松山市内から三津浜へ
3年前、50代半ばにして一念発起。松山市内の実家を引き払い、一人息子と二人で三津浜に引っ越しました。
賃貸物件の築90年以上の古民家を自力リフォームして暮らせる古民家宿<おいとこ三津浜邸>を運営しています。
4LDK1軒まるまるDIYに1年以上かかったので、宿としての運営は2年目です。
おいとこ三津浜邸Facebookページ
https://www.facebook.com/oitoco.mitsuhama#
場所はこちら→https://maps.app.goo.gl/qQ1xxcAHSAmPRfae8
松山市内から松山市内なので「移住」とは言い難いかもしれません。
ただ、三津浜を1mmも知らずに入居したので「半移住」な感覚です。
生活の場、事業の場として、まだまだ七転八倒していますが、多拠点生活サービスADDressとの提携、Airbnb登録、直予約とで、少ーしずつゲストのご利用が入ってきています。
ほとんどの方が松山観光、移動の中継地点としてのご利用で、三津浜という地域を知らずに来られます。
半分くらいが日本人で、半分くらいが外国からのゲストです。
そこで、ゲストに旅の想い出を作ってあげたくて、三津浜を紹介できるよう、昨年から意欲的に近所をお伺いしたり、SNSで情報収集したりし始めました。
三津浜に足を運んでもらえるよう、ワークショップやイベントや宅飲みも開催しています。
そうこうするうちに、気付いたこと、思うことが諸々ありましたので、初投稿のネタにしてみることにしました。
三津浜に対するゲストのコメント
ウチは家主居住型なので、ゲストとお話する機会が多々あります。
その際のゲストの三津浜についてのコメントをシェアしたいと思います。
- (車で)松山に入ると時間がゆっくりになるのを感じるんですよね
- (三津浜のような)古い家と新しい家が混在している町並み見たことないです
- (穏やかな気分になったからか電話で)妻と仲直りできました
- 綺麗な公衆トイレがいくつもあってすごいですね(都会では次々にトイレが撤去)
- 歩いて行ってはしご酒して帰ってこれるのいいですね
- 猫と町の共存が自然ですね
- すれ違いに町人に挨拶されてびっくりしました
- 既にコンテンツ整ってるじゃないですか
- 店主さん達が個性的で濃い
- 一見でもウェルカムな感じでした
- 時間の流れがゆっくりであっという間に過ぎます
- 意外と立地いいですよね(松山空港と三津浜港に)
- 唯一無二のお店ばかりでいいですね(松山市内は画一的だけど)
- 三津の渡しが無料ってすごい
- どこのお店も安い
- もっと居てみたかった
あるあるで、わかりみデス。
住んでみてのワタシのコメント
良い悪いではなく、客観的に…
- 平日人が歩いていない ※1
- 個性的な方々が多々(クリエイター多し)
- 各自ピン存在で独自(徒党にならない)※2
- お店も増えて各自独自イベントが多々開催されている
- 新しいお店やイベント情報を知りにくい ※3
- 午前中営業しているお店が極少(喫茶店が1軒)
- 営業時間や営業日が各店めいめい ※4
- 徒歩15分圏内でほぼ生活可能(買い物・病院・支所・銀行・郵便局・100均他)
- 移住者として近隣で嫌な思いが一度もない
- 松山市街まで電車もバスも15分、海岸へも15分は必要充分
- バイク10数分内にスーパーが9軒は便利
- 24時間営業のラムー松山西店最強
- 各種飲食店の価格やメニューがバラエティに富んでいる
- 静かで町に文字が少なくて視覚的に頭が楽
- 高いビルが極少で空が広くて圧がない
- 漁港近辺だけど平地だからか空気が穏やか
- 道すがら知り合いと遇う(市内ではありえん)
- 歩いて飲みに行って歩いて帰れる(素顔で)
- 三津浜には何度でも足を運んでもらえるコンテンツがある
- 三津浜は三津浜のままでいい、と思う
控えめに言って三津浜サイコー。
これからのことを考えるとしたら
さて、佳境です。
気になっているのは
- 平日人が歩いていない ※1
- 各自ピン存在で独自(徒党にならない)※2
- 新しいお店やイベント情報を知りにくい ※3
- 営業時間や営業日が各店めいめい ※4
です。
かつて商人の町でもあった三津浜も時は流れ、高齢化も進み、新旧入れ替わってきています。
が、新規のお店はほぼ個人事業です(それが三津浜らしさで大事で重要)。
商品やサービスなどほぼリピートビジネスであることを鑑みると
当然常連さんの定着は経営上必須。イベントも然り。
地域が回り続けること ≒ 人が回り続けること ≒ 経済が回り続けること
だとすると、最優先なのは、
一次商圏の地元の方々に知ってもらう
ではないでしょうか。
松山市内外からの集客も数的にも大きいと思うけど、まずは地元の人に知ってもらって、地元の人の口コミや繋がりで松山市内外にも広がっていくのではないかと感じています。
一次商圏向けの情報発信は世界発信を兼ねると思うのです。
三津浜はメディアに取り上げられやすく、他者からは「熱いね」とよく言われます。
でもいざ来てみると「人がいない」「店が開いてない」「どこになにがあるかわかりにくい」「一見では入りにくい」と言われがちです。
古いお店やマニアックな情報、「今日」の情報はネットでは辿り着きにくいと思います。
当宿のゲストも既にネットで調べていることが多いのですが、地元ならではの、道すがら立ち寄ってみてほしいところや、ゲストの嗜好にあったお店をできる限り情報提供したりしています。
やっていきたいこと
ということで…
一昨年、唐突に三津浜コンテンツを紹介しようと勝手に

三津浜通信
https://www.facebook.com/328ma.press
というフリーマガジン(紙)のサンプルを自主制作したことがあります。
三津浜の方々にお世話になりながら。
(過去グラフィックデザイン業だったので自力持ち出しで)
三津浜周辺数キロ内に設置して手に取ってもらえればと考えて。
制作費用は企業のスポンサーを探して発刊したかったのですが、広報窓口までたどり着けず只今棚上げ状態です。
クラウドファンディングや補助金も考えましたが、三津浜の新参者の一個人という立ち位置で自由度を優先できるかどうかを鑑みて立ち止まったまま…。
中高年ひとり事業の只今のワタシは、日々の事業や家事や野暮用に明け暮れてしまっています…。
とはいえ、
1mmでも1秒でも1文字でもなにか成そうと、
■三津浜通信のウェブサイト
■三津浜イベント情報のGoogleカレンダー
には取り組んでみようと思っています。(SNSで流れて行ってしまう情報を溜めるため)
その他…
■三津浜散策ツアー
好評だった三津浜を歩いてご案内するツアー(有料)を秋から再施行予定

さらには…
●デジタルノマドを1人でも誘致したい
なんだかやることの多さに身震いがしてきたのでこの辺りで…
おわりに
既に60近くになっているワタシがやりたいのは
人が一休みする場所を作る
限りある時間は地域や目の前の人に使う
次世代が持続していけることに取り組む
を、自分にとっても持続可能な状態にしていくこと、でした。
ちゃんちゃん♪



























