はじめに
こんにちは。
4回目のコラムになります。
えひめ生まれのえひめ育ち、松山市在住の福田真由美と申します。
ゆずめろん。という名前で 針育講師(4歳からできるお裁縫教室)、グッズデザイナー(こんなのあったらいいなと思うモノを製作、販売)をしています。(HP:https://yuzumeron.com/)
本業とも繋がっているのですが、パーソナルカラーアナリストでもあります。
今回は 「色」について綴りたいと思います。
皆さんの生活の中にちょっとした色の知識をご活用いただけたら倖いです。
洋服を買う時に困ること

暑さ厳しい中、夏のバーゲンも始まっていますね。
洋服を買う時にこんなお困りごとはありませんか?
・好みの色を選んで試着してみたけどいまいちしっくりこない。
・店員さんに「お似合いです」と云われたけれど 帰って着てみたら家族に不評。
・店内で見た時と購入後、外で見た時とで色合いが違う(光源の色の違いが原因です)
・流行にのって買ったものの周りと被っていまいち個性を表現できない。
・そもそもに自分に似合うものがどんなものなのかわからない。
・時間をかけて洋服を探したものの結局買わずに帰った。
・無難なモノトーンを選びがち。
・セールになっていたからお得な気がしてとりあえず買ってしまう。
上記は私がパーソナルカラーリストの資格を取る前に感じていたことです。
自分に似合う色を知っていますか?
*パーソナルカラーとは…
その人が生まれ持った色(肌、瞳:黒目、白目、虹彩、髪の毛)の組み合わせと調和する(似合う)色のことです。普段まじまじと瞳の色をみることはないと思うのですが、自分や周りの人を見比べてみてください。黒目やその周りにある輪っか(虹彩)と白目の色合いやコントラストの強弱等、違いがわかると思います。

似合う色は主に上記の4つのグループに分けられますが、似合う傾向が複数のグループにまたがっている人もいます。「似合う」に縛られ、自分の「好き」を諦めるのは本末転倒です。まずは自分が苦手なグループを知り、それを避けて選ぶ方法が初心者にはおすすめです。
好きな色が似合わない色の場合は なるべく似合う色を顔周りにもってきて 好きな色はボトムスに使うといいです。どうしてもトップスに使いたい場合は、似合う色のアクセサリーを持ってくることで似合わせることが可能です。男性ですと ネクタイやメガネ、帽子に似合う色を取り入れるのもいいですね。
自分のパーソナルカラーを把握しておくと上記に挙げたお困りごとは軽減、解消できます。
無駄な出費や労力(時間)を割かずに済むようにもなります。
似合う色を知る効用
他に役立つことを3つあげます。
一つ目は、自分と周りから見る印象の乖離を縮めることができます。
過去にこんなお客様がいらっしゃいました。
お子さんが通う幼稚園でママ友の輪に入りたいけど、なかなか声をかけてもらえないという悩みをお持ちでした。パーソナルカラー診断をさせて頂き、その一因にご自身の似合う色と身につけている洋服やアクセサリーの色がミスマッチなのでは?と感じ「こんなお色を選ばれてはいかがですか?」と提案させて頂きました。
その後、実際に身につける色を変えてみたら 話しかけられるようになったとのことでした。
メラビアンの法則によると人の第一印象は3~5秒で決まり、視覚からの情報が大きな割合を占めるそうです。
見た目の印象で「この人 とっつきにくいな、、」と思われて敬遠されるより 選ぶ色で印象が変えられるなら知っておくほうがコミュニケーションを円滑にすることができます。TPOに応じて色を使い分けることも可能です。
二つ目は特に女性におすすめなことです。似合う色を顔周りにまとう(メイク、洋服、アクセサリー等)ことにより、顔の影(ほうれい線、クマ、しわ)が目立ちにくくなります。
洋服(トップス)がレフ版のような役目を果たしてくれます。
表情が明るくなり、目力が増してよりいきいきとした印象になります。
パーソナルカラーは基本的に一生変わらないといわれています。
年を重ねると肌のトーンが下がるので、より色の効果を感じやすくなります。
若い時は気にならなかった色が似あいにくくなったという方にはお試し頂きたいです。
そして 無難だと思われている「黒」は誰にでも似合う色ではなく 実は扱いが難しい色です。
白も同様です。純白の「白」は特に難しく、クリームがかった白(例:ハーゲンダッツのバニラの色)、青みがかった白(例:100円アイスのバニラの色)等、自分にあった色を選ぶことで調和します。
三つ目は衣料のロス減少に繋がるということです。
白石綾さんのコラムにありましたように 衣料のロスは環境だけではなく、人にも大きな負荷を与えます。
私が愛媛発サステナブルファッションブランドを目指す理由|たてヨコ愛媛 (tateyo.co)
環境省によると、家庭から出された廃棄衣料は年間48万トンが焼却、埋め立て処分されているそうです。その数はなんと毎日大型トラック約130台分にのぼります。

*環境省より引用
衣料を作って売るには数々の工程があり、環境や労働者に負荷をかけて私たちの手元に届いています。


*朝日新聞より引用
にもかかわらず、使わない衣料を買って捨てるのは私はやめたいです。 その観点でも自分の似合う色を知ることは大切だと思っています。

最後に
私は本業はお裁縫をしているのですが、「色」のこともリンクしています。
ものづくりにおいて配色の幅を広げたくてカラーを学んだのがきっかけです。
カラー全般を学ぶ中でパーソナルカラーを知り、お客様に似合うもの(布もの、アクセサリー)を提供できるようになりました。
今後は 色がもたらす心理効果についてもっと学びたいと思っています。
なかなか奥が深いカラーの世界。知れば知るほど興味がつきません。
下記のページは私の「からふる」というページです。
お客様のビフォーアフター等を紹介しています。よかったらご覧ください。
URLhttps://www.facebook.com/karafuru05
ここまで読んで下さりありがとうございます。
色を通して自分を見つめ直したり、生活を豊かにするきっかけとなるコラムになっていましたら倖いです。