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たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

ビジネスライフスタイルチーム

“システムリーダー”に!!!おれはなる!!!

おはようございます。こんにちは。こんばんは。山中です。

3回目のコラムです。お付き合いいただけましたら嬉しいです。よろしくお願いします!

今回はリーダーをテーマにしてみました。

リーダーのイメージとは?

マンガにはたくさんの魅力的なキャラクターがいて、その中には大抵リーダーがいますよね。

どんどん強くなる敵に対して修行を積んで個々の力をどんどん伸ばしていく孫悟空。敵を倒すという問題解決において、とにかく強くて頼りになる存在です。典型的なリーダーという感じがします。

“海賊王になる”という壮大なビジョンを持つルフィ。強いことに関しては孫悟空と一緒ですが、海賊として必要なスキルはほぼほぼ持っていません。航海術もないし、料理もできないし、何といっても泳げない。そして、“おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!”と言い切っています。一見リーダーっぽくないですよね。ただ、これもまたリーダーの形です。

この辺りの考察は、Googleとかで検索したらいくらでも出てきますのでこの辺にして、本題です。

皆さまはリーダーと聞いてどのようなイメージを持ちますか?

ボス?

○○部長?あるいは△△課長や主任?

チームリーダー?あるいはプロジェクトリーダー?

国のトップ?議員の方?行政機関の人?

こういった立場や役職という意味でのリーダーを思い浮かべる人が多いのではないかな…と推測しています。このイメージ、大抵が世界共通で多いそうです。

リーダーの語源、知っていますか?

では、ルフィは船長だからリーダーなのでしょうか?…違いますよね。

リーダーの動詞「Lead」は「Leith」というインド・ヨーロッパ語を語源としています。そして、その意味は『敷居を越える』。つまり、『敷居を越えて最初の一歩を踏み出す』ことがリードするという意味です。

そのため、リーダーシップというものは、本来立場や役職に関わらず発揮されるものであり、実は誰でもリーダーになることができます。

ルフィのいる麦わら海賊団は、自分たちの得意・不得意を個々が自覚し、それぞれの役割において各々がリーダーシップを発揮していると思っています。つまりは全員がリーダー

出来ることのみに焦点を当てがちですが、出来ない、助けて、どうしたらいいかな?と問いかけるといったことも、実は『敷居を越えて最初の一歩を踏み出す』リーダーにとって大切なことなのではないかと個人的には思っています。

カリスマ的なリーダーには限界がくる?

孫悟空のように個々の力を限界突破しまくって何でも一人で解決するだけの力をこの先ずっと持つことが可能なら、そのようなリーダーに全てを委ね、託し、任せてしまえば全てが上手くいくかもです。何より周りは責任も少なく、楽です(笑)

しかし、現実はそうはいかない。

一人のリーダーが全ての段取りを整え、周りを巻き込んで引っ張っていくことで、周りはそのリーダー「依存」します。「依存」は悪いことではないと思っていますし、ごくごく自然に起こる現象でもあります。私もしょっちゅうどちらの立場も経験しているように思います。

上手くいっているときはいいんです。ただ、必ずと言っていいほど行き詰ります。そして上手くいかなくなったときは往々にして、

あなたが(リーダー)なんだから何とかしてよ。

あなた(リーダー)が次の指示出してくれないと動けないよ。

この状況を解決するのがあなた(リーダー)の仕事でしょ。

あなた(リーダー)がやると言ったからこっちはやってるんだけど。

あなた(リーダー)に出来ないならこれは誰にも出来ないよ。

…といったようなリーダー=立場や役職にした心の声が私には聞こえてきます。(あくまで私見ですが)

これからのリーダーのあり方とは?

たったひとりのリーダーが課題解決に挑むには限界があります。社会で起きている数々の課題は「ヒト・コト・モノ」が複雑に絡み合っていて本当に厄介。

私が関わっているえひめがね‐PJで扱っている環境問題もそうですし、直近の出来事で言うと、コロナウイルス対策も、ウクライナで起きていることも、松山市議会議員選挙の投票率についてもしかりです。

しかも、“人は変化することに抵抗があるのではなく、変化されられることに抵抗する”のだそう。分かっているけど出来ない・変えられないシステム構造やメンタルモデルが、課題をより複雑にしています。

そのため、自分もこの世の中の仕組み(システム)に関わっている変わるべきシステムの一部だと気づかせ、変化を起こすのではなく、変化が生まれるように導く存在、すなわちシステムリーダーの存在が今、そしてこれからの社会にとても求められているんです。

前回のコラムのテーマが哲学だったからという訳ではないですが、約2500年前に中国の哲学者である老子が集合的なリーダーシップを広げていく人物像についてこんな説明をしています。

悪いリーダーは、人々に蔑まれる。

良いリーダーは、人々に尊敬される。

最高のリーダーは、人々に「自分たちの力でやった」と言わせる。

老子

いかがでしたでしょうか?

私自身は、まだまだシステムリーダーには程遠いですが、”システムリーダーにおれはなる”を目標に、システムリーダーを目指しています!

なので、私は先頭に立ってすべてを段取りして「さあ、みんなやるよ!いくよ!」というリーダーは目指していません(笑)一人では何も出来ない自信があります!!!えひめがね‐PJも同じです。一緒に一歩踏み出してくれるシステムリーダーを求めています!

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。

(参考図書)
これからの「社会の変え方」を、探しに行こう。02システムリーダーシップの夜明け
学習する組織

ABOUT ME
山中 三沙貴
松山市在住の山中三沙貴です。 愛媛県内を中心に地球温暖化やSDGsに関する講座やワークショップを行っております。 地域の共創の場を作ることを目指して、パラレルキャリアを歩み始めました。 2030SDGsゲーム公認ファシリテーター 愛媛県地球温暖化防止活動推進員 松山市エコリーダー 地球温暖化防止コミュニケーター
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