Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

【なりたいもの】はない。けど、【やりたいこと】は、山ほどある。

皆様、いつもお疲れ様です。今回も投稿日のギリギリにUPすることになった岡田です。…ゴメンナサイ( ˘•ω•˘ )ぴえん

わたしは通信制大学時代を含めると、2019年秋からズット途切れなく「社会人学生」を続けています。本当、「学び」のない日はありません。毎日「学び」しかない。

これがですね、めちゃくちゃ楽しいわけですよ

もうどっぷり文献につかりたい。論文読んでたい。同期や先生らと毎日ディスカッションしていたい。対話を重ねてアイデア生み出したい。気が付いたらいつもゼミグループのオンラインミーティングは深夜までやってるし(みんな揃って寝不足)。

いま、めちゃくちゃ学んでいるのに、それでも学びに飢えてるんです。

先日、とある取材を受けたときに編集者の方が言っていました。

「筋肉マニアが毎日筋トレしないと気持ち悪いように、社会人学生に一度ハマったら、学ばないことが気持ち悪くなるらしいよ」

…えっと、それ、私のことです( ˘•ω•˘ )。

修士課程終わったら、どこ受験できるのかなぁ、ってたまぁーに大学院情報見ています。←

で、結局、岡田は「何者」になるの?

最近、私が周りからよく言われる言葉です。

…まぁ、ね。

そう言われても仕方のない生き方してるなぁー…と自分でも思ってるわけですよ。

普段は、ごくごくフツーに病院で医療従事者として働いています。しかも、かれこれ正職員として10年以上も同じ職場で。…つまり、安定したお給料と社会的保障はしっかりといただいているわけですよ。激務ですけどね。このコラムも終業後に病院で慌てて書いています。

↑最近、大学院の同期がTEDxに登壇したのでグラレコをプレゼントしました↑

なのに、グラフィックレコーディングやらプレゼンテーションデザインやらやってみたり、コワーキングスペースの会員になって面白い企画あったら参加してみたり、たてヨコ愛媛に入って面白い人たちとたくさんつながってワイワイみたり、書籍PJで裏表紙描いてみたり&あとがき書いてみたり(買ってない人はコチラから急いで購入ですよー!)、通信制の大学院に行ってみたり、修士研究しながらワークショップデザイナー目指して受講していたり、それでいて本職の職能団体でも活動していたり。

ただいま、「失敗のデザイン」を研究中。近々アンケート調査を行いますので、皆様ご協力お願いいたします。

ホント、ここ1,2年は特に落ち着きがない生き方をしているんです。

そんな私を見て、周りから「何になるの?何者になるの?」という質問をいただくわけです。

 

…はい。

結論を申し上げます。

「なりたいものなんて、今のところ、特にないっす。」

え?いまの仕事、辞めるの?

これは、二言目にいただく質問です。

そりゃそーですよね。医療者なのにわざわざMFA(芸術修士)取ろうとしてるし、青学でワークショップデザイナー取ろうとしているし。

「デザイン関係に転職?いまの仕事やめるの?」

…と大抵の方に言われるのです。

こちらも結論を申し上げますと、

「臨床工学技士を辞める気持ちは1ピコもない」

じゃぁ一体、岡田は、何がしたいのさ。

となると、三言目は、これになるわけですよ。

なりたいものがあるわけでもなく、ただただ「学び」にバンバン投資して、DESIGNを極めながら、医療者は辞めない。

「お前、なにがしたいねん」って言われても、仕方ないんですよね。はい…。

でも、ほんとに、「何かになりたい」わけじゃないんです。

「やりたいことをやってるだけ」なんです。

ただ、さすがに「やりっぱなし」じゃないんです。

学生やってる人で一番最悪だと思うのは、学んだ知識そのまま他人にひけらかすこと。…ぶっちゃけそれ、他人からしたら、知識自慢の、ただただうっとうしいだけの奴

別にわたしは肩書が欲しいわけでもなく、「学んだら満足!終了!」と思ってるわけでもないのです。

 

「掴んだ知識や技術を、「いま」に、どのように結び付けて、どんな新しいワクワクを起こすか」

その選択を、無限大に広げたいだけなんです。

さまざまな情報や経験、知識、人脈(『LIFE SHIFT』で言うところの「無形資産」にあたるようなもの)を、領域や分野を超えて結び付けていくと、新しい「アイデア」や、これまでに感じなかったポジティブな「やりがい」、自分自身が問題としていた課題の「答え」が生まれることがあります。人はその瞬間、すごい幸福感(Serendipity)を感じることができます。

私がやっているデザイン思考だって、臨床に直接必要なテクニックではありません(本当はめちゃくちゃ必要なんですけどね。ただ、少なくとも国家資格を取得するのに必須ではない。)。

しかし、ジブンが置かれたいまの環境(仕事)がより楽しくなるためには、時に他のノウハウを取り入れることが必要なのです。

私にとってその課題感が「DESIGN」だったわけなんです。

仕事に「やりがい」はあるんだけど、「やりたいこと」は、やれていない。

私はそんな思いで社会にいる人たち(特に医療従事者)を、どうにかして解決できないだろうか?と思っています。

「ジブンがしたいこと」を、ジブンがいま置かれているフィールドに「お持ち帰り」できるような場づくりができたら。

これって、たとえ今の仕事が「なりたくてなったわけじゃない仕事」だったとしても、「好きになり」「輝く」きっかけになるんだとおもってるんですよね。

…なんだか、甘ちゃんかしら。私。

ABOUT ME
岡田 未奈
愛媛県松山市出身の平成生まれ。 「いのちをささえるエンジニア」である臨床工学技士として県内の医療施設に従事。人工透析を主業務として、呼吸治療、心血管カテーテル治療、不整脈治療、医療機器管理などを兼務。  一方で、『医療にDESIGNを。』をコンセプトとしたパラレルワーキングをしており、ライター、グラフィックレコーダー、プレゼンテーションデザイナーなどマルチクリエイターとして多彩な顔を持つ。 2021年4月より京都芸術大学大学院で社会を変えるための創造力となるデザイン思考の研究を始めるほか、2022年4月より青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムに参加。 愛媛県下で学生や一般社会人を対象としたデザイナー的マインドを養うためのコミュニティや学術的な場を創ることが目標である。
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