Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

主婦2.0

40歳になり、いつの間にかお腹も出てきて胸もBカップくらい膨らみ出し困っております。Tシャツを着るとボディーラインが露出し見て見ぬ振りをしたくなる体になっており、最近はもっぱらオーバーサイズを着ています。今までのように走れば痩せるだろうと思ってジムに通いランニングをしてみたものの全然痩せない。173cm、75kg、体脂肪が25%のぽっちゃり体型の高田です。

はじめましての方、4年前に東京から西条市に移住してきました。たてヨコ有名人の小松さんとランチをした時に「僕は必ずコメントを入れるようにしているんですよ」と聞いてから、僕も出来る限りコメントを残すようにしています。コメントを書いたことによりメンバーの伊藤くんからイベントに呼んでもらったりと繋がりが生まれたり、ちょっとずつたてヨコのメンバーに知ってもらえるようになってきたかなと。コメントするのオススメです。コメントください(笑)

せっかくだから一度きりの人生を楽しみたいなと生きていたら、引越しを16回していたり、3年に1度仕事を変えていたりとフラフラしております。世界一周したり、カンボジアで起業してみたり、投資で詐欺師にあったり、婚約破棄を2回経験してたり、、、どんな人間か興味を持っていただけたらこちらを見てください。

https://note.com/kotobadehitowo/n/n401add23a247?fbclid=IwAR29BBwuW-Q0PzW9815SlxCx6QM155GJpt-GI4qME8dKJzDL7YUjWxHAQqc

どんな人間か知ってもらえましたでしょうか?結果は出ますが、成果は出せていない大器晩成型の人間です。
いつ花開くのか、自分が一番楽しみです。

さ、長々としょうもない話をしてきたので本題に進んでいきたいです。

みなさん、ワークライフバランスって知ってますか?そうそう、小室さんが提唱した働き方に関する考え方です。「人生、仕事だけじゃないんだから仕事以外も充実させようぜ」みたいな感じで僕は受け止めていますが、ブラック企業は最悪だーとかどちらかというと仕事しすぎは良くないぜみたいな感じで捉えている人が多い気がしています。個人的には仕事が好きな人はずーっと仕事しておけばいいわけだし、仕事よりもライフを大事にしたい人は考えて仕組みを作ればいいと思うんだけど。難しいもんですね。

ワークとライフのバランスは、年代によっても環境によっても割合は変わってくると思っています。僕も独身の時は、ワークばかりしていた気が。特に社会人最初の3年間は、毎日16時間労働をしていて終電とタクシー帰りを繰り返していました。月曜は終電、火曜はタクシー、水曜は終電、木曜はタクシー、金曜は終電、土曜は現場で納品作業。それが終わってから終電で六本木のクラブに遊びに行き翌朝に帰り家で寝てから掃除洗濯をし、レイトショーで映画を見に行くという日常。楽しかったなー(笑)でも、家庭を持つとこんな生活はできない。そして移住した今ではもっとゆっくりと贅沢に時間を使っています。ワークとライフのバランスって大事だと思っているわけです。

そんな中、高田家の嫁から「大黒柱を担いたい」という強い要望があり、1月くらいから役割が変わり兼業主夫になりました。主婦でも主夫でもどっちでもいいのですが、家庭に重きを置いた感じです。とはいっても、もともとやっていたキッチンカー(https://www.instagram.com/akis.kitchen2020/)は続けたいし、西条の美味しい野菜を全国に販売している西条やさい便(https://www.facebook.com/groups/232305721541666)の活動は続けたいので専業主婦にはならず兼業主婦に。ということで今回は男性が話す主婦業についてです。兼業農家はよく使うのに、兼業主婦って聞かなくないですか?なんでなんだろう、謎は深まるばかりです。

<前提条件>

一般的な家庭の都合はわからないので、今回は高田家を前提に話を進めていきます。嫁ちゃんと4歳の娘ちゃんと2歳の娘ちゃんの4人暮らし。移住してきたので近くに頼れる親族はいない(夫婦で映画を見に行けない)。娘は2人とも月曜から金曜まで保育園に通っていて、9時〜17時くらいまで預けている。土曜日保育も出来るので、たまに土曜日も保育園にお願いしている。

主婦は大変なんだよーという主張はよく聞くけど、感覚的に言われても僕にはなかなか伝わらなかった。経験したらわかったこともあって、大変な部分は大変だった。けど全部が大変というわけではなく、波を乗りこなすのが大変なのかもなーと。僕が半年間やってみて思ったことは、主婦業って大変だけどなかなか面白い仕事だなーと。クリエイティブな仕事と単調作業が混沌としている感じ。大変な時は大変だし、楽な時は楽すぎる。もっと多くの人が関われば面白くなるのになーと思いながらも、うちはうち、よそはよそという文化がありそう。主婦業をシェアするという文化があればもっと楽になるんだろうな。例えば、皿洗いも各々がコツみたいなんを持っていると思うが、You Tubeで調べてみてもあんまり良い動画は上がっていない。皿洗いを1回で綺麗に終わらせるコツがあれば僕はめっちゃ知りたい。なぜか汚れがあんまり落ちてなくて、2回洗いをすることが多くて、、、

主婦業とはなんなのか。

主婦業は大きく2つに分けることができることがわかった。①家事と②育児です。これを分けないと主婦業とは何かをつかみづらくなりそうだなと僕は感じた。

家事とは・・・掃除、料理(皿洗い)、洗濯、買い物、その他 

参照:ベアーズHP(https://www.happy-bears.com/kaji/)

育児とは・・・定義がない。個人的には寝かしつけが一番大変ですが、夜泣きとかオムツの交換とかご飯を食べさせるとか、服の着替えとか、おままごととか。やることが多すぎる。

参照:https://www.shinga-s-club.jp/

家事は自分でスケジュールが組めるが育児は自分の思い通りのスケジュールにならない。つまり、主婦業で効率的にできることは家事の部分だけで育児の部分はめちゃ複雑になっているわけ。でもこの部分に何か面白いポイントや改善できるポイントがありそうだなと。

具体的に高田家の話をしていくと、まず朝起きて顔を洗い(自分のこと)、洗濯機のボタンをONにし、そのまま子供のご飯の準備と子供の保育園の行く準備(オムツに名前を書いたり、連絡帳になんか書いたり)。子供が起きてくるので、ご飯を食べさせて服を着替えさす。この間に時間ができれば洗濯物を干す。機嫌をとりながら車に誘導し保育園に向かう。車の中でもしりとりとかゲームをしながらモチベーションをあげ保育園に預ける。帰ってきたら、洗濯物を干して掃除をして朝ごはんの皿を洗ってとしてたら11時くらいに。そのままお昼の準備をし12時くらいからご飯を食べ13時くらいからドラマを見てゴロゴロ。そして昼寝をしながらゴロゴロ。16時くらいになったら夜ご飯の準備を開始し17時くらいに保育園にお迎えに。帰りがけに公園により子供たちを遊ばせてから家に帰りお風呂に入りご飯を食べる。テレビとかゴロゴロしながら見て寝かしつけ。子供と一緒に寝てしまうことが多いのでそのまま次の日に。まあ、1日はこんな感じ。

主婦じゃない方はこの1日を見て「へー、こんな1日なんだ。あれ、昼くらいにめっちゃ時間あるじゃん。いいなーゴロゴロできて」と思われるかもしれないです。主婦の経験者は、何これ。こんなにうまくいかないから困ってるのよーと怒られそう。このあたりが上手に表現できないんだなと書いてて思いましたが、育児ってこの行間の裏にある余白がめっちゃ大変なんです。例えば、「ご飯を食べさせて」と簡単に書いてますが、スムーズにご飯を食べてくれないんです。食べながらご飯をこぼすわ、お皿を投げるわ、ベーっと吐き出すわって。なかなか進まないんです。大人だったら30分で食べられるご飯が子供は1時間とかかかる時があるんです。で、ご飯が遅れるとそのあとの工程が全部狂ってきて思い通りにいかないんです。もう一つ例を出すと、「服を着替えさす」って簡単に書いてますが、これも大変な時は大変で。自分の好きな服じゃないと泣き散らかすし、服を投げるし、柔道の寝技並みに動かなくなるんです。大人が1分で着るところを15分くらいかかる時も多々ある。そんなん無理矢理着させたらいいんだよって思うかもしれないけど、それがなかなか難しい。

まあ、こんな感じです。主婦のイメージが少しでも伝わりましたでしょうか?仕事に置き換えてみると、6時〜10時 16時〜22時のシフト制の仕事です。そして、どちらかというと何が起こるかわからない仕事(初めて新人に一人で仕事を任せる仕事とかクレーム対応の仕事と似ている気がします。何も起こらないかもしれないし、何か起きたら確変して炎上するという)

さて、やっと本題に入っていきます。(ここまで付き合っていただきありがとうございます)

世の中、WEB3とかお金2.0とかアイドル2.0などアップデートが流行っているのに、なんで主婦2.0は無いんだろうか。調べてみると2014年ごろにハウスワイフ2.0という流行りはあったみたいだけど、日本には定着しなかったのかなー。この本を見た記憶もない(笑)内容もわからないですが、、、今度読んでみよう。

アップグレードが起きない原因は何かなーと考えてみると3つの課題がありそうだなと。

  1. 主婦の仕事をクリエイティブに考えている人が少ないから
  2. 主婦の仕事の価値が高まらないから
  3. 主婦のマーケットではお金を稼げないから

①主婦の仕事をクリエイティブに考えている人が少ないから

社会でバリバリ働いていた女性が主婦になることはあるが、バリバリ働いていた男性が主婦になることは少数派である。男性の育児休暇の期間も女性に比べて短いことが多いし。仕事しか知らない男性が主婦の人を下にみて「主婦なんて」と言い放っているシーンはよく見かけるが、男性が「主婦になりたい」という声はあまり聞かない。主婦ってすごくクリエイティブな仕事なのに、仕事として見てる人が少ないからクリエイターとかイノベーターとかが主婦にならないのかも。「世の中を変える」仕事には興味を持ってバリバリやる人が多いけど、「家庭をクリエイトする」って仕事には興味を持たない人が多い気がする。もちろん、男性も家事や育児をしている人は増えたけど仕事と主婦業を反転している人は少ないと。このあたりに何か課題があるような気がする。

課題:主婦業をもっとクリエイティブな仕事としてどうアピールするか考える必要がある。

②主婦の仕事の価値が高まらないから

「主婦の仕事なんて」と軽く考えている人が多いかもしれないが、主婦の仕事って単純作業とクリエイティブな仕事が混在しているめっちゃ難易度の高い仕事なんです。しかも、誰にも相談できずに一人で戦っている人も多そう。そこに姑問題とか入ってくると、もうめっちゃ大変なんです。でも、このことを理解している人も少ない。主婦の仕事ってプロジェクトリーダーと似ている気がする。全体を把握して細かい作業に分割して進めていくあたり。例えば納期。大きなプロジェクトになると、期間内で最大の成果を出すための工程をリーダーは考える。それをいろんな人に振っていくわけだが、全体を管理しているのはプロジェクトリーダーである。つまり全体の仕事を理解していないと成り立たない。その中でトラブルが起こりそのトラブルに対応していくのも仕事である。主婦の仕事も同じで期間内で最大の成果を出すために行動しながら工程を考える。しかも、納期が短期間なことが多いし、すぐにイレギュラーな問題が発生する。そのため、工程を作ってもすぐに変更が必要になる。でも、納期は変わらない。クレーム対応を30分で終えないといけないのに、残り5分で相手の癇に障る言葉を言ってしまい炎上させてしまっても5分でクロージングさせるという神業みたいなことを主婦は当たり前にやっていたりする。

課題:主婦の仕事の難易度を知るために多くの人に体験してもらう必要がある

③主婦のマーケットでは稼げないから

基本的に、○○2.0とかWEB3とかってビジネスモデルの変換なのかなーと思っていて。つまり稼げなくなってきたから稼ぎ方を変えようという資本主義的な要素が強いかなと個人的には思っている。現実世界でお金を消費してもらうのは難しくなってきたから、メタバースという新しい世界を作ってそこでお金儲けをしようと一部の人たちが考えたわけだから。バレンタインも同じでチョコレートをもっと売りたいメーカーがバレンタインという文化を作りお金稼ぎポイントを作ったし、現代だとハロウィーンという文化でお金を稼ぐポイントを作れたし。でも主婦の仕事はどうかというとお金を生み出すことはない。育児を成功させて子供が成功者になると莫大なキャッシュポイントが生まれるわけだが、そこまで余裕を持って考えられる時間が主婦には無い。やっぱり目の前のことが大変すぎるから。

でも主婦業でもまだまだ稼げるポイントがあると思っていて。その1つは、主婦人材。つまり主婦を経験した人の社会復帰である。(女性の社会進出が取り上げられることが多いが、個人的に独身女性の社会進出は反対だけど、子育てを経験した女性人材の社会進出は大いに賛成してる)主婦を経験している人って毎日の修行から経験値が上がり優秀な人が多いので、社会に出ても仕事として価値を提供できる人は多い。主婦経験者の方が社会を変える仕事をしたりすると大きなインパクトを与えることができそうだなと。主婦経験者だからこそ見える視点って絶対にあるから。こういう流れが生まれてくると「1回主婦を経験した方が得になる」と考える人が増えるかもしれない。そうなってくると、花嫁修行は主婦人材育成塾としてマーケットを生み出せるし、人材会社は主婦人材の活用の場を提案しまくる。その結果、主婦人材の価値が高まり年収1000万オーバーの主婦人材が登場し、憧れの職業に。となっていくのかなーと。

課題:主婦人材のロールモデルを作り、主婦経験者に優しい世の中が必要になる

ま、長々と書きましたが、あくまで個人的で適当なことを話してます。でも、主婦業を面白がってくれる人が増えて、もっと多面的に考えられる人が主婦業界に参入して主婦業をReクリエイトすると面白い世の中になるんじゃないかなと思っています。それを誰かやってくれたら嬉しいな。ま、知らんけど。

最後まで読んでいただきありがとうございます。平日の昼間は暇です。流石に半年もドラマばっかり見てたら飽きてきました。ちなみにワイドショーって毎日同じことを話しているので頭がおかしくなりました。ポテチを食べながらワードショーを毎日見るというイメージが強かったんですが、そんなこと僕には到底できなかったです。ということで暇な時間を生産的に使おうかなとYou tubeを始めてみようと思っております。動画編集に興味を持っている方、こんな僕と一緒に何かやってもいいよという方、連絡お待ちしております。ブラック仕事を提供します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。どこかでお会いできることを楽しみにしております。

ABOUT ME
高田 裕明
東京から愛媛県西条市に移住して4年目。現在は、キッチンカーでバインミーを販売していたり、西条市の野菜を全国に配送していたり、企業向けに研修を実施したりしています。中学生の時のあだ名は、ドラえもん。高校の時のあだ名は、じゅんじでした。3年周期で仕事を変えてしまう、ちょっと厄介な体質を持っているようです。
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