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たてコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

ビジネスマーケティングライフスタイル事業

Are you challengers ?

■prologue(プロローグ)

「それでも事業(開業)しますか? ​Do you still do business (opening)?」

起業開業 そのほかにも 副業 が ブームの如く日本及び世界を駆け巡っています、行動の理由には 個々の背景がありますし 独立・自立自体は とても素晴らしいです(嫌味ではないですよ、本当にそう捉えています)

そうした独立・自立には 夢や希望が頭上でキラキラと輝いています、では そうした夢・希望にも 現実(というハードル?)があるわけですが、その点は どの程度 視野に入っているでしょうか

Image by 愚木混株 Cdd20 from Pixabay 

今回は その「現実」の部分に焦点を当ててお話しします

前もって言っておきますが、以降の話は 「独立・自立を辞めなさい」とか 「大変だ」と 決して脅しているわけではありません、実際 行動を起こして挫折・頓挫・夜逃げが発生する場合は 現実 を避けてきたために 直面しているわけで、ワタシが 散見してきた事実からお話しする次第です

そして 何よりこれは ワタシ自身に向けた内容でもあります

それでは GOTO My Column!

■Come on! start a business

>さぁ!事業を始めるかぁ
Image by Arek Socha from Pixabay

事業には多様な選択肢があります、業界別・業態別、特に 業態については 会社・店舗に大別されます、特に 会社は 極論すると「自宅」でも構いませんし、物流面(メーカーから直納する販売方法をとれば在庫場所も必要なし)、なによりもネットを使うことで 個人までもが物理的な場所の体裁が必要なくなってきています

そうすると イニシャルおよびランニング コスト が相当圧縮できます

そうしたメリットがあるにも拘らず 物理的な出店を目指すヒト達は少なくありません、それは ヒトが物理的なモノから刺激を得て 安心する生活に慣れている、言い換えれば 仮想空間の生活スタイルにはまだ慣れていないかもしれないからだと 個人的に捉えています

このヒトの内面、心理作用とビジネスについては機会があればお話しますね

そこで 今回 は「店舗」型、それも皆さんがイメージしやすい ”飲食店”を例に お話しします
Image by Free-Photos from Pixabay

「店舗」型を選択するヒト達は少なくありませんから、そうしたヒトたちに向けて参考になれば幸いです、では 本題に戻りましょう

飲食店を開業するとした際に どのくらいの初期投資が必要でしょうか?

答えは、、「あなた 次第」です

それでは ココから 簡単な例を挙げていきましょう

費目 金額(千円) 内容
基礎工事費 1,000~3,000 電気・ガス・水道・通信、床・壁・天井等
改装工事費 2,000~4,000 区画整理・上物・装飾等
設備器具費 1,000~3,000 調理機器
消耗品等費 500 調理器具、ホール内の各種備品等
各種申請費 100 組合、保険、自治体
家賃等 500~1,000 初月家賃、仲介手数料、保証金その他
大体ですが 下限 510万円/上限 1160万円 かなぁ~と、ここでは 12~15坪のテナントと仮定しています

これ「全て借金」にします?
それとも「自己資金+借金」、もしくは「全部自己資金」 で行きますか?(=゚ω゚)ノ

ここで最初の決断です、進みますか? 辞めますか?

そうです、これこそが最初の「あなた 次第」です

■Oh, do you want to move on? Great!

>先に進みます!

素晴らしい! それでは 営業開始をするとしたら、という話をしましょう、ところで あなたは 毎月幾ら 稼ぎたいですか?

PhotoAC きなこもち
50万円/月? 100万円/月?

大体は 今の仕事や生活面から 独立・自立による期待感で、売上目標から設定したりします、間違いとは言えませんが、とても「危険」な始め方と naganoマンは 捉えています、そこで まずお伝えするのは「生活面の月額コストを ザックリと試算」してみる、ということです

費目 金額(千円) 費目 金額(千円)
水道光熱費 50 生命保険 6.5
地代家賃等 60 年金 15
通信費 10 税金 5
食費 30 車関係 10
遊興費 10 ローン 10
健康保険 10 ー子供が居た場合ー
養育費
50
ある程度の平均を考えて ざっと 合計してみました 26.65万円/月です(あくまで参考値ですから 厳密に捉えないでくださいね)

この生活に必要なコストを稼ぐための事業を考えて、 P/L(厳密ではない点 予めご容赦ください※)の中身を埋めていきます、それと 敢えて分かり易くするために預貯金等は考慮しません(逆に預貯金したいのであれば その分を利益に足して逆算すると 理解ください、決して売上に預貯金額を足してはダメです

売上・仕入・経費における消費税に関しては無視しています、考慮すると かなり分かりづらくなる理由からです、ご容赦ください m(__)m

費目 金額(千円) 内容
売上 897.608 次の章で埋めていきます
仕入 269.282 原価30%で試算
水道光熱費 50 電気、ガス、水道
通信費 10 インターネット・電話
家賃 100 10坪:33㎡、京間で18畳=6畳×3部屋分
人件費 115.2 時給800円×6時間×24日×1人
消耗品費 20 洗剤・アルコール・おしぼり・その他
広告費 0 インターネットや 手作り紙チラシで対応
税金 66.625 (売上ー仕入れ+費用)×20%
利益 26.65 上表の金額と同額
残金 0 敢えて プラスマイナス0設定としています

今回の試算では 生活費 を手に入れるには「約90万円/月」の 売上 が必要です、これはあくまで 飲食業のシミュレーションですが 事業の規模や内容にかかわらず、生活費を手に入れるために 稼がなくてはならない「売上」のイメージはわかってもらえたのではないかぁ~と (;´∀`) 如何ですか?

さて、続けますか? やめますか?

■WHAT THE HELL!! You are going to continue.

>続けます!

その覚悟はとても立派です、naganoマンは 心から 応援します!!

では、約90万円を稼ぐためには どのような「商品(やサービス」が良いのか?もありますが、ここでは 「価格」面からアプローチして シミュレーション してみましょう

 

分かり易くするために、メニューは1種類として 何食販売すればよいかを試算します、ちなみに月の営業日は24日(週6日)とし 単価もイメージしやすいように3種類を予め設定しました、あなたは 1日何食(A~Cパターンのどれで)売ることができますか

  A B C
単価 500 1000 2000
販売数(日) 75 38 19
販売数(月) 1800 900 450

安くすれば 購入者のハードルは下がりますが 75食/日 を本当に捌けますか?、逆に高くすれば 19食/日と数量は減りますが その値段に見合った食事(サービス)の提供が必要になります

事業計画を立てるときは こうした商品の価格面で パターンを描きますが 通称「数字遊び」になって現実から離れていきます

例えば、Aパターン(単価500円)を選択して仮説を立てると、自分+従業員1人雇用した10坪店舗にて、75人/日(8時間営業として9人/時間)の来客を維持し続けなければならないのです、そこが実現可能なのかをしっかり考える必要があるということです

今の自己力量(料理、店舗運営力)≒ 集客力と見立てて、どこまでが実現可能かを厳密に把握しなければ 一気に破滅(赤字転落 ➡ 撤退)に向かいます

具体的すぎる内容で気持ちが萎えたりしていませんか、それでは 改めて伺いますよ

次に進みます?

■You’re really motivated.

>行きまーーーーす!

分かりました、それでは 最後のお話です

今 貴方は、飲食(店舗型)や サービスを提供する事業等 の現実を しっかりと理解したうえで商売への前向きな気持ちで溢れています

最後にお伝えすることは マーケティングの「奥義」です

Alemko CoksaによるPixabayからの画像

顧客や売上をより多く獲得するには「手間」と「時間」がかかります、その ”事実” を認識して覚悟して挑むこと、時には懐に余裕が無くても 何よりも優先して解決するために「おカネ」を出し惜しみしない判断も必要になります

言い方を替えれば、「時間」を味方につけ「手間」を惜しまず、時には「おカネ」というマジックアイテムで「時間」と「手間」を短縮したりするということです

会社や店舗の認知度・実績作りに時間がかかります、そして認知度が顧客と売上を導いてくれます

これまでもそしてこれからも、実績が出る前に見切りをつけて撤退するヒト達は後を絶たないです、経営者達の中には傷の浅いうちに「損切り」「見極め」するパターンが 少なくありません

然しながら 老舗を想像してください、最初から繁盛右肩上がりではなく 山谷の線を描きながら徐々に収入を増やしている、そのようなサクセスストーリーを目にされているはずです

昭和平成令和、時代が変わったからと言って これまでのヒト(消費者)の在り方も 元号と共に大きく変わったでしょうか、むしろ 変わるコト・変わらないコトが混在しつつ、目にする変化は 5年10年単位と 緩やかだったはずです

インターネットがどれだけ発展しようとも、スマフォやパソコンを相手に商売をしているわけではなく、ネットの先に居る「ヒト」と会話し購買を促しているにすぎません

つまり、ヒト同士がモノやコトの売り買いをする以上は、相手がヒトであることを意識した事業を起ち上げ、ヒトの心理に働きかけるように、できるコトから優先して 時間と手間を惜しまずに 始めてみてください

■epilogue(エピローグ)

大変厳しい内容、辛辣な言葉、イヤな現実、夢をハンマーで潰すようなことだらけで 本当に嫌な奴ですよね、naganoマンは ( ;∀;)

しかし 夢だけでは お金は増えません、一方 現実ばかりでは気持ちが萎えてしまいます、言い方を替えれば、夢があるから続けられ 現実に向き合うから事業をつぶさずに済みます、「」と「現実」は コインの裏表 の関係です

心で感じる夢 頭で考える現実、この二つを 常に併せ持って 事業や仕事 副業に挑戦してみてください

何を隠そう、naganoマン も その道半ば (*‘∀‘)  だから

SO, We are challengers.

ABOUT ME
Hiroshi Nagano
現在「食堂めしや」店主(調理含) 1992年 - 2017年まで 東京在住、22年間の IT業界 会社員、その後に飲食業界に転身(調理師免許取得、飲食店の調理勤務) IT 業界での職種は SEおよび マーケティングスペシャリスト・経営管理含めバックオフィス業務にも携わる、得意分野は マーケティング全般