※本投稿に使用しているお写真は、参加された方のSNS等から一部頂戴しています。
残された「轍」を、未来へつなぐために。

今年3月、松山市郊外の踏切で、車椅子の前輪が挟まってしまい、逃げ出せずに命を落とした女性がいました。
石川水緒さん。このたてヨコ愛媛で「心のバリアフリーステッカープロジェクト」を立ち上げ、活動を続けてきた仲間です。
8月19日に開催された「彼女の轍とToDoと。」は、石川水緒さんの想いを引き継ぎ、次の一歩を考える場でした。
友人として、仲間として、あるいは同じ願いを持つ1人の人間として、多くの人に参加いただきました。

イベントでは、
- 水緒さんの歩んできた活動の紹介
- 事故の背景
- 「これからどう受け継ぐか」についてのグループワーク
が共有されました。
涙しながら思い出を語る人、車椅子ユーザーとして胸の奥にしまってきた経験を打ち明ける人もいました。
同時に、「前向きに考えよう」という声に励まされ、参加者それぞれが「自分にできること」を探し合う時間となりました。

共通していたのは、「水緒さんの想いを風化させてはいけない」という強い決意。
それは「ルール」や「制度」だけではなく、人の優しさを社会の力に変えていくこと。
「絶望を救うのは、小さな優しさ」──この言葉を胸に、私たちはこれからも活動を続けていきます。
【ダウンロード・拡散OK】想いをつなぐグラフィックレコーディング


この度、グラフィックレコーディングを担当させていただきました。
事故の背景を語られている最中は、どう記録すればよいのか迷い、手が止まってしまう瞬間がありました。私自身も水緒さんと交わした会話や、彼女の笑顔を思い出し、胸が締めつけられるような気持ちになり、なかなかペンが進まなかったのです。
それでも、あえて形に残そうと思ったのは、水緒さんの想いをみんなで共有し、未来につなぐためです。
言葉を絵や図に置き換えることで、参加できなかった人にも届く「可視化された想い」として残していきたい。
このグラフィックレコーディングは、ダウンロード・拡散ともに自由にしていただいて構いません。ぜひSNSや記事、日常の対話の場などでご活用ください。一人でも多くの方に「心のバリアフリー」の取り組みを知っていただけることが、活動を広げていく力になると信じています。
※サイズ変更やPDF化をご希望される方は、岡田にまでご連絡ください。
想いを背負い、多くの人をつないでくれたことに感謝を。

水緒さんと共にプロジェクトを進め、誰よりも近い場所でその想いに触れ続けてきた岡野祐介さん。
彼女の願いを伝える語りの中には、想像を絶する心の痛みや葛藤があったはずです。
それでも勇気をもって言葉にし、この場を作ってくださったことに、心から感謝を伝えたいと思います。
岡野さんが背負い、語り続けてくださるからこそ、私たちは“想いを受け取り、未来へつなぐ”ことができるのだと感じました。
この場は、みんなで創り続けていかなければなりません。
【9/23(火・祝)開催】「車いすまち歩き」共生社会について考えよう

水緒さんの取組みは、ステッカープロジェクトだけではありません。
先日11月に開催された「車いすまち歩きイベント」は、愛媛大学と車いすユーザーとして活動していた水緒さんとの共催で、地域に小さなきっかけを投げかける取り組みとなりました。参加者同士が交流し、車いすユーザーの視点や日常の声を共有しながら、あらためて「共に生きる社会」を考える場となりました。
この想いを受け継ぎ、さらなる学びと対話の機会として、9月にもイベントが開催されます
「車いすまち歩き」共生社会について考えよう ~石川水緒さんとのコラボ実践を通して~
- 日時:2025年9月23日(火・祝)10:00〜11:30
- 場所:堀江公民館(2階 大会議室)
- 講師:井上 昌善(愛媛大学 教育学部 准教授)
- 主催:堀江公民館
- 共催:堀江まちづくりコミュニティ会議
- 参加費:無料/事前申込不要

水緒さんの想いは私たち一人ひとりの中に残っています。
今回のイベントも、これから引き継がれるあらゆる取り組みも、すべてはその想いを受け継ぎ「優しさを可視化する」ための一歩です。
どうかこの記事を読んでくださったあなたも、一緒に考えてみてください。
「私にできる小さな優しさは何だろう?」と。


























