みなさま、はじめまして。
初コラムを書かせていただく、管理栄養士・栄養カウンセラーの牧野 晴美です。
管理栄養士の仕事をなんとなーくしていた私でしたが、
『私たちの身体は食べたものからできている』
という言葉に衝撃を受け、
6年前から、栄養の世界にどっぷりハマっています!
自己紹介がてら、いかに私が“食事と栄養”のスゴさに気が付いたのかをお話します。
ほんの少し、栄養の世界をみなさまも覗いていってください!
やりがいを感じない仕事・・・そんな時に運命の出会いが!
親にすすめられるまま管理栄養士の大学に行き、特に興味もなかった栄養学を学び、なんとなく管理栄養士になった私。
いざ仕事をはじめたら、給食業務・献立作成・栄養管理など激務に追われ、逃げたい私。
患者さんからの何気ない食事の質問に、マニュアル通りの答えしかできない私。
患者さん「朝食はパンとごはんどっちがいいですか?」
私 「・・・・。バランスよく食べてください。」
明確に答えることもできず、栄養相談をする度に落ち込む毎日。
モヤモヤした気持ちを抱えているときに、栄養相談を行った方から、
「私の原因不明の体調不良は、実は、栄養失調だったの。
栄養療法をしたら、すごく体調がよくなったのよ。」
というお話を聞きました。
えっ!こんな時代に栄養失調!?
栄養で体調って良くなるの!?
衝撃を受け、すぐに栄養療法について調べました。
栄養の力ってスゴイ!栄養にハマり勉強の日々
患者さんから教えてくれた栄養療法の講座にすぐに申し込み、栄養学について一から勉強し直しました。
私たちの身体(細胞・皮膚・骨・髪・爪・筋肉・血管・ホルモン・免疫・脳など)は全て、食事からとる栄養素から作られているといことに、やっと気付きました。
今食べているものが、未来のカラダを作るということを、考えながら食事をしたことなかった。。。
自分がいかに無知だったのかを知り、今までの自分の仕事ぶりを心から恥じました。
勉強すればするほど、もっと栄養素について知りたい、カラダやココロの仕組みを知りたいと、栄養の世界にどっぷりとハマり、勉強をしまくりました。
私自身も実は栄養不足だった!重度の貧血と判明
栄養学の勉強をすると同時に、自分にも栄養療法を実践しました。
血液検査で自分の栄養状態を調べると、まさかの、『栄養不足』の判定。
好きなもの、ラクに作れるものしか食べてこなかったからなぁ。。。
さらに、『重度の貧血』だということも分かりました。
貧血とは、体の中の鉄が少ない状態です。
鉄は体の全身隅々に酸素を運ぶ役割をしているので、鉄不足は、全身が酸欠状態ということです。
そのため、全身のあらゆる場所で不調が起こります。
勉強してはじめて気づきましたが、私の人生は鉄不足による不調のオンパレードでした。
・小学生の頃から白髪がたくさん
・体温は常に35度台
・立っていられないほどの肩こり
・汗が止まらない
・お腹が冷え冷え
・謎の微熱が続く日々
・足がムズムズしてじっと座っていられない
・喉にいつも何かがつっかえている感じ
細かい不調まであげると、数え切れないほど。
月経前はイライラ&悲劇のヒロインに変身
感情も食事からつくられることを知っていますか?
鉄はメンタルにも大きな影響を与えます。
![](https://tateyo.co/wp-content/uploads/2024/10/やじろべえ-1-pdf-1024x724.jpg)
![](https://tateyo.co/wp-content/uploads/2024/10/名称未設定のデザイン-1-pdf-1024x576.jpg)
やる気を高める『ノルアドレナリン・ドーパミン』や、
怒りや焦りなどのマイナスな感情を抑制し、精神を安定させる効果がある『セロトニン』といった脳内神経伝達物質をつくるためには、たんぱく質を主原料として、必ず鉄も必要です。
そのため、体の中の鉄がすっからかんの私のメンタルはブレブレでした。
鉄がさらになくなる月経前と月経中は、イライラとなんで私ばっかり!という感情で支配されていました。
このどうしようもない感情をぶつけられる被害者は、毎回ダンナ様でした(笑)
わざわざ何年も前のイヤなことを思い出し、あの時あんなことされた!あんなこと言われた!と悲劇のヒロイン&イライラMAXに。
仕事から家に帰ると、なんか奥さんが機嫌悪い・・・。
俺、何かしたっけ。。。。
ダンナ様、こんな経験ないでしょうか?
原因は鉄不足です。(いや、違う場合も多いっ‼)
食事と栄養を見直すと、カラダとココロに変化が!
食事を見直し、不足していた栄養素を補給すると、私のカラダとココロに明らかに変化を感じました。
体温は36度台になり、気づけば足のムズムズ感や喉の違和感がなくなりました。
半年、1年と継続していくと、不調が徐々に軽減していきました。
栄養で満たされてくると、心にも変化があり、落ち込みやイライラが減りました。
気持ちの揺らぎが安定し、主人への八つ当たりはずいぶん減りました。(まだ少しある笑)
不調がゼロになった訳ではありませんが、以前のひどかった自分の体には絶対に戻りたくない!と、心の底から思います。
もちろん栄養素を補給するだけではなく、なぜ重度貧血になっていたのか、きちんと原因を調べて、治療することも大切なので、私の鉄不足との戦いはまだまだ続きそうです。
まとめ
『食事を変えれば、未来のカラダは変わる』
食事と栄養を見直すことは、未来の自分への健康投資です。
さらに、栄養不足はココロにも影響します。
職場や家庭に、気分の波が激しい人やすぐにキレる人がいると本当に嫌になりますよね。
もし自分がそうだった場合、今の時代パワハラだ、モラハラだと言われてしまいます。
足りない栄養素をきちんと補給し、カラダとココロを整えることは、社会人としてのマナーの一つかもしれません。
“食事×栄養”でカラダもココロも晴れやかに
みなさまもぜひ一度、ご自身の不調と食事に向き合ってみてください。
栄養や食事のことで気になること、お手伝いできることがあれば、いつでも声をかけてください!
![牧野晴美](https://tateyo.co/wp-content/uploads/2024/10/ベスト-150x150.jpg)