久しぶりにコラムを担当します!愛媛大学4年の小林美晴です。
2回目のコラムは「好き」について書こうかなと思います。
突然ですが、私は自分の「好き」を無視してきました!笑
それに気づいたのは大学2年生の時。
もっと早くからちゃんと自分の好きなものに向き合えばよかったなぁとかなり後悔しています。。
私は実は絵を描いたり、ものを作ったりするのがとても好きです。母が手芸が好きだったこともあって、小さい時から裁縫も大好きでした。陶芸やイラストを描いたりするのも夢中でやってしまいます。最近は家族や友達の誕生日プレゼントに沿えて手書きのメッセージカードを作ってあげたりするのが本当に好きで、寝ずにできるものは何かと言われたらカードづくりな気がしています。笑
でも絵を描くことや物を作ることを「好き」だと他人にちゃんと言えるようになったのは本当につい最近です。
小さい時から好きだったにも関わらず、中学の時から大学2年生くらいまでなんとなくやらなくなってしまいました。
理由はおそらく二つあると思います。
一つは比べられるのが嫌だったから。
私には妹がいるのですが、私が小学校3年生の時から一緒に美術教室に通っていました。入った当初はもちろんそんなに作るものに差があったわけではないのですが、年を重ねていくにつれて妹の才能と実力が開花し、私なんぞ到底足下にも及ばないほどになりました。
それに加えて妹の持つ独創性はそのスクールの中でも大きく注目されるほどでした。
と、ここまで書くと兄弟のいらっしゃる方なら経験したことがある「比較」に悩まされるわけです。笑
私もその一人でした。
「妹さん”は”上手だね」
その言葉を聞くたびに「あぁ美術ってうまくないといけないんだ」と感じるようになりました。その結果、学校での勉強の忙しさを理由に通うのを辞めてしまいました。
もう一つは役に立つものでなければならないという呪縛。
小学3年生から中学校の最初まで通っていた美術教室を辞めたあとは学校でしか美術に触れる機会はありませんでした。高校生になっても同じで、自分から何かを作ったりするというのを進んですることはありませんでした。むしろ避けてしまっていたような気がします。そして大学生。自由な時間がたくさんある中で、周りの学生が「好きなこと」に没頭する中、私はひたすらに「将来の役に立つもの」という判断基準で生活していた気がします。それは将来の職業を意識していたからこそで、とっても大事なことではあるのですが、今考えるとその当時の自分は苦しそうだったかもなぁと。当時の自分に「何が好き?」と聞いてもきっと困惑しただろうなと思います。笑
「好き」は強いエネルギーになる
ただ、大学生になり本当に幅広くいろんな方とお会いする中で、キラキラ輝いている人ほど、自分の好きを持っているということに気づきます。そしてその「好き」は役に立つとかお金になるとかそういう判断基準じゃなくて本当に自分が好きだと言えるものなんだと思いました。
そしてそういう方々から学んだのは「短い人生において自分のワクワクや好きなことを追求することが人生を豊かにする」ということです。
自分がどう外の社会や他人から見られているか、評価されるかではなくて、自分の内なる声に耳を傾けること。自分の好きに素直になることは生きる活力になるのだと思いました。
リハビリの日々
それからちょっとずつ私は絵を描くこと、ものを作ることが好きだ!と意識するようになりました。うまいか下手かは関係ない。何より大事なのは自分がそれを好きかどうか。
グラレコをやってみたり、iPadでイラストを描いてみたり…
やっぱりやってみるととても楽しくて!!
なんで時間がある大学1,2年生の時にやらなかったんだろう…と後悔してます。。
とはいうものの、やはり人の目を気にしてしまったりしてまだ「自分はこれが好きなんだ!」と言えない時もあります。そして同時に私の中で深く根付いてしまった「役に立つかどうか」の判断基準から卒業するのにももう少し時間がかかりそうです。