める
・議員から「希望の返信あり」「不参加希望」「回答なし」を広く公開する
・イベントでは、結果の平等ではなく機会の平等を目指し、各政党や無所属議員が議論できるように質問をする
・議員に対してテーマは事前に通知するが、質問内容については通知しない

松山市議会議員の皆さんは僕ら市民の声を代弁して、行政に反映してくださる立場にあります。このイベントには市議会議員の皆さん数名に登壇して貰う予定です。市議会議員の皆さんの考えを聞いてみませんか?そして当日参加者の皆さんの声も登壇者に伝えてゆきませんか?

モデレーターの私はこのイベントを政治家の政策発表の場にもしないし、予定調和にもせず、タブー無しで議論する場にする事だけはお約束しますが、現場で当日何が起きるのかは分かりません。もし、ご興味持ってくださったらお越しください。心配なのは、こんな場に出てくる勇気を持った議員さんっているのかなぁ?

私たちは、政治には無関心でも無関係ではいられません

イベント概要

主催: たてヨコ愛媛
日程: 2024年7月12日(金)
時間: 18:30 ~ 20:40
場所: 松山三越E3ホール
イメージ: 朝まで生テレビの松山市バージョン
形式: 会場でのオフライン参加と、オンライン配信のハイブリット形式
モデレーター: 小島俊一

タイムテーブルとテーマ

18:00~18:30 受付
18:30~18:45 オリエンテーション
18:45~19:35 セッション1「松山市は人口減少にいかに対応するか」(50分)3,4人
19:35~19:45 休憩
19:45~20:35 セッション2 観光、再開発、カーボンニュートラル等(50分)3,4人
       ※セッション2のテーマは議員アンケートを取って決めます。
20:35~20:40 閉会コメント

(21:00~23:00 Blast Night)

参加費

オフライン参加 一般 2,000円(当日現金支払い)
大学生 500円
高校生以下 無料
オンライン参加 1,000円
※収益の一部を児童養護施設へ本を送る寄付金として利用(割合は公開)

参加者募集は来週には始まります。こんなイベントに興味を持ってくださったら、ぜひお越しください。政治を気軽に語り合いませんか?

ABOUT ME
小島 俊一
大学卒業後トーハン入社、営業部長・情報システム部長・執行役員九州支社長など経て、2013年(56歳)トーハン傘下となった愛媛の老舗書店チェーン明屋書店(全80店舗)への出向を命ぜられ代表取締役に就任。5期連続赤字だった同書店チェーンの経営改革に着手する。幾つもの挫折を経ながらも、斬新な取り組みで企業風土を一変させ「従業員モチベーションの大幅向上」を成し遂げ、一人もリストラせずに業績を2年半でV字回復させる。この取組みが評価され、週刊ダイヤモンド誌「地方元気企業ランキング」で全国中小企業300万社の中で日本一に選出される。 2017年(60歳)明屋書店の代表取締役を退任し、“元氣ファクトリー株式会社” を設立。経営再建の経験と知識から生まれた「企業再生のエッセンス」をベースにしたコンサルティングは、業種の枠を越えてクライアントの業績を上げている。全国各地に呼ばれる講演会や企業研修でも、この「企業再生のエッセンス」を伝え好評を得ている。
PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com