ご挨拶
みなさん、こんにちは!はじめましての方、はじめまして!
「ほとけ」こと、仏淵 正人(ほとけぶち まさと)です。
名前のインパクトが少々あるのでこの文字列を目にされたことがある方もいらっしゃると思いますが、今回コラム初挑戦ですし、たてヨコ愛媛での知名度はまだまだな私ですので、この場を借りて私の自己紹介だったり、持っている価値観だったり、大事にしている活動だったりをお話しさせていただいて、共感や興味、関心を持っていただいた方とたくさん繋がりを持てたらと思い、乱筆ではありますが徒然なるままに書き連ねたいと思います。
経歴を少々
私は広島県呉市の生まれで、高校卒業までの18年間を呉で過ごしました。名前のイメージから、よく由緒ある生まれなの?だったり、実家がお寺なの?と思われがちですが、そんなことは全くなく、ごくごく一般的なサラリーマン家庭で育ちましたw

そこから大学進学や就職、転勤で各地を転々としたのち、縁があって2014年に愛媛県西条市に終の棲家を構えて移住してきまして、はや10年が経とうとしています。
西条は北に瀬戸内海、南には石鎚山系の山々が連なり、とても自然が豊かで水もきれいだし、またそこに住まう方々は温かい方ばかり。地域のつながりも深く、秋には西条祭りがあって、アウトドア好きで飲みニケーションをこよなく愛する私の琴線をくすぐるモノやコトがたくさんありました。

愛媛は広島、大阪に次ぐ3か所目の土地ですが、一番暮らしやすくて自分に最も合っている場所だなぁ、と感じています。
ジョブチェンジ
私は去年末まで全国に支店・支社を持つ某大手SIerに23年近く勤めていました。
が、いろいろな事情が相まって、この年齢ながら昨年末にジョブチェンジを果たしまして、現在は西条市内の企業で社内SEとして勤務しています。
もしかしたら50歳を前にジョブチェンジを考えている方もいるかもしれないので、私が転職に至った経緯を少しだけお話したいと思います。
旧職時代は四国・愛媛の地に軸足を置き、圏内企業様に向けて様々なシステムやITソリューション、DX事業の提案・導入支援を行っていました。事務所は松山市内にありましたが、コロナ禍をきっかけとして終盤はほとんど出社することなく、客先に行くか自宅の西条からテレワークのどちらか、といった勤務環境でした。

西条に越してきて10年近く経ち、この地で事業をされる企業だったり、そこに住まう方々に対してITの力でご支援やお手伝いができることが私のいわゆる”働き甲斐”でした。ところが、昨年あたりから会社の方針が大きく変わり始め、地域で働く私にも大都市圏中心のビジネスにシフトするアサインが。
当たり前に終身雇用以外の選択肢を考えてこなかった昭和オジサンな私でしたが、このまま会社にしがみつくのか、それとも”働き甲斐”に従って新たなフィールドにチャレンジするのか。
迷いは全くありませんでした!というとウソになりますが、私が持っている価値観に従って進むことで恐怖心はほとんどありませんでしたし、チャレンジすると決めてからは楽観的な性格も相まってイケイケ!ドンドン!な自分がいましたw

後述しますが、2021年から続けている「とある活動」で繋がったご縁から、2024年の1月に今の会社に入社することになり、またこの地域で事業をする企業やそこで働く方々のために仕事ができています。
私の価値観
そんな私が大切にしている価値観。
これも後述する「とある活動」で出会った方からインスパイアされたのですが、ある言葉がもともと持っていた私の価値観に非常にリンクしていて、この言葉を聞いたときに私自身の存在が肯定されたような、全て容認されたような気持ちになったのを明確に覚えています。
まさに、言い得て妙。
それは「セレンディピティ」という言葉。
「セレンディピティ」とは、思いもよらなかった偶然がもたらす『幸運』のことを言います。ただ、『幸運』というものは誰しもに平等に振ってくるものではなく、「構えのある心(the Prepared Mind)」を持った人に訪れるものだということ。すなわち、『幸運』な出来事を引き寄せる能力こそが、「セレンディピティ」の真髄なのです。
諸説ありますが、私の理解だと「構えのある心(the Prepared Mind)」とはこのような行動・マインドのことを指しています。
- 様々なことに興味を持ち、行動量を増やす
- 何事にもオープンマインドで取り組む
- 積極的にチャレンジする
- 物事をポジティブに受け取る
- 気付きを記録し、振り返る
- 多様な価値観を持つ人との接する機会を増やす

私自身、もともと楽観的で「なるようになるさ~、なるようにしかならないよね~」的思考の持ち主なんですが、上述の「構えのある心」が、まさしく私が意識的/無意識的に持っていた価値観と完全に同期していて、うっすら感じていた「自分ってなんか運がいい気がするな~」という感覚(これ自体、私が楽観的だったりポジティブシンキングの象徴かもですね)が、ただただ偶然訪れていたわけではなく、自らが引き寄せてたんだ!とわかった瞬間、私の全サブいぼが総立ちになりましたw
振り返ると、後述の「とある活動」(しつこいw)もそうだし、たてヨコ愛媛に参加したのも、チャレンジしたい、より多くの人と知合いたいという価値観によるものだと思っていますし、ジョブチェンジについても、現状維持バイアスに屈することなくチャレンジしたことが、今ある『幸運』を呼び寄せたんだと信じてやみません。
たてヨコに参加されている皆さんは、この「セレンディピティ」に対して共感冷めやらないと思いますが、そうでない方も、ぜひポジティブかつオープンなマインドで様々なことにチャレンジしていただいて、『幸運』を引き寄せていただければ幸いです。
「とある活動」とはなんぞや
そして。お待たせしました。
後述の「とある活動」についてお話しします。
既にご存じの方や、実際に参画していただいている方も多くいらっしゃると思いますが、その「とある活動」とは、四国を中心に地域創生と人材育成の両輪で活動している「DAISプロジェクト」です。
DAISプロジェクトは、社会課題の最先進地域と言われる四国を舞台に、様々な企業、団体、組織からダイバーシティな方々が集まってチームを組み、答申先と呼ばれる各団体・自治体から出されたリアルな社会課題テーマを解決するための施策を提案します。
一方で、様々な振り返りのプログラムによって自分自身を客観視・メタ認知して成長を促す、といった人材育成の一面を持っています。
集まった参加者は無作為に振り分けられ、企業から4~5名、自治体から1名の、計5~6名でチームを組みます。
加えて、各チームには”リフレクションパートナー”と呼ばれる、いわゆるメンター的な位置付けの役割を持ったメンバーが入り、チームや個人の振り返りセクションで気づきや成長、変容の最大化を支援します。
初めましてで集まったこのチームで、3か月後には答申先に向けて解決プランを提示するのです。
もちろん簡単には行きませんが、DAISが終わった時には、多くの皆さんが安堵感と達成感、そしてそれぞれの成長を手にすることができるはずです。

DAISプロジェクトとの出会い
私の人生を大きく変えたとも言うべきDAISプロジェクト。
そんなDAISとの出会いは、私が西条に越してきて数年後のことでした。
確か2018年だったと記憶していますが、とある媒体で住友グループ数社が集まって西条で地域創生ワークショップを開催している、といった記事を目にしました。すでに西条の魅力に取りつかれていた私は、当時勤務していた某SIerも同じ住友グループだったこともあり、ぜひ混ぜてほしいなぁ~と思ってはいたものの、思うだけでその願いは果たせずにいました。
それから数年後の2021年、eatの「On&Off~えひめリーダーの素顔」という番組で、住友重機械イオンテクノロジー月原社長がDAISのことを紹介されていて、「これ、参加したいと思っていたやつだ!」とピンときて、すぐに事務局に連絡したのが始まりです。
初参加は2021年後期日程で企業からの参加者という立場でしたが、翌期からは事務局側として2024年前期の今期まで6期連続で参画していまして、今期はとうとうメインファシリテーターという大役を拝命しています。
毎期毎期、事務局が入れ替わるのがDAISプロジェクトの特徴で、過去に参加した方がまたDAISに関わりたいと思って帰ってきてくれるところが、非常に面白く、興味深い座組だと思っています。
ぜひオブザーブに来てください!
そんな、そんなDAISプロジェクトの2024年前期日程、現在(2024年5月~7月)絶賛開催中です!
今期の答申先は「香川県さぬき市」と「高知県土佐町」で、それぞれリアルであり難解、かつ取り組み甲斐のあるテーマをいただいています。
【香川県さぬき市テーマ】
さぬき市の農業の発展に向け、5年間で「さぬき市は〇〇のまち!」
と言えるような施策を提言せよ
【高知県土佐町テーマ】
現役世代のニーズを満たしつつ、将来世代のニーズを満たすような
土佐町の住宅施策を提言せよ
そして、7月25日(木)の最終セッションでは、各チームが2か月間かけて練りに練った最終「答申」が発表されます。
各首長さんはどのプランを自治体の事業として採択するのでしょうか!?
気になる方は現地オブザーブ大歓迎ですので、個別にDMください!
さいごに
徒然なるままに書き連ねましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
私自身に対してだったり、セレンディピティ、DAISプロジェクトに興味、関心を持っていただいた方!ぜひぜひ繋がりましょう!
ご連絡をお待ちしております。