どうも～、はじめまして～

高橋是清は非嫡子ということで幼いころに養子に出されましたが、すごく賢かったので英語を学んで仙台藩命によりアメリカ留学に行きました。フカイチ君が言ったように途中で奴隷として売られたりしたこともありましたが、英語が堪能ということで帰国後様々な要職に就き、日露戦争開戦時には日銀副総裁にまで栄達します。

是清は日露戦争の時、世界中飛び回って資金調達をやりまくるんですね。誰もがロシアが勝つと思ってた戦争だったので相当苦労しながらも、何とか1億円調達して帰るんですよ。すると桂太郎らのお偉いさんから、『この際、もう一億円借りてきてくれんか』と言われる始末。『この際』じゃねえよ！と心の中で思っただろうね(笑)。

アレクサンドロスといえば、紀元前350年頃、ギリシャ帝国が欧州、中東、インド、アフリカ北部に版図を広げる最強時代を作り出した際の王様なんだよね。彼の父親であるフィリッポス2世という人がまた偉大で、アレクサンドロスにスパルタの最強の武道を授け、人類史上最高レベルの学者アリストテレスを家庭教師につけるなどの英才教育を施します。

若くして王様になったアレクサンドロスはその天才的な戦運びでギリシャ地域を制圧すると、最大の敵であるペルシャ帝国と戦います。当時軍事力、経済力、文明力で圧倒的に上回る彼らを、イッソスの戦い、ガウガメラの戦い、と連勝し悲願を果たします。速攻攪乱が持ち味でしたね。これに飽き足りないアレクサンドロスはインドにも攻め入りこの戦いでも勝利をおさめます。

中国出身の私が言うのもなんですが、武則天がかあちゃんだったらマジ怖えっす(笑)。武則天はもともと唐の名君、太宗の側室の一人だったんですね。太宗が死にその息子の高宗が皇帝になったので、普通ならここで一般人に戻るか出家するか、だそうです。ところが武則天がたまたま高宗の好みのタイプだったんでしょうね、自分の側室として迎えます。

こうして武則天は高宗の正妻になりますが、『垂簾政治』と言って、高宗の背後にあるすだれの奥にいて、あれやこれやと政治に指示を出したそうですね。実際、高宗はあまり能力があるわけでもなく体も弱かったので、武則天の指示に従ってたほうが、万事ものごとがうまく進んだみたいです。

そうそう。実際は武則天の時代には農業生産量も上がって人口も増えて、平和な時代だったらしいですから、立派な治世をしていたと思いますよ。

あ～、あれですね。難攻不落のコンスタンティノープルの城壁を吹っ飛ばした『ウルバンの大砲』を発明した技術者ですね。

時代は15世紀なので今から500年ちょっと前のお話です。コンスタンティノープル、今のトルコのイスタンブールを拠点としたビザンツ帝国が1,000年ほど続いていました。一方、アラブにはオスマン帝国という大帝国があったんだけど、彼らの長年の悲願がコンスタンティノープルを手に入れることで、これを成し遂げたのが英雄メフメト２世でしたね。

先進的な技術に対する先行投資、メフメト二世さすがだね。ビザンツの古い王様とのこうした考え方の差が結局は戦の勝敗を決めたんだね。

しかし、そのコンスタンティノープルを攻撃中に大砲が暴発してウルバンは死んでしまうんだね。でも、自分の技術が実を結んで歴史を変える場面に立ち会うことが出来て、技術者冥利に尽きる生涯だったんじゃないかな。

テイトさん、めちゃ汗かいてますよ(笑)。はい、そうです。プトレマイオス朝という300年ほど続いたエジプトの国の事実上最後の王様ですね。エジプトってナイル川があるからとても豊かな地域だったんですね。そこを長年安定して治めていたプトレマイオス朝でしたが、そこに攻め入ったのがカエサルのローマ帝国ですね。

確か危険を避けるために絨毯かなんかにくるまってカエサルのところに届けられたんじゃなかったっけ？

こうして妹から再度王権を奪ったクレオパトラはカエサルとの子どもカエサリオンを生むことでローマの属州になることなく王朝を維持することが出来ました。しかし、カエサルの死後、クレオパトラもカエサリオンも冷遇されます。そこでクレオパトラは、今度はローマ帝国の有力者アントニウスに接近して結婚するに至ります。

ローマ帝国という強大な敵に対して、カエサル、アントニウスという敵将の妻になって国を守るという行動は、美しいというだけでは無理だと思いますね。やはり、政治力というか、人間的な魅力が大きかった女性だったんでしょうね。