私のやりたいことの1つに「愛媛の起業・スタートアップ活性化」があります。
今回のコラムでは、愛媛でスタートアップを活性化するにどうしたらいいか、思うところを書いていきます。
たてヨコメンバーの中で、興味ある方と一緒にやっていければと思います。
なんでやるのか?
起業・スタートアップが活性化していると
地域の課題を自分たちで解決していく、やりがいのある仕事が継続的に生まれる、新しい発見や前向きなチャレンジを身近に感じることができる。
日本や世界を良くすることに貢献できていると感じれる街であれば自分の街を誇れる。
自分が起業していないとしてもそういう場所に住んでいると楽しい。
経済がまわり、雇用が生まれるということももちろんあります。
現状はどうだろう
ローカルビジネスの起業は別として、スタートアップに関しては愛媛はあまりない状況。
あまり合わないから盛んにはならないかなーと思ってましたが、その前に活性化するような取り組みがほぼない状況です。
(ローカルビジネスに関してはいろいろと取り組みがあります。)
やるなら今なのでは
たてヨコをつくるときに、「起業コミュニティをつくっていきたいけど、起業はじめの方だけが集まるより大企業も公務員もいろんな業種が集まる母体になるコミュニティがあり、その中に起業に興味がある人が集まるコミュニティをつくりたい」という話をしてました(創設メンバーの総意ではなく、私個人の思いです)。
たてヨコが750人を超え、いろんな人とつながれるようになった今がタイミングだと考えてます。
また岸田政権が2022年をスタートアップ創出元年として5カ年計画を策定しているなど、追い風もある今年に動き出したいです。
問題はなにか
理想の状態は
理想の状態は、起業を目指す人が増え→ 起業家を支援し成功率向上→ 成功した起業家が次の起業家を支援→ 起業家がさらに増える、というようなエコシステムが形成されていることだと思います。
起業・スタートアップに3つの壁がある
愛媛で起業・スタートアップがなぜ活性化しないのか。3つの壁があると考えています。
刺激がない
地方には起業・スタートアップに関する刺激がないため目指す人が増えません。「あの人みたいになりたい」「あいつができるなら私も」「社会課題の解決は個から始まる」そんなロールモデルの刺激があることで目指す人が増えます。
見えない
起業・スタートアップに興味が出ても地域のロールモデル、支援、コミュニティはインターネットで検索しても見つけることが難しいです。都市部の情報を見つけることで移住していきます。
成長できない
地方には特に起業・スタートアップの成長のためのコミュニティやメンター、資金調達、大学企業との協業等の支援が足りません。成長できずに低空飛行を続けるか、成長できる環境を求めて移住していきます。
課題はなにか
では解決するためにどうしたらいいでしょうか。。刺激・見える化・コミュニティのグッドサイクルを回していくことだと考えました。
刺激を与えて、起業・スタートアップに興味関心をもった人が検索をすると、地域のロールモデルやコミュニティを知ることができ、行動を起こしてコミュニティに参加する。
成長すればその事例を他の人に共有することで、他の人の刺激になるというサイクルです。
一部ではだめで、地域で3つの要素がいると考えてます。
刺激 -Inspire-
起業家・支援者の母集団を大きくする。イベント、ビジネスプランコンテストを開催し、住民や支援者に刺激を与ます。成功体験やビジョンを共有することで、「あいつができるなら私も」「あの人のようになりたい」「共感したから本気で支援したい」と思える刺激を与えることで地域の起業家への興味・関心が高まります。
見える化 -Visualization-
母集団と成功率向上施策を接続する。
地域の起業家、支援者、コミュニティを見える化します。興味・関心を持った起業予備軍がロールモデルを発見し、支援者や成長につながるコミュニティを発見することで行動につながりやすくなります。支援者も地域の起業家やコミュニティを発見することで支援を行うことができます。
コミュニティ -Community-
起業の成功率を上げる。
事業の成長につながるコミュニティをつくります。起業家にメンター、大学の技術連携、エクイティ・デッドの資金調達、企業との協業、弁護士や会計等の専門家の支援、など成長につながる情報や人のつながりをつくれる環境を用意することで事業が成長していきます。
刺激 -Inspire-
イベントをやっていきます。
まず最初に7月にスタートアップウィークエンド愛媛を開催します。
世界中で開催されているスタートアップイベントです。
金土日の3日間で、スタートアップのビジネスアイデアを出し、チームを組み、仮説検証を行います。
起業を目指している方もそうでない方も、参加してみてください。
こんなに感情が上下になるイベントはなかったです。
定期的にイベントを開催していきたいと思います。
見える化 -Visualization-
地域のロールモデル、イベント、コミュニティなどを見える化していきます。
自分たちの活動だけではなく、地域の情報を集約するWEBサイトが必要だと考えています。
コミュニティ -Community-
成長につながる情報、つながり、仲間をつくれるコミュニティが必要だと考えています。
私も運営に入らさせていただいてますが、愛媛イノベーションベースが2022年4月立ち上がりました。
まだ2ヶ月で、メインとなる取り組みもこれからですが、しっかり運営していきたいと思います。
今後は
刺激・見える化・コミュニティのサイクルを回していけるような取り組みをみなさんと一緒できやっていきたいと考えてます!
こんなゲスト呼べるよ、こんな取り組みがいいのでは、などいろんな意見をください!