Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

愛媛県スケート環境 2.0

 全愛媛県民が激震した2022年11月初旬のイヨテツスポーツセンター閉鎖のニュースから2か月が経とうとしている今、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 悲しい、悔しい、知らんがな、、、、いろんな思いが交錯していると思います。
これから年末年始で帰省した際には親族や友人たちと「冬にはよくイヨテツに滑りにいったのに寂しいねぇ⛸」なんて会話が飛び交うのではないでしょうか。

新しい時代の始まり

 2027年1月のイヨテツスポーツセンターの営業終了が正式に発表されました。が、諦めていない人が愛媛にはたくさんいます。 連盟関係者や、フィギュアスケート・アイスホッケーなどのジュニアチーム関係者などなど。
 施設老朽化、少子高齢化による利用客の減少、維持管理コストの上昇。。。施設存続が経営的にも難しい状況にある中、今までスケートリンクを運営してくれたこと、利用者・競技者のことを思い、今年で終了ではなく4年の猶予をくれたイヨテツグループに感謝しつつ、新しい景色を見るために歩みを始める時と捉えています。(こうなってくると、タイトルに2.0とかつけたくなる年頃です。)

なぜスケートリンクが必要だと思うのか

 非常に厳しいこの状況。皆さんの中にも、正直「そんなにスケートなんてしに行かないし、なくなっても困らないよ。しらんけど。」っていう方が多いのではないでしょうか? それでも、私がスケートリンクが必要だと思う理由はただ一つ。

愛媛県に住んでてスケートできないって悲しすぎるから、、です。

 リンクがなくなると、

  • 毎日のようにリンクに通っている子供たちは競技をやめることになるでしょう。
  • さらに、団体種目の場合、始めたばかりの下級生を上級生が育成することで、チームが成り立ちます。遠い将来にリンクができたとしても、一度リセットさせた環境では、対外的に戦える体制を整えるまでにはさらに長い時間を要することになります。
  • そもそも、羽生結弦選手や浅田真央選手、カーリングのもぐもぐタイムに憧れる子供たちは、競技を始めるために、愛媛を離れていくかもしれません。
  • もちろん自分たちのようなスケート競技者・愛好家も、練習するためだけに、香川や倉敷まで高い高速代を払って出向く必要が出てきます。(やめちゃうかも)

 つまりは、悲しすぎるのです。(ロジック弱めなので、異論・反論は受け付けます。)

愛媛県以外だって一緒でしょ?

 全国にはスケートリンクは172場もあるそうです。47都道府県に172場です。で、愛媛は現在、冬期限定のリンクが1か所だけ。それも4年後にはなくなるというわけです。

 南国沖縄にも通年利用可能なリンクがあります。(先週末12/17(土)に、アイスホッケーの国体予選@倉敷がありました。高校生までが出場する少年の部で愛媛県は沖縄県に敗戦しています。良い環境の県を見てもきりがありませんが。。。)四国には、愛媛と香川に冬期限定リンクが各1か所。徳島と高知にはリンクがありません。つまり通年利用可能なリンクが四国にはないのです。

ただ、徳島は来年、特殊なスケートリンクをオープン予定です。
県内初の人工アイススケートリンク23年度オープン 県立東部防災館に、氷使わず樹脂パネル敷き詰め
東京にもさらに新しいスケートリンクがオープンされるとか。
「東京辰巳アイスアリーナ(仮称)」が2025年度に開業へ カーリングもできる通年型アイスリンク

 新しく新設されるリンクがあったり、官民協業で閉鎖予定のスケートリンクを維持した市などもあり、人口減少に伴い閉鎖するのを受け入れるだけというのは、違うなと強く感じています。

最後に

 まず、この件に少しでも興味をもって、頭の隅の隅で結構なので、覚えておいてくれると嬉しいです。そして、これからどういった動きをとっていくかは未定ですが、署名やスケートリンク活用のアイデア募集など、たてヨコの皆さんに甘える場面もでてくることと思います。その時は、ぜひぜひ力を貸してくれると嬉しいです。
(自分の会社でスケートリンク運営するよ、とか大歓迎です!w)

ABOUT ME
小松 賢司
大学卒業後、不二家のカントリーマアム工場にて管理業務を2年ほど経験した後、アクセンチュアにて経営・業務コンサルを8年経験。現在は、(四国には店舗がないですが)西友というスーパーマーケットにて、テクノロジーを活用した自動発注や価格設定最適化の仕組みの導入や戦略立案を担当。
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