Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

SDGsグルメ&テイクアウトライフスタイル事業チーム

NOプラスチック生活で見えた、愛媛の未来!

プラスチックを使わない生活って出来るんだろうか…

こんにちは、愛媛でサステナブルファッションブランドづくりに日々駆け回っています、あやです!
今回で3回目のたてヨコの投稿になる私のコラムは、「NOプラ生活」についてです。
(はい、みなさん、ノーブラジャーの「ノーブラ」ではないですよ。ノープラスチックの略「ノープラ」です。)
夜中にぼーっとしている時に、突然思いつきました。
「愛媛でプラスチックを使わない生活って出来るんだろうか…」

どうせやるなら、みんなで一緒にやった方が楽しいな、ということで、Facebookや前回のコラムでご紹介した私が代表を務める任意の市民団体Switchでも呼び掛けて 何名かの有志と一緒に1月28日から2月4日までの1週間のNOプラスチックごみ生活チャレンジを始めてみることにしました。

このチャレンジのルールは、とてもシンプルです。

プラスチックが使われた製品や梱包をされた製品を1週間購入せずに暮らすだけ!

これを読んでいる全員が思っていることでしょう…
「そんなの無理やろ…」
そうなんです、それくらいプラスチックは世の中に溢れています。

でも有志の中には、

  • お肉屋さんにタッパーを持っていって、その中にお肉を入れてもらった
  • お弁当屋さんにお弁当箱を持っていき、そこにお弁当を詰めてもらった
  • お子さんを含めて家でみんなで話し合って、どうやったらNOプラスチックで生活できるか作戦会議をしてみた

など、私よりクリエイティブに、楽しみながら取り組んでくださる方々が続出しました。

また、チャレンジ期間に合わせて、SDGsや自然農法などにも詳しい2名のゲストをお招きしてインスタライブも行いました。

1回目は、愛媛県出身で2023年ミスセスグローバルアース世界グランプリを受賞した菊地さんに東京からご参加いただき、環境に優しい暮らし方や実践する時のコツ、東京と愛媛の環境に優しいスポットなどをご紹介いただきました。

ミスセスグローバルアースは、「美」のみならず、地球環境保護をコンセプトとし、地球環境問題に真剣に取り組むオピニオンリーダーを輩出する世界4大ビューティーページェントの一つ「ミス・アース」のミセスバージョンです。

2回目は、スーパーマーケットに勤務されながらhello new新居浜fm ラジオパーソナリティーをつとめる秋山 直樹さんをゲストに迎えました。スーパーで実際にプラスチックが使われていない製品がいくつあるのか数えてみた、という興味深いお話しや、プラスチックは100%悪じゃないよね、といった話をしてくださいました。

プラスチックが100%悪いってわけじゃない。

そうなんです。プラスチックは悪です!完全に無くさないといけない!だからみんなやってください!といったチャレンジでは一切ありません。

ゲーム感覚で楽しむ
いつもと違う視点で買い物する

くらいでゆるーく気軽な気持ちでやってみていただくことをお勧めします。
いつもと違う視点で自分の生活をしてみると何か気づくことがあるかもしれません。

日本人のプラごみ廃棄量は世界2位。

ご存知の方も多いと思うのですが、改めて数字として見てみると、日本では一人当たり年間約32キログラム(1週間で600グラム)を消費していると言われています。

人口51万人の松山市が1週間NOプラスチック生活をするだけで、306トンのプラスチックが減る計算です。

近い将来、愛媛県内にチャレンジキャンペーンが広まって、会社の部署ごとにNOプラスチックの生活チャレンジの順番が回ってきて、他の部署の人が美味しい家庭菜園の野菜をお裾分けしてくれる…みたいな暮らしができたら最高だなと思っています。

※なぜ脱プラスチックが必要なのかは、こちらの記事をご覧ください。
日本人のプラごみ廃棄量は世界2位。国内外で加速する「脱プラスチック」の動き

プラスチックを意識しなくても買い物できる生活がしたい!

愛媛県中の企業が部署ごとにNOプラスチック生活チャレンジを行う、そんな未来はちょっと想像し難いかもしれませんが、私は1週間のノープラスチック生活は、社会の仕組みが変われば誰でも苦にならず出来ちゃうものだとも思っています。

実際、私がサステナビリティに目覚めたイタリアでの暮らしは、どの地域に行っても、そしてコロナ禍もその後も変わらず、野菜は全て量り売り、紙袋もしくは生分解性の高い(土の中に入れておけば数日で土に帰るような素材)でできた袋に入れて持ち帰るなど、そもそもプラスチックを消費しない仕組みができていました。
そのため、何も意識しないで生活していてもプラスチックを使う機会が圧倒的に日本より少なかったです。

そこで気がつきました。
それは、私は愛媛県の皆さんと一緒に環境に優しいイタリーアンな生活がしたいんだ!ということです。

写真は、今から採ってくるから待っててーと漁師さんに言われてタコを待っていた時の1枚。
輸送エネルギーも梱包も必要ない暮らし。
イタリア人の命、パスタも紙で梱包されています。オーガニック食品だけを扱うスーパーマーケットNaturasiにて。

いとまちさんで地球にも自分のもハッピーな暮らしが1日体験できます!

ここまで読んで、「私も一緒にイタリアーンな生活がしたい!」と思った方に朗報です。

西条市で4月21日開催のいとまちエコフェスティバルで1日体験していただけます!

私は発起人として(飲食店へのコネクションもイベント運営経験もないのにお話ししに行く無謀な奴。笑)イベントに関わらせていただいているのですが、驚いたのはお声をかけた出店者様たちの中に、「私もそんなイベント運営の形をやりたかった!」「趣旨に共感したから出るよ!」と出店を決めてくださった方がいたことです。

他にもイベントのアイディア出しに参画いただいたり、こんなことしてる人もいるよ!とご紹介してくださったりして、本当に最高な出店者様が集まりました!

  • 有機野菜やオーガニックシャンプーの量り売り
  • リユース食器での飲食の提供(数に限りがあるので、すぐなくなるかも…)
  • 植物由来の原料のみで作られた製品の販売
  • 植物や木材を使ったワークショップ
  • 青空ヨガ

などが出店されます。

そして、たてヨコメンバーの井上さんとのご縁もあり、ダイキアクシスさんにウォーターサーバーも出店いただけることになりましたので、マイボトルをお持ちいただけたら無料で美味しいお水も飲んでいただけますよ!

まだ全然投稿できてませんが、こちらのインスタアカウントいとまちエコフェスティバルで情報を随時発信していきますので、ぜひフォローしてください!

またご来場者の皆様にも

  • マイボトル、バック、カラトリーなどの持参
  • ごみの持ち帰り

などにご協力いただきたいです。出店者・来場者といった垣根を超えて、みんなで一緒に素敵なイベントにしていきませんか?

今年は初めての試みで、リユース食器にも限りがありますし、今のところスタッフも運営資金も充分とはいえません、完璧でない部分もたくさんあるかと思いますが、みなさんのお知恵や協力いただきながらパワーアップし、毎年恒例、愛媛イチの環境にも自分にも優しいハッピーなイベントにしたいと思っています。

では、4月21日(日)みなさんのお越しをお待ちしております!

========
【イベントの詳細】

◆日程 2024年4月21日(日) 10:00-15:00

◆場所 いとまち 
〒793-0027 愛媛県西条市朔日市284番地2
========

ABOUT ME
白石 綾
1989年生まれ。
2022年8月に愛媛県にUターンしました。 生まれは埼玉県ですが、生まれてすぐ両親が愛媛に引っ越してきたので、99%愛媛県民だと思っています! 一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(KSI.)というサステナビリティの実務家の方に役立つ講座やウェビナーを運営する団体で働きながら、愛媛で織りから縫製まで完結した持続可能なファッションブランドの立ち上げを目指して起業準備中です。 世界第2位の環境汚染産業とも言われるアパレル業界に関わっていた時期が長く、自分自身も業界が抱える課題に加担していたことに気づいてから、気候変動対策、人権などサステナビリティが人生の軸になりました。 「サステナビリティ」と聞くと難しく感じる方もいるかと思うのですが、サステナビリティとは「今ある美しい自然を後世に引き継ぎ、地球に住む全ての人が安心安全で心身豊かな生活を送れるようさらに発展をすること」だと思っています。 この考えに共感していただける様々な分野のスペシャリストの方達と出会い、協力・協働していきたいです! アートや建築が大好きで、街歩きも趣味です。イタリアに2年ほど住んでいたこともあり、イタリアの文化も大好きです。 18歳から愛媛を離れ、愛媛に知り合いがあまりいないので、色々な共通点で皆さんと繋がれたら嬉しいです!
PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com