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AIの画像生成にチャレンジしてみよう!

2022年は、画像生成AIが一般ユーザーに解放された年!

midjourney、Stable Diffusion、DALL-Eなどの名前を見たことがある人も多いと思います。
これらは、コンピュータに膨大な画像を読み込ませて、それらの特徴を学習させた上で、文章などをオーダーすると瞬時に「こうじゃないかな?」とコンピュータが考えた画像を生成するプログラムです。
画像生成AI、AI画伯などと呼ばれています。

当初はハイスペックなPC機材(グラフィックボード)などが必要でしたが、デザイン作成アプリ(Canva)の機能に含まれたり、Adobe Photoshopに導入されたり、そしていらすとやのテイストで画像を生成するサービスが始まったりと、わずか半年ほどで一般ユーザーが気軽に使えるようになりました。スマホで生成できるようなアプリもいろいろリリースされているので、利用されている方も多いかもしれません(例:画像生成AI、Dream by WOMBO、AIピカソ、Wonderなど)。

そこで、そんな画像生成AIを使った画像生成のやり方を、簡単にご紹介します!
※この記事で紹介するのは、ブラウザ版Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)です。

画像生成AIのデモサイト、https://huggingface.co/spaces/stabilityai/stable-diffusion へアクセスします

デモサイトの画面です。入力欄(上)に描いて欲しい写真などのイメージをテキストで入力して、右側の黒いボタン[Generate Image]をクリックすると画像が生成されます。

注意が必要なのは、テキスト(=プロンプトと呼びます。日本語で「呪文」と言われることもあります)は英語・英文で入力する必要があるので、日本語を英語に翻訳する必要があります。
※アプリやサービスにより、日本語でそのまま入力できる場合もあります。

日本語を英語に翻訳するには、みんな大好きGoogle先生の翻訳機能を使いましょう(もちろんDeepLでもOK)。

日本語でイメージした文章を英語に翻訳してプロンプトを作りますが、若干のコツがあります。

・描いて欲しいイメージの大まかな特徴は文の先頭に入れましょう。
・伝言ゲームで相手に伝えることを意識して文章を作りましょう。
・画像生成AIはほぼ外国人と思いましょう。外国人に伝わるようにカンタンなフレーズで短く簡潔にまとめましょう。
・短い単語で区切るのもオススメ(black dog,shiba-ken,short hair)。でも、文の先頭に近いフレーズの重要度が上がります。

日本語のプロンプトができたら、右側に表示されている英文をコピーしましょう。
ちなみに今回入力したプロンプトは、「Mandarin oranges piled up on the kotatsu」となりました。

Google先生、ありがとうっ!次はいよいよ画像生成AI、Stable Diffusionの出番です。

先ほどコピーしたプロンプト(英文)を、Stable Diffusionデモサイトの入力欄にペースト。そしてボタンをクリックします!

すると、画面下部に生成画像が表示されます。その時間、約30秒程度!あくびしてたり伸びしてる間に完成します。

お待たせしました!完成です!プロンプトで生成させるたびに、4種類の画像を生成します。
よく見るとちょっとおかしい画像だったりなんかイメージと違うって部分もありますが、そんな時は同じフレーズで再生成してみましょう。実は、毎回生成画像は変化しますので、何回か繰り返してみるのもオススメです。

それでもうまくイメージ通りにならない場合は、プロンプトの作り方(訳し方)を工夫したり、修正してみるのもいいでしょう。

生成された4つの画像のうち、1つをクリックすると大きな画像が表示されます。ここで右クリックするなりロングタップするなりで画像を保存できます。

ちなみに、生成した画像の著作権はどこにあるの???という議論もありますが、現時点(2023年1月)では、「著作物=人間が創造性を用いて作り出したもの」という法解釈のため、画像生成AI=機械が作り出した画像には著作権は存在しないと言われています。
ただし、プロンプト(呪文)は、人間が想像して作り出した文章となるため、プロンプトには作成したユーザーに著作権が発生します。

なお今回のデモサイトで生成した画像は、プロンプトを入力して作成した人が自由に使うことができ、プログラム・サーバ運営者は一切の権利を主張しないとされています。

画像生成AIを使いこなすためには、国語力と伝達力が大事!

画像生成AIをつかって生成した画像とプロンプトをご紹介します。ぜひどんな画像が表示されるか、下の作例と同じものが出るのか出ないのか、試してみて欲しいと思います。

雲海の切れ間から輝きながら昇る初日の出
The first sunrise of the year, shining through the gaps in the sea of ​​clouds



画像生成AIは海外の開発者が作成しているものが大半のため、学習に用いた画像データやプロンプトの解釈などが外国の文化・言語がベースとなっているようです。

今後画像生成に限らずAIは実社会に浸透し、日々の生活をさらに便利にしてくれることは確実です。
しかし「AIに使われるのではなくAIを使いこなす」という心づもりが大切です。そのためには、自分が何をして欲しいかを言語化する国語力、それらを伝えてイメージさせる伝達力が必要になるでしょう。

近い未来のAIを活用した生活を一足先に体験するために、ぜひ画像生成AIにチャレンジしてみましょう!

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