Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

デザイン自己紹介

人生ぐるぐるめぐる めぐりはら しとらす

プロローグ:基本設定は「迷子」

子供の頃から、私の人生の基本設定は「迷子」だった。

知らぬ間に見知らぬ人に話しかけ、どこかに行き、気づけばお小遣いとお菓子をゲットしている。 幼稚園の時「おかたづけをしなさい!」と母親に怒られ、それでもしなかった私に「出ていきなさい!」と雷が落ちる。「そんなに言うなら出て行ってやる!」と、素直にリュックへ荷物を詰め込んで家出する。 ――で、数メートル先の公園のベンチで、秒でお腹が空いてすごすご帰宅する。 「引っ込み思案なのに目立ちたがり屋」という、自分で自分がめんどくさい、そんな子どもでした。

第1幕:アーティストとしての壮絶な「第一幕終了」

青春時代? イラストなんてとんでもない。 高校の美術の授業で、向かい合わせの人の顔を描くという残酷な課題が出たとき、隣の席の友人から「お願いだから、もう描くのを止めてくれ」と真顔で絶望された。 その瞬間、私のアーティストとしての第一幕は、速攻、音を立てて終了しているのです。カーーーーーーーン🔨

第2幕:行動力おばけ、天神祭へ突撃

基本気質は、一ミリも変わっていない。 そう、私は「迷子の行動力おばけ」です。 やりたいと思ったら、脳のブレーキが故障しているのか、後先なんて考えずに全速力で突っ走る。ただそんな人生。

「どうしても、あの熱気の中で踊りたい……!」 その衝動だけで、日本三大祭のひとつである「天神祭」のど真ん中へ突撃。 直談判に直談判を重ね、気づけば天神講獅子の一員として本気で舞い踊っていたのだから、人生どこでどうなるか分からないのです。

……だが、代償は大きかった。 私の人生は、ぶっちゃけ「失敗の特盛り丼」。

第3幕:マレーシア狂騒曲と厄払いサバイバル

それでも「何かをゼロから生み出したい」という呪いのような創作欲が消えず、大人になってから飛び込んだデザインの世界。 そこから、私の人生という名のジェットコースターが暴走を始めるのです。

人生のハンドルを激しく切り損ね、「前厄で結婚し、後厄で華麗に離婚する」という見事な厄コンボをキメるのでした。 「よし、こうなったら地球の裏側で厄を振り払ってやる!」 なぜか選んだ行き先は、マレーシア

言葉も通じない。注文した覚えのない謎の激辛料理が出てくる。トラブルの連続なのに、なぜか笑いが止まらないのです。 「……あれ? 私、まだ厄が少し残ってたな?」なんて思いながらも、そこで手に入れたのは、どんな修羅場でもへこたれない鋼のメンタルと、フリーペーパーの営業・デザインをむちゃくちゃにやり抜いた実績。

日本に帰国してからは、なぜか覆面調査員として全国を飛び回り、餃子を食べすぎて「見た瞬間に味の良し悪しが嗅ぎ分けられる」という、誰得な特技を習得。いまだに運んでくるのを横目にあれハズレだななんて心の中で思ったりしています。

第4幕:ワンオペ起業の栄光とじぶんのアホさに絶望

そして――人生最大の「光と影」へ突入するのです。

「自分のアトピーを治したい。同じように苦しむ人を救いたい」 その純粋すぎる正義感と勢いだけで、「ワンオペ起業」の荒波へ飛び込みました。 徹夜の連続。気合と運だけで、阪急百貨店、京阪百貨店、ヒグチ薬局などなどへの販路をこじ開け、ポップアップ、ビジコン入賞、商工会議所や銀行でのセミナー登壇など貴重な経験をする。ひとり社長として走り抜けた日々。

だが――致命的な落とし穴が待っていたのです。 もともと文字のチェックが絶望的に甘い私。 商品の「成分表示ラベル」を盛大に間違え、全数刷り直すという、冷や汗どころか全身の血の気が一気に引く大失態をかまします。 「私ひとりの力なんて、砂の城みたいなものだ……」 深い絶望の果て、さらにいろんな出来事が起こり会社は手からすり抜けていき、どこかの誰かがうまくそれを掴んでいったのです。チッキショーーーーーー!と言いたいけれど、ある意味継続して経営してくれているのはありがたいことでもあります。消えるよりいいかな。

第5幕:エヒメの風と、Frescoの魔法

すべてを失った(ように見えた)あと。 「やっぱり、私はデザインがしたいんだ」 心の底からそう気づいたとき、人生は静かに、けれど確実に方向を変えたのです。

大阪から移住をして、フルリモートの環境を掴み取り、愛媛の穏やかな潮風山風を感じながら、東京のデザインチームへ。 さらに、人生初のブリーチをしてベリーショートにしたり(坊主にも)、自分の「やりたい」に嘘をつくのをやめた。人生長いようで短いのかもしれない。

そして、愛媛の自宅のデスクで運命の出会いが訪れる。 それが、Adobe Fresco(お絵かきソフト)との衝撃的な出会いでした。

「これだ」と思った。 あの日、美術の授業で「描くのを止めてくれ」と言われた私が、今やFrescoの魔法で、誰よりもカラフルな世界を描いている。 さらに、あの石水さんに次いで愛媛では二人目となる「Adobe Community Expert」にも就任。さらにさらに「Adobe Japan Prerelease Adviser」でもあります。
大好評?の「しとらす節の似顔絵」、そして地元の誇り・愛媛オレンジバイキングスのデザインコンペでの最優秀賞W受賞! Tシャツになり、新聞広告の5段を飾った私のデザインが街に飛び出していったのです。

第6幕:傷だらけの絵の具がくれたもの

振り返れば、傷だらけの道でした。 人に裏切られ、心が砕け散りそうな夜もあり、逆に、知らず知らずのうちに誰かを傷つけてしまった苦い夜もあった。 きれい事だけじゃない。痛みを誰よりも知っている。

だからこそ、言える。 人生に、無駄な寄り道なんてひとつもな

迷子になってお菓子をもらい、天神祭で踊り狂い、マレーシアで迷い込み、会社を取られて絶望し、愛媛で孤独を味わう。 そのすべての失敗が、涙が、笑いが、今の私を形作る「最高に贅沢な絵の具」だったんです。

エピローグ:私の物語は、ここからもっと面白くなる

真っ直ぐ進むだけが人生じゃない。 遠回りしたからこそ見られた景色があり、出会えた愛しい人たちがいる。

マレーシアへの移住や地方暮らしを経験したからこそ、新しい土地へ飛び込むときの心細さや寂しさが痛いほどわかるのです。だからこそ、つまずいてばかりだったかつての私と同じように「絵を描くのが苦手だ」「自分なんて……」って思い込んでいる人にこそ、Frescoを触ってほしい。ただただイラストを描く楽しさを爆発させてほしい!
あの美術の授業で絶望した私でも描けたんだから、上手い下手なんて関係ない。その純粋なワクワクを、たくさんの人に伝えていきたいんです。

そんな想いを胸に、いつか絵を描くことが苦手だと思い込んでる人に向けてFrescoの本を出すこと、そして――今年の12月には「EN:BASE」でのワークショップ開催が控えているのです! 新しい挑戦にドキドキしている私だけど、一人でも多くの人に「描く楽しさ」を爆発させてほしいから、心から楽しんでもらえる最高の場にするつもりです。どうかみんな、この新しい挑戦をあたたかく応援してくれたらめちゃくちゃうれしいです!

今の自分の立ち位置は、正直よくわからないままです。ナニモノナンデショウ? だけど、これまでのバラバラだった過去の経験が、ここからひとつに大きなうねりとなってまとまっていく。そんな確かな予感があるのです。

行動力おばけゆえの失敗も数知れずだけど、人生どこでどう転がるかなんて本当に分からない! これからも我慢せず、おもしろいデザインとイラストを全力で届けていきたいです。ふつうが何かわからないけど、わたしらしくヘンテコで笑える、でも何かこころに残る・・・そんな人になっていたいです。

私の物語は、ここからもっと面白くなる。この続きも知りたくないですか?
そんなあなた。ぜひおともだちになってください。愛媛に友達がいなさすぎて引きこもってます。それではおもしろい出来事がおきないかもしれないのでぜひ!!そして、迷子にならないように一緒にいてくれたらうれしいです。

最後に。
あえての文字だけのコラムにしてみました。―― 私がどんなイラストを描くのかは、あなたの脳内で自由に想像してみてください。

……って、気になっちゃいました? もしよかったら、私のSNSに遊びに来てください。最高のカラフルでおかしな世界でお待ちしています♡

Links:

  • X(旧Twitter) / Instagram
  • プレゼント 🎁
    限定おひとりさま無料似顔絵描きます!各種DMから気軽に声かけてください!(多数の場合は抽選します。って来るのかな???)
ABOUT ME
めぐりはら しとらす
"めぐりはら しとらす🍋です。コロナの時に生まれ育った大阪から移住してきました。 海外に住んだり、起業したりでとにかくいろんな経験をしています。 車に乗れないため愛媛のどこにも行けず、まったく愛媛のいいところを知れないまま数年経ってしまいました。もったいない! 気の合う人たちと仲良く、そして愛媛に何か貢献出来たらいいなと思っています。 あとクリエイターの集まる場所がつくれたらいいな。 ※2026年にAdobe Japan Prerelease Adviserと愛媛で2人目のAdobe community Expertになっています。"
PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com