

”500円の力”プロジェクトとは?
IMCCDの理事で、タサエン村へ行く会 代表の 兵頭栄介さんが、2018年に始めた、
「一口ワンコイン 500円をみんなで出し合って、カンボジアに学校を建てるプロジェクト」です。
目標金額は 400万円。現在約250万円の寄付が集まり、残り約150万円となっております。(2021年5月10日現在)すでに、たてヨコメンバーの Kuniko Kondohさん、石川水緒さん等も、イベントにて募金を呼び掛ける等、応援しています♪
兵頭さんと高山良二さんの出会い


みなさんは、高山良二さんを、ご存じですか?愛媛県出身の元自衛官で2003年からカンボジアで地雷処理、また地域おこしならぬ”国づくり”をされている方です。『奇跡体験アンビリバボー』にも出演されました。
(福田真由美さんが「個々の心を平和にする会」で高山さんの思いを広める活動をされています♪)
5年ほど前、高山さんの講演会に参加し、魅了され、IMCCD(国際地雷処理・地域復興の会:代表は高山さん)に、兵頭さんが12万円の寄付(何者?!)をしたことから、始まります。(当時は接点なし)
”そしたら、高山さんからお礼の電話がかかってきて、『カンボジアにおいでよ!』と軽く誘われて・・・。
思わず、「はいっ!!」って言っちゃたんですよね、ハハハ…。”と兵頭さん。
タサエン村へ行く


おいでよ!と誘われた2カ月後のG.W.に、さっそく、カンボジアへ向かいます。(この行動力!!!) 一度も行ったことがないカンボジア、言葉も全くわからない国へ、一人で旅立ちます。
ひとまず、日本→タイへ。『空港の正面のタクシーは、ぼったくられるから、一階に降りて、普通のタクシー拾ってね。運転手にこの電話番号(ゲストハウス)を渡して、電話してもらって、場所を聞いて、送ってもらって。』と高山さんの言われたとおりにする。30分乗車後、ゲストハウス到着。
『AM3:00にスーパーの前にバスが来るから、それに乗って。ケンタッキーの看板の下あたりね』(高山さん、軽ーい調子で(笑)) 指示通り、15分歩いた場所にスーパーを見つけ、看板前で待ちます。
想像してください・・・。
ここは、タイの片田舎。深夜。暗闇の中のスーパー。その他の建物なし。連絡手段なし(スマホはタイに着いてから、ずっと圏外だったらしい)。
ドキドキドキドキ・・・。
そして、バスが来たのは、1時間半遅れのAM4:30。「あってる?これであってるのか?」と不安を抱きつつ、5時間乗車。なんとか、タイ-カンボジアの国境まで着いたっぽい。
国境には、いかつい兵隊さんが検問中。
「なにやら、みんな、紙きれ持って渡してるぞ…。パスポートしか持ってないけど…。まぁ、いいか。」と、兵隊さんにパスポートをみせる、兵頭さん。何か聞かれる。んん?
「GO? or BACK?」
「あぁ、GO GO!!」といって、通り抜けようとする、兵頭さん。
「NO!NO!NO!」突然腕をつかまれて、奥へ連れていかれる!!!
「やべー・・・やべー・・・なんか、捕まった・・・」
「(よし、いちかばちか!!) タカヤーマ!!GO!GO!」
兵隊さんの動きが止まる。『あぁ、あいつか。あいつの関係者か・・・』みたいな顔をする兵隊さん。その時、カンボジア側の国境に高山さんの姿が!!!で、結局、その紙切れとは、お察しのとおり、VISAですね(笑)。
なけりゃぁ、入れません。その後、奥の部屋で、VISAを書いていたら、兵隊さんが「あぁ、もう、とろくさいな!!」みたいなことを口走りながら、代わりに書いてくれたとかなんとか・・・。
タサエン村に到着後、地雷現場を見学し、宿舎に泊まり、子どもたちが学ぶ学校へ行き、子どもたちと交流。
高山さんの命を懸けた取り組みや、平和な日本での暮らしとのギャップを肌で感じ、また美しい目をしたカンボジアの子どもたちの笑顔に触れた兵頭さん。 世界に誇れる愛媛県人高山さんを、そしてカンボジアをもっと知ってほしい。愛媛とカンボジアをつなぐ活動をしたい。何か自分にできることはないかと、考えます。
二度目のタサエン村
その翌年、知人から『高校1年生の息子が海外に興味があって、ベトナムの大学に留学を考えているらしいから、同行してやってくれないか?』と頼まれます。
「いいですよ!!って言っちゃったんですよねー(笑)。空港で初対面の少年と二人で、今度はベトナムに行って、ついでにカンボジアをまわってきました!」(空港で初対面!!人が良すぎ!!)
このとき、「タサエン村に日本人を連れていくツアーを開催したい。そのためには、まず、タサエン村に興味を持ってもらうこと・・・。そうだ!!みんなで学校を建てよう!自分たちが作った学校なら、見に来てくれるんではないか!!よし!!会の発足だ!会の命名は高山さんに!!」という、プランができていたそう。
そして、タサエン村に到着。
高山さん、命名してください!!
『うん。【タサエン村へ行く会】だね』(そのまんまですね、高山さん・・・(笑))
というわけで、【タサエン村へ行く会】が発足し、【500円の力】が現在進行中です。
※タサエン村へ行く会とは
カンボジアで地雷処理をされている高山さんの拠点であるタサエン村の宿舎へ案内し、地雷処理現場やカンボジア国を通じて学びと国際交流のきっかけ作りをサポートしていく団体です。
一口500円にした理由

500円×8000人=400万円 日本人8000人のみんなの力でカンボジアに学校が建つなんてステキですよね。
500円だと、子どもからお年寄りまで、誰でも自発的に参加できる、という考えから、この金額設定にしたのだとか。実際に、1カ月のお小遣いが500円の学校大好きな小学生が、「カンボジアには学校がないの?かわいそう。だったら、私のお小遣いを寄付する!」と言って寄付してくれた子がいたそう。ステキなエピソードですね♪
兵頭さんってどんな人?
歴史・ゴルフ・海外旅行をこよなく愛する、兵頭さんは、普段はお米屋さんを営んでおられます。(教科書にのってないような歴史上人物の話を、楽しく聞かせていただきました♪カンボジアの独立に関わったのは、日本人だとか!みなさん知っていました?)気さくで、物腰の柔らかい、控えめな印象の兵頭さんですが、実は、もう一つのお顔が!!
実は・・・『あしながおじさん』なんです!!
毎月1万円ずつ貯蓄をし、1年たったらその貯蓄した12万円を、その時、「いいな!」と思う団体に寄付するという活動を10年近く続けておられるのです。
「お恥ずかしながら、コンビニの募金箱にお釣りを入れたことさえなかったんです…。ある時、知人が、給料の一割を毎月貯金して、それを寄付していることを知って…。1割は難しくても、1万円なら出来るじゃないかと思って、始めたんです。これを始めてから、お金への執着がなくなった気がします。」
この活動をする前は、Make-A-Wishという団体等にも寄付されていたそう。 うん。かっこいい!!私も、月1000円から始めてみようと、決めました!!(0が一つ少ないな・・・)
400万円集まったら


400万円の内訳。300万円が学校の建築、100万円が地雷処理に利用されます。
学校は、日本語学校ではなく、地元の子どもたちが学ぶ学校。すでに十数校、建てた経験のある高山さんに委任し、信頼のある建築業者に建ててもらいます。 そして、維持管理について。日本人が海外に学校を建築しても、建てっぱなしですぐに廃校になることも多々あるそうですが、それを防止するべく、現地で信頼のおける自治体のトップの方と、書面をもって血判しているとのこと。学校はあくまで、現地の方が先生をし、維持管理をするということ。職業斡旋も兼ね、また日本人に頼りすぎず、自分事として、向上していくということですね。
そして、建築した学校には、寄付をしたみなさんの名前が刻まれるそう!!! その名前を見に、タサエン村に行きたいですよね♪♪♪
寄付の方法
①ゆうちょ 店番618 普通 口座番号2448202
口座名義 タサエンムラヘイクカイ
代表者 兵頭 栄介
②愛媛銀行 マサキ支店 口座番号 7177603
名義 タサエンムラヘイクカイ
代表者 兵頭 栄介
振込時に、氏名を明記してください。もしくは、兵頭さんまで、漢字表記のお名前をお願いします。ローマ字ではなく、名前を漢字で刻みたいんですって!!
ゆうちょからゆうちょ、ひめぎんからひめぎん、キャッシュカードから振り込むと手数料もかからないので、ATMに御用の際は、今日のおやつを我慢して、「500円寄付」お願い致します!!
たてヨコ愛媛応援プロジェクトとは
”愛媛でこんな団体がいるよ!こんなプロジェクトを頑張ってるよ!”という方々を、応援するプロジェクトです。
- 寄付(金銭的支援)
- 金銭以外の支援(アイデア、相談、人脈、スキル譲渡)
- 広報
など、たてヨコ愛媛の強みである、異業種・多業種との連携により生まれる相乗効果、アイデア・相談、WEB環境の向上、マスコミによる広報効果などなど、みなさんができる範囲で、できることを支援していくものです!!団体のHPのシェアや、みなさんの言葉で近くの方に伝えるだけでも、効果は絶大です!!
よろしくお願い致します!!
身近に、または自分が「こんなプロジェクトやっているよ!応援してほしいな!」という方がおられましたら、「たてヨコ応援プロジェクト」事務局(稲見・テイト・山田・町田)まで♪
私、ISSYも微力ながら、取材・投稿のお手伝いさせていただきます♪