
仕事や人間的に「この人すごいなー」って思う人がどんな本読んでるか?をコンテンツにしたら面白くない?
たてヨコメンバーは「すごい」よ思える人が多いから可能性ありそう!
それ僕もめっちゃ気になります!
ビジネス本でも漫画でも絵本でも、解釈の違いで「そんな読み方アリなの?」「なるほどそういう視点があるのか」ってありそうですし、知ってる人の書評だと◯mazonよりもっと信頼値あって普通の書籍レビューとも違ってきそうですね。
こんな好奇心からはじまったのがこのプロジェクト「たてヨコオンライン本棚」です。
一覧画面に出す情報が肝
「本棚コンテンツ面白そう!」という直感はあるものの、素直に思いつきのまま進めると「思ってたんと違う」となってしまう可能性が高いので「イメージしていたのを具体的にすると?」と、具体と抽象を行き来しながら進める必要があります。
本棚コンテンツの概要
- 本棚コンテンツが面白いと感じるポイントは「同じ書籍でも解釈の違いで気づきの変容が生まれる」こと
- つまり「1冊につき1人の書評」よりも「1冊に多様な読み方」がOKな世界線。同じ書影が並んでも成立させるには?
- ヴィレッジヴァンガードはある意味その体現例。普通なら手に取ることがなかった書籍にテーマやキャッチコピーにより「面白そう」と興味を湧かせてくれる
これらを踏まえ、実際のシステムを作る前にレイアウトを考えてみました。
ユーザー画面の設計をするときのセオリーとして、理想的な使われ方をしたユートピア的なイメージよりも「作り手としてあまり望まないパターン」で考える方が良いことが多いです。
ver.1 書影とタイトルがメインで並ぶ一般的なレイアウト

「書籍紹介コンテンツ」なので、単純に書影と書籍名、おすすめしている人のアイコン+名前を並べました。
このレイアウトだと、同じ書影が並んだ時に「これは一体?」となってしまいます。
よくよく読めば「誰が」「この書籍に対して」「どう感じたか」がサマリとして書かれている事がわかるのですが、1つの書籍ブロックに占めるユニークなエリア(紹介文、紹介者アイコン+名前)が3〜4割程度なので、よくよく読まないと面白さが伝わらず、伝えたい事が伝わらないコンテンツができあがってしまいそうです。
ver.1.5 キャッチコピーで推す

某本屋さんのPOPをパクったインスパイアしたレイアウトです。
たてヨコ愛媛の本棚コンテンツで提供したいことは「その本面白そう!」と「読んでみよう!」を生み出すこと。「紹介者がたくさんいる」とか「めっちゃ売れてる」といった量販的なことも確かに大事かもしれませんが、そういうことは資本主義の現実に任せましょう。
せっかくコミュニティで作るコンテンツなので、関係性のベクトルが加わる方がワクワクします。
なので、レイアウトver1.5では「誰が紹介しているか」に加え「この本ってひとことで言うとどんな本ですか?」をPOPみたいに見せる案です。ver.1と比べ、紹介者の感情が込められる設計です。
コンテンツの自走力
人間が瞬間的に記憶できる文字数は9〜13文字と言われています。
Yahoo!トップのニュースはケーススタディとして有名ですが、さすがにそこまでルールを厳しくすると投稿難易度が爆上がりして、コンテンツが始まった瞬間に過疎コンテンツの道を歩みかねません。
とはいえ「一言でどんな本?」は重要な要素でもあるので、キャッチコピーに関しては「入力できる文字数は制限を設けないけど表示文字数を制限する」といった方法になるかなと思います。
あと、書籍紹介ブロックの上部についている「私の意識革命」「優しくなれる本」といったラベルは「テーマ」です。投稿者自信が設定するルールにするとテーマ過多になったり、似たテーマが出てきたりが発生しそうなので、テーマ設定をする場合は、運営側で統制を取る必要があります。
つまり、このテーマ設定もコンテンツを面白くするかどうかを左右する重要な鍵となりそうです。
投稿は好きな時に。テーマは定めるが、使っても使わなくても。
本棚コンテンツの投稿形式を、たてヨコラムのような「◯日に1回投稿されるリレー式」にするか「好きな時に投稿する自由形」にするか。仮に「今月のテーマは”読む前は大して期待してなかった本”」といったテーマにしたとして、その投稿だけ受け付けるよりは「ネタに困ったらこういうテーマもあるので、読書好きの人はぜひ投稿してくださいね!」程度の緩さが良いかもしれません。
書籍を読み終えて投稿欲が高まった時、ぴったりハマるテーマがその時出ているとは限りませんからね。
フォローアップの課題
2010年のTED動画で「社会運動はどうやって起こすか」@デレク・シヴァーズ
をご覧ください。
「たてヨコオンライン本棚」というコンテンツが出来上がったとしても、中身を作るのは皆さんです。
その皆さんは、投稿者はもちろんフォロワーとなる読者も両方を指します。動画を見て感じるのは、むしろフォロワーのほうが重要。
コンテンツ本体はウェブサイトに置かれますが、投稿されたコンテンツがどう楽しまれるようにするか。ここの考察をもう少し進めつつ、コンテンツの実現を進めていきたいと思います。
ひとまず現状報告とします!
最後までお読みいただきありがとうございました!
2021/10/10 町田