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歳月を超えた人生ドラマの真実 ── 現実がもたらす衝撃のクライマックス

プロローグ

2022年、日本の高齢者人口は 3627万人で、日本人総人口の 29.1% に当たります

総務省統計局
国立社会保障・人口問題研究所の推計 図1 高齢者人口及び割合の推移(1950~2040年)

今回は、誰にも来たる「現在」と「未来」の話です

はじめにお伝えした通り、現在の日本は65歳以上の人が人口の3分の2を占めています。しかし、ご安心ください! 総務省統計局によると、2020年から2045年までの間には65歳以上の人口が増加しないと予想されています。つまり、高齢者ばかりの景色が広がることはなくなるということです。

その意味は、65歳以上の人が少なくなっているわけではなく、全体の人口に対する高齢者の割合が増えていということです。え?一緒じゃん!高齢者が多く見えるのは変わりないでしょ~って指摘も否めませんが、数と割合は別物なので、その点を頭に中で描いてくださいませ(´∀`*)ウフフ

上記に関する詳しい内容は、総務省統計局の「日本の高齢者人口3,627万人!〜超高齢社会と認知症の推移(2022年版)〜」をご覧ください

日本だけが高齢者祭り?、世界はどうなのよ?

では、井の中の蛙にならないよう、皆さんの眼に世界各国の人口動向を向けてみましょう。まずは、結論から言います。

「高齢者人口」と「生産年齢人口」のトップ3は常に「中国」「インド」「アメリカ」です。年代が変わっても、この順序はほとんど変わりません。

それに対して、日本は「高齢者人口」が増え続け、一方で「生産年齢人口」は減っています。しかし、少し未来や世界全体を見ると、中国やインドは、日本よりも深刻な人口問題が待ち受けているかもしれません。

ぶっちゃけ、日本とは状況が違うんですよ。人口が桁違いで、経済や生活面が日本より豊かになったとしても、日本のように人口が多いだけで深刻な問題が起きる可能性があるってことです。

以下に世界人口動態を記載しますので、時間に余裕のある方がご覧ください、グラフをクリックすると別画面に移動してアニメーションでご覧いただけます(多分、スマフォ上だと分かりましぇん。。)

高齢者人口(65歳以上)、世界ランキングTOP10

この「1960~2021年」のグラフ推移(アニメーション)はとても興味深いです:画像をクリック
https://ifra.graphtochart.com/iframedb-world-ranking.php?c=WLD&u=15

生産者人口(15~65歳未満)、世界ランキングTOP10

高齢者とは反対の生産人口の推移(アニメーション)も興味深いです:画像をクリック
https://ifra.graphtochart.com/iframedb-world-ranking.php?c=WLD&u=13

上記グラフを含む詳細情報を知りたい方は、「全世界の高齢者人口が多いランキングと推移グラフ」の記事をご覧ください

日本の話に戻しましょう

詳しくはグラフの下に記載されているリンク先を確認してください。とりま、私の感想を3つ挙げると…

  1. 2065年(令和65年)になると、40年後には人口が1950年代と同じ水準になる予測
  2. 2030年~65年にかけ、生産年齢人口(15~64歳)の減少は大きくならず、75歳以上人口は一定の見込
  3. 2065年に0~14歳の人口は、1950年の1/3になる予測(令和65年は898万人、昭和25年は2,979万人)

つまり、高齢者が増えるわけではなく、0~14歳の人口が決定的に少なくなるため、高齢者の割合が増えるということになっています。

令和2年版高齢社会白書(全体版)令和2年版高齢社会白書(全体版)P.4より抜粋

上記グラフを含む詳細情報を知りたい方は、「内閣府 第1章 高齢化の状況(第1節 1)」ならびに「令和2年版高齢社会白書(全体版)」の記事をご覧ください

愛媛県は、どうなの?

現時点では、都道府県別で下から数えて10位で高齢化率は32.6%ですが、数は44万人と決して対岸の火事で無いです。

表1-1-10 都道府県別高齢化率の推移より抜粋第1章 高齢化の状況(第1節 4) 表1-1-10 都道府県別高齢化率の推移から一部を表示

上表含む詳細情報を知りたい方は、「内閣府 第1章 高齢化の状況(第1節 1)」の記事をご覧ください

高齢者が多いけど、その受け皿ってどうなの?

高齢者の住まいや環境は、「自宅」「病院」「施設」の3種類があります。ここでは、「施設」について詳しく説明します。施設には多くの種類がありますが、大きく分けると「介護度合いによる入居条件(国で決めた制度:介護度合)」と「費用面」の2つがあります。

上表含む詳細情報を知りたい方は、「【一覧表でわかる】老人ホーム8種類の違いと特徴(介護度別・認知症対応)」の記事をご覧ください

ご覧の通り、高齢者の状態に応じて種類は豊富です

民間では{介護度合+認知症}の組み合わせでも幅広く対応していますが、それには対価が伴います。上表はあくまで一般例であって、実際の相場平均は20~30万円の範囲と観ておくのが無難ですね。

民間施設の月額合計の相場は、ザックリと下記公式から算出され、変動要素に注意が必要です。

{基本料金}+{サービス及び医療費+食事費用+身の回り品の調達+外出費用+必要経費}

また、公的施設は安価である一方で注意が必要です。

それは、心身状態に大きな問題が無ければ、入所形式の施設に入ることはできません。つまり、家庭の事情(家族構成、住環境の制約、そして支払い可能な金額範囲)が理由にあっても、入所する当人の心身状態で利用が不可になる可能性があるのです。

ちょっとだけ愛媛県、その施設状況

ちなみに、愛媛県の施設状況は以下の通りです。個人的に松山市内の施設を一通り見た印象では、職員の年齢は40代以上が8割以上を占めています。一部の施設では分業化によって20代からの従業員が多いケースもありますが、成功例は非常にまれだと思われます。

施設を支える従業員の現状と今後

先に述べたように、高齢者向け施設は種類が多く、サービスは細分化され、各分野で専門化されています。高齢者の数が増えているため、高齢者向けの施設やサービス事業者は増加していますが、必要な職員の数が足りないという状況に直面しています。

第7期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について(別紙1)平成30年度掲載の厚生労働省「第7期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について(別紙1)」

上表含む詳細情報を知りたい方は、「介護業界の人手不足はどう解消する?深刻化の原因と対策・事例を徹底解説」の記事をご覧ください

次の話題です、年を重ねるとイロイロ不自由

イヤな話ですが、、加齢に伴って以下のような症状が加速します。

  1. 下肢や体幹の筋力低下や、体力・持久力の低下
  2. 膝や腰の痛みがみられることで、身体活動が減少
  3. 身体活動の減少が起こると、バランス機能や歩行能力が低下し、容易に転倒・骨折
  4. 体力の低下から病気にもかかりやすくなり、安静にする時間が長くなることで、容易に機能低下

つまりは、適度な運動は日頃から心がける必要があるということですね

一般的なジムでのトレーニングや趣味のスポーツを継続するという方法も良いとは思いますが、年齢とともに身体が思うように動かなくなり、疎遠になる可能性があると感じています。

そこで、日常生活で歩いたり自転車に乗ったりするような身体活動を中心に、家事や調理など将来の暮らしにも役立つ習慣を早いうちから身につけることが重要だと思います。身体に覚えさせておくのは良い習慣への第一歩です。

そして、避けて通れないコトといえば?

予測されるところによると、65歳以上の人口の中で、認知症と他の病気を抱える人の数は2020年には約602万人、2025年には約675万人になると予想されています。

つまり、約5人に1人が認知症と病気を抱える状態になるわけです。これは、高齢者の総数が3627万人で、そのうち約17%にあたる数字です。つまり、誰しも望まない認知症と病気の組み合わせは、すでに2割近くの高齢者に存在しているということです。

そんな中、愛媛県では65歳以上の認知症患者数は2020年で5.4万人(高齢者総数の12%)となっています。全国平均よりも少ないですが、それでも相当な数です。

やはり、高齢になってからでもできる身体活動や生活習慣の改善に取り組むことが大切だと、一層感じます。

上表含む詳細情報を知りたい方は、「認知症患者はどれくらい?」の記事をご覧ください

そして、あるアンケートによれば、なりたくない病気のトップは、言うまでもなく「認知症」です。

詳細情報を知りたい方は、「80代で2割以上が発症する「認知症」。見逃してはならない“兆候”は?」の記事をご覧ください

それから、以前の「精神疾患」についてnaganoマンが書いたコラム「パラノイア(paranoia)」も、私たちには決して無関係ではありません。高齢者にこの疾患が発症する可能性も少なくないコトから、私たちも関心を持つ必要があります。

余談:認知症と偏執病(パラノイア)の違いって?

この2つは、似たような症状があるため、混同されがちです。しかし、実際には対処法が全く異なるので、誤った対応を取ってしまうと悲惨な結果になることもあるのです。これらのことを頭に入れておくと、将来的に後手に回ることを避けらるかもです。

偏執病は、「統合失調症」や「妄想性パーソナリティ障害」と呼ばれることもあります。これは、日常の言動が問題ないのに、特定のことに対して異常な考えから突飛な行動をとってしまう症状を伴います。

例えば、「自分は誰かに狙われている」「得体の知れないものに追われている」という不安に駆られて、自分ができる防衛行動に出ることがあります(中でも一番問題なのは、実在する人物に対して執着することです)。

家族や周囲からすれば、「どうしたの?」「なんでそんなこと思うの?」と症状を持った相手を諭そうとしますが、残念ながら本人には通じません。妄想世界に舵を切った本人には、正常な判断ができないため、常識的な説得は効果がありません。

会話が成立しないだけならまだしも、家族側は常識や当たり前が全く通じないことにイライラし、ついつい攻撃してしまい、結果としてとても取り返しのつかないことになることもあります。

上記のような様子を想像すると、世の中で起こる不幸な家族間のトラブルの原因が、実は「統合失調型パーソナリティ障害」であることがあるのかもしれませんね。。

高齢社会の課題解決、政府はどう考えているの?

話が横にずれましたね、話題を「高齢者」に戻しましょう。
現在、日本政府でも現在の高齢者に限らず、将来の高齢者も範囲に捉えて対策を試行しています。

  1. 年齢による画一化を見直し、全ての年代の人々が希望に応じて意欲・能力をいかして活躍できるエイジレス社会を目指す
  2. 地域における生活基盤を整備し、人生のどの段階でも高齢期の暮らしを具体的に描ける地域コミュニティを作る
  3. 技術革新の成果が可能にする新しい高齢社会対策を志向する。

定年の見直し、福祉の充実、リスキリング、つまりは「エイジレス社会の実現」といったところでしょうか

日本政府の取組情報は、「日本の高齢社会対策」の記事をご覧ください

上記を踏まつつも、naganoマンは、事業者側に期待しています!

働く年齢制限を撤廃して、どんな業界でも人々に働いてもらえる環境を整えることが必要だと思います。働くことで、収入だけでなく、健康状態を改善する可能性も出てきます。

そのために、事業者は50代からの労働環境を整えることをリードしてほしいです。70歳から働くことを提供しても、その年齢層にとっては心身共に大変です。高齢者にとって働きやすい環境を少しずつ整えて、段階的に適応していくことで、年をとっても働き続けることができ、収入も確保でき、心身のバランスもとれます。

たとえば、今の40代から50代は、ITにもある程度慣れていますので、ITツールを使った作業も問題ありません。また、AIの進歩により、補助を期待できる場合もあります。

{将来の高齢者をリスキリング}+{AI(インターネット上のサービス)の活用}

上記の参考情報は、「2025年問題で日本は崩壊する?対策を徹底解説!」の記事をご覧ください

ボクは、このように考えているんです

今回のコラムはあんまし聞きたくもないテーマですよね、取り上げた理由は2つ

  • naganoマンは、50代
  • naganoマンの親は、もうすぐ90代

naganoマンと同じ年代の人たちでも、親の年齢は70〜80代くらいかもしれません。でも、naganoマンはその年齢よりも早く、家族(親)に関する様々な問題に直面しています。

でも実は、これを書いていて思ったのは、高齢の家族の問題を考えることは、社会問題にも取り組んでいることになるんじゃないか、ってことです。高齢の家族が安定した状態を保つには、今の社会環境ではなく、新しい社会環境が必要なのかもしれません。

実は、多くの日本人が高齢の家族の問題に向き合って、根本的な問題に気づき、その解決方法を持ち寄れば、「社会問題の解決」に近づくかもしれないんですよ。

最近は社会貢献が大切だと言われていますが、必死にビジネスに結びつけなくても、自分たちに近い問題に目を向けて、社会全体を考えたら、自然と社会貢献に繋がるんじゃないかなと考えた、そんなコラムでした。

 

最後まで読んでくれた方には、特別にお話ししますね。

このコラムは、naganoマンが骨組み(目次、目次毎の簡単な文章、リンク先の貼り付け、図解配置)を作り、それを元にChatGPTが文章の具体的な校正を行いました。本当にすごいですね、AIの力って!

(´∀`*)ウフフ あ、タイトルは全部ChatGPTに書かせました

それでは次回のコラムでお会いしましょう

ABOUT ME
Hiroshi Nagano
現在「食堂めしや」経営(調理含ワンオペ営業) 1992年 - 2017年まで 東京在住、22年間の IT業界の会社員として従事し、その後に飲食業界に転身(調理師免許取得、飲食店の調理勤務) しました。IT 業界での職種は SEおよび マーケティングスペシャリストに加え、経営管理含めバックオフィス業務にも携わりますが、得意分野は マーケティング全般です 在籍企業は、日本オラクル株式会社、ミラクル・リナックス株式会社・日本マイクロソフト株式会社 等
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