プロジェクトが始動してから、コアメンバーで何度もディスカッションを繰り返してきました。これからの時代をワクワクしながら生きていくために、学生達に何をしてあげればいいのか?しかし未だに答えが出ず、具体的な活動は決まっていません。焦りが無いと言うと、ウソになります。
しかし、議論を続ける中で、大きな問題に気付くことができました。
子供の人生の選択肢を奪っているのが、私たち大人ではないか
このプロジェクトでは、「いい成績とって、いい大学に行って、安定した企業に入り、定年まで働いたら悠々自適の老後」が人生の正解じゃないよ!と言いたいわけですが、そもそもそれが正解と思っている学生は、なぜそう考えるのか。本来子供は、自分のワクワクを原動力に活動する生き物ではないかと思います。そこに時代遅れの価値観を植え付けているのは、私たち大人ではないでしょうか。だとすると、私たち大人が変わらないと子供たちも変わらない。
いやいや、自分はそんな時代遅れな考え方はしていない!だから多様な生き方のためにこのプロジェクトを・・・。
でもふと考えました。このプロジェクトで、どの世代の学生をターゲットにしたいかという議論。高校生より大学生の方が響くのではないか、でも大学生より高校生の方が人生の選択肢が広いから・・・。それって、新卒一括採用で定年まで働く前提の話で、就活というタイムリミットから逆算する考え方だと思います。つまり、私たち自身もそういう価値観を持って子供と接していると思うのです。社会人としての人生は数十年あります。学生の数年でその先数十年の人生が決まるのはあるべき姿じゃないと思いますし、社会人になった後で学び直して新たな道へ進むのも現実的です。「就職が人生のゴールで、その準備期間としての学生生活」ではないと思います。
プロジェクトの今後
私たち自身のアップデートの必要性を感じつつ、学生たちに「本物の何か」を与えられるよう、企画を検討中です。
乞うご期待!