Column

たてヨコラム

たてヨコメンバーによるフリーテーマのコラム

エッセイグルメ&テイクアウト

なぜ、愛媛の食は甘いのか?

こんにちは!松山市議会議員の松波ゆう大です

2018年から地元の愛媛県松山市で市議会議員として活動させていただいております

愛媛に戻ってきてはや10年。たくさんの人に愛媛の良さ・楽しさを知ってもらいたい!その思いから、いろんなイベントの企画、PRなどをやってきました。本来なら、これからのアップデートすべき地方行政の話や、行政のデジタルトランスフォーメーションの未来の事などお話すべきなのかと思いますが

ここは、たてヨコ愛媛

他の誰でもない自分らしさを出せる内容をみんなと共有したいと思います。

今回は、いまだに解けぬ謎である

愛媛の食はなぜ「甘い」のか?について

戦後、日本は物資が乏しく「甘いものは貴重品であった」というのは有名な話です

この頃から日本人の中に、「甘いモノ」はいい物であるという考えが潜在的に生まれ、甘いモノ=高級品=いいモノという考えの基礎ができたのではないかと

果物などはより甘い方がいいモノだ!という考えが根強く、甘さ合戦は止まるところを知りません。

そんな?影響を受けてか受けずかは不明ですが

愛媛をおすすめするのに、この甘い「食」を無視することは出来ません。

今日は、グルメ松波、略してグル波として愛媛3大甘い食を紹介します

①甘いスパゲッティの誘惑

画像から、香りが伝えれないのが悔しい。

松山市駅前、商店街の中にある名店 でゅえっと

なんの変哲もないミートソーススパゲッティ。間違えてはいけませんパスタではなく、スパゲッティです。乾麺から茹でられた麺自体もミートソースの油を纏い、甘辛く煮詰められたソースが上に載っているお手本のような見た目のミートソース

一口食べたら、わかります。

例えるならば、これはでゅえっとという名の登山

登り始めは甘い、時に辛い、しかし、不快感は全くなく

たまに飲む水がこんなに美味いのかと感動すら覚えます

しかし登山と同じく、だんだんと体力は削ぎ取られ、食べても食べても山頂はまだ先に、、、そうです、量がひくほど多いんです、、(笑)

しかし全ての山を登り終え、お店からでた数日後あなたは言うでしょう

また、でゅえっとに行きたいと(笑)

経験者はレギュラーの洗礼を浴びる事をオススメしますが

初心者は、迷わず(小)を頼んでください()

②甘いラーメン それは未知との遭遇

未知との遭遇、恐るるなかれ

花園町通りから少し横道に曲がったところに赤い提灯がきらり。おでんを中心とした居酒屋さんの瓢太です。

日本には、星の数ほどのラーメンがありますがここのこの味を食べるとみんないいます

「食べたことの無い味」

白濁したようなスープは見た目に反して飲み口はあっさりしているのですが、口の中にの強烈に感じる甘み。チャーシューは甘さの極みです、出汁の中で程よく溶かしてから食べないと、あれ、俺は今何を食べてるんだっけ?となるので注意してください

その頃には、メンマ食べても、ネギを食べても甘く感じてるはず(笑)

細めの麺をチュルッとすすり、粉コショーをかけた甘い出汁を飲む、たまにチャーシューを頬張り、また麺に戻る

さながら永久機関の完成。

この店ではおでん、単品を頼んでお酒を飲みながら、腹6分目くらいで中華そばで終わるのが最高の注文の仕方です

③甘い焼肉、、、肉が甘いのではない、、

焼肉の深淵を見た

焼肉が甘い?僕らは何を言ってるんでしょうか

もちろん、美味しいお肉の脂身には甘みを感じさせる成分があるので塩をかけると甘みが増すと言うのはよく知られています(スイカに塩もありますね)

ただ、立花にある富久重ホルモンのこれは違います。全ての部位が丁寧にカットされ、丁寧に用意されたそれぞれの具材を別格に甘い和えだれにすべて混ぜるんです

丁寧に下準備をしたバラバラの部位たちが集まる姿を見てると

「みんな違ってみんな良い」

そう、学校の先生に言われながら、校則を守れ!と怒鳴られた義務教育時代を思い出します(笑)

あとは野となれ山となれ。焼くしか道はありません。迷わず焼いてください

甘いタレに絡まってるはずの肉をしょうゆベースのタレに付けて食べる

これは足し算の美学

甘じょっぱい砂糖しょうゆ肉を白ご飯が母のように包み込んでくれますですが、ご飯も甘みがあるんです(笑)

甘さの過剰摂取(オーバードーズ)用法要領を守って食べてください

話は強引に終わりへ、世の中だいたい急に物事は進みます。

振り返って、「なぜ、愛媛の食は甘いのか」?この謎には諸説ありgoogleで検索すると主にこの二つが濃厚だと書かれている

  • 関西の出汁文化と九州のしょうゆの影響を受けている
  • 愛情表現

より2つめに親近感を覚える。この際ルーツはもういい、甘さ=愛なのだ

この「食」というキーワードは、これからの地方を掘り下げる中で自分は絶対に外してはならない

なんなら「超ローカル」+「食」という特異点を求めていけば

甘い+美味い!が愛媛の新解釈ソウルフードになり、未来へ残る、愛媛に行きたい!という思いに繋がるのではないか?

愛媛が誇る温泉は老人から子供まで、はいった人がみんな「気持ちよかったー」といってしまう、最古にして最高のエンターテイメントだ!

本質である「気持ちいい。美味しい。楽しい、甘い(笑)!」というような身体に訴えかける強さがこれからの愛媛には重要だ!

最後まで読んでくださりありがとうございます

松波

ABOUT ME
松波 雄大
1983年愛媛県松山市生まれ 2014年から2018年までの道後オンセナートの地元統括として地域とアートを結び観光へ繋げる事業を行政と共に行う 2018年に松山を"もっと"面白く!を掲げ松山市議会議員選挙へ出馬。無所属新人では1位で当選。 現在は、松山を中心に、地方を面白く!するために奮闘中
PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com